「きみのためなら死ねる!」6/16(土)公開、映画『愛と誠』での斎藤工の怪演ぶりが話題。

  • 2012-6-14

『愛と誠』は、『巨人の星』や『あしたのジョー』などを生み出したマンガ原作者・梶原一騎の、70年代に一世を風靡した大ヒット純愛マンガ。1974年に西城秀樹主演で映画化され、その後も映画化やドラマ化が繰り返された名作。21世紀のいま、奇才・三池崇史監督の手により、ミュージカル風な純愛エンタテイメントとして蘇った。

妻夫木聡(右)と武井咲

6/16(土)に全国公開される『愛と誠』は、主演が妻夫木聡と武井咲。「天使が悪魔に恋をした―」のキャッチフレーズ通り、妻夫木演じる超不良・大河誠と、武井演じる正真正銘のお嬢様・早乙女愛の“運命の恋”が、針の振りきった演出で描かれている。

岩清水弘役の斎藤工

“超不良と正真正銘のお嬢様”ぶりや、突如として昭和歌謡曲を歌いだす演出も話題だが、共演者の弾けぶりはそれ以上。48歳にして高校生役、学ラン姿の伊原剛志の大暴れぶりも度肝を抜かれるが、「君のためなら死ねる!」と叫ぶメガネ優等生・岩清水弘役の斎藤工の怪演ぶりが、ネット界隈を中心に話題になっている。

もともと岩清水弘は、連載当時の70年代から『愛と誠』のなかでも屈指の人気のキャラ。早乙女愛を盲目的に愛し抜き、「きみのためなら死ねる!」の口癖は、当時の流行語にもなった。そのクセありまくりのメガネ優等生を演じるのは斎藤工。


2009年9月に初主演ドラマ『クロヒョウ』でカリスマ的な地下格闘ファイターを演じたかと思えば、2011年1月の主演ドラマ『最上の命医』では子供たちの命を一心に守ろうとする天才小児科医を、大河ドラマ『江」』では美形ぶりで知られる京極高次役を、ドラマ『QP』では血も涙もない非情のヤクザ・我妻涼を演じ、その変幻自在ぶりが注目を集めていた。

本作の岩清水弘役を、『十三人の刺客』や『逆転裁判』で斎藤を見続けてきた三池監督は、「斎藤工自身のなかで、最高の芝居」と絶賛。斎藤自身も、「役者人生のなかで、演じていて違和感が一番なかったかもしれない」と、そのハマり具合を実感している模様。試写を観た感想では、斎藤のファンであっても「岩清水のキモさがハンパない」という評価が最も多いが、「過剰なまでの純粋さは、斎藤工に通じる!」とファンの間でも論争を呼んでいる。

斎藤は7月クールのドラマ『ボーイズ・オン・ザ・ラン』に主演の丸山隆平(関ジャニ∞)のライバル・青山貴博役で、来年の大河ドラマ『八重の桜』に出演が決定。『愛と誠』公開後は、“岩清水弘役の斎藤工”として、さらなるブレイクを果たしているかも知れない。

☆Information

映画『愛と誠』
6/16(土)~全国ロードショー
監督:三池崇史
出演:妻夫木聡 武井咲 / 斎藤工 大野いと 安藤サクラ 前田健 加藤清史郎 一青窈(特別出演) / 余貴美子 伊原剛志 市村正親
原作:梶原一騎・ながやす巧『愛と誠』(講談社プラチナコミックス)
音楽:小林武史
脚本:宅間孝行
振付:パパイヤ鈴木

公式サイト
http://aiandmakoto.jp/

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