- 2014-5-11
辻仁成さんの監督・脚本で、恋人とその妹との関係に揺れる劇作家が、真実の愛を探求する姿を描いた映画『醒めながら見る夢』が、5月17日より公開! 2011年に上演された同名の音楽劇に続き、映画版にも出演する村井良大さんに直撃Part.2!テーマは……
■人を縛るのは……意外と楽しかったです(苦笑)
――撮影は昨年の夏に京都で行われたと聞きました。撮影期間中は、東京と京都を往復ですか? それとも京都に泊まって集中して撮影だったんですか?
村井 5日間ぐらい泊まって、あとは何回か通いながら撮影をしました。
――ちょうど、祇園祭の時期を挟んでの撮影をされたそうですが、見に行けました?
村井 観光地っぽいところで撮影をしていなかったので、遭遇することはなかったですね。”由緒正しき昔ながらの京都”みたいな場所で撮影をしたので、すごく静かに淡々と撮影をしていました。
――撮影中の印象的なシーンや、「京都っぽいな」と思った場所などはありますか?
村井 印象的だったのは、石橋杏奈さんが演じる陽菜(ひな)を文哉が追いかけまわすシーン。あのシーンは本当に京都らしい路地で撮影をしたんですけど、ちょっと雨が降った後の濡れた地面がすごいキレイだったんです。歩いているだけで風情を感じるというか……そんなステキな風景の中を、ひたすら女の子を追っかけまわす、ストーカーみたいな役だったんですが(苦笑)。
――歩き方とか、前のめりで危機迫るものがありましたよね(笑)。
村井 歩き回って、追っかけまわして……あそこのシーンは印象的でしたし、やっているうちにだんだん楽しくなってきましたね(笑)。
――昨年の夏は猛暑、酷暑と言われるほどの暑さでした。なかでも”京都の夏=めちゃめちゃ暑い”イメージですが、どうでしたか?
村井 僕は家の中のシーンが多かったんですけど、たまに外の撮影があると日差しが強烈でしたね! 昔ながらの家をお借りしての撮影だったので、待機部屋以外はクーラーが無くて、扇風機を何台も置いて撮影をしていました。
――扇風機の風も、熱風ですよね?
村井 熱風でしたね。熱かったけど、「京都の夏はヤバイよ!」と聞いていたほどではなかったかな? 多分、文哉の感情を抑えた役作りで、少しだけ冷静な気持ちになれたのが良かったのかもしれないです。それでも、かなり汗をかきましたね(笑)。
――作品の中で緊縛シーンにも挑戦していますが、たくさん練習されたんですか?
村井 多少は練習した程度です。文哉はそんなに人を縛っていないという設定なので(笑)。それよりも、片付けるために縄を縛ってまとめる練習をたくさんしました。
――人を縛る経験って、普通に生活する中ではなかなか経験できないことだと思いますが、やってみてどうでしたか?
村井 なんて言うか……意外と楽しかったです(苦笑)。終わった今となっては、もうちょっとちゃんと縛りたかったなぁって思いますね。
――逆に縛られてみたい願望は?
村井 いや~、それは思わないな(笑)。
――もしかしたら新しい自分が見えてくるかもしれないですよ?(笑)
村井 ”心の形”が見えるかもしれないですね(笑)。
※Part.3へ続く
取材・文/近藤明子
スタイリング/吉田ナオキ
ヘアメイク/HAMA
☆Information
『醒めながら見る夢』
5月17日(土)、新宿武蔵館ほかにて全国順次ロードショー!
監督・脚本:辻仁成
主題歌:堂珍嘉邦
出演:堂珍嘉邦、高梨臨、石橋杏奈、村井良大/松岡充/高橋ひとみ
制作・配給:キノフィルムズ
■東京舞台挨拶
2014年5月17日(土)
1回目10:30の回 上映終了後
2回目13:20の回 上映開始前
会場 新宿武蔵野館1(両回とも)
登壇者 堂珍嘉邦、高梨臨、石橋杏奈、村井良大(敬称略/予定)
■名古屋舞台挨拶
2014年5月24日(土)
開場10:00 開演10:30(上映後12:20~舞台挨拶)
会場 センチュリーシネマ センチュリー1
登壇者 堂珍嘉邦(予定)
■大阪舞台挨拶
2014年5月25日(日)
1回目 12:05の回 上映終了後(開場11:50)
2回目 14:30の回 上映開始前(開場14:15)
会場 テアトル梅田 シアター1(両回とも)
登壇者 堂珍嘉邦、村井良大(敬称略/予定)
■京都舞台挨拶
2014年5月25日(日)
会場 京都シネマ
登壇者 堂珍嘉邦、村井良大(敬称略/予定)
※京都舞台挨拶の時間やチケットの発売方法に関する詳細は、5/10(土)に公式サイトにて発表予定です。
《公式サイト》
http://sameyume-movie.com/
※監督名「辻」のシンニョウは点1つ
(C)2014「醒めながら見る夢」製作委員会