和田優希(Jr.SP/ジャニーズJr.)が主演、鈴木大河(IMPACTors/ジャニーズJr.)が共演の舞台『アナザー・カントリー』が開幕!囲み会見コメント&多和田任益らも出演のゲネプロ舞台写真UP

  • 2022-6-24

和田優希さん(Jr.SP/ジャニーズJr.)が主演を務め、鈴木大河さん(IMPACTors/ジャニーズJr.)が共演する舞台『アナザー・カントリー』が2022年6月24日に東京・よみうり大手町ホールにて公演開幕を迎えました。
ほか共演に多和田任益さんらが出演する今作より、開幕直前に行われた公開ゲネプロでの舞台写真とともに、和田さん、鈴木さんらが意気込みを語った囲み取材でのコメントをお届けいたします。

舞台『アナザー・カントリー』が開幕、ゲネプロ舞台写真&囲み取材コメントUP!

舞台『アナザー・カントリー』が開幕、ゲネプロ舞台写真&囲み取材コメントUP!

本作『アナザー・カントリー』は、劇作家ジュリアン・ミッチェルによって書かれた戯曲として、1981年にロンドン、ウエストエンドのグリニッジ・シアターで初演されロングラン。同性愛に偏見が強かった当時、そのタブーに鋭く斬り込んだ本作は大きな衝撃と感動を巻き起こし、翌年のウエストエンド劇場協会賞(現ローレンス・オリヴィエ賞)にて最優秀演劇賞を受賞。また舞台では、主役ガイ・ベネットを本作が初舞台のルパート・エヴェレットとコリン・ファース、そしてトミー・ジャッド役をまだ駆け出しだったケネス・ブラナー、ダニエル・デイ=ルイスと、のちに英米演劇界を支える名優となった面々が演じたことで、スターへの登竜門的作品にもなりました。

そして1984年にはマレク・カニエフスカ監督により映画化され、日本でも英国美少年ブームの先駆けとして、今なお絶大な支持を獲得。さらに2013年にはBBCのラジオドラマとしても放送され、トミー・ジャッド役をトム・ヒドルストン(映画『マイティ・ソー』ロキ役)が演じたことでも有名です。

その物語では、1930年代のイギリス、未来のエリートを養成すべく、上流階級の子息が学ぶパブリックスクールを舞台に、伝統と規律を重んじる男子だけの寄宿生活の中、少年たちのロマンス、抵抗と葛藤、そして挫折……といった姿がみずみずしく描かれており、思春期ならではのまっすぐな熱情と思考、権力闘争、階級社会への疑問、資本主義と共産主義の対立など、様々なテーマも内包。本当の居場所を求める彼らの姿が、自分らしく生きることを問いかけます。

この伝説の名作に、日本のカンパニーが挑む本公演で上演台本・演出を務めるのは、これまでも数多くの海外戯曲を手掛け、繊細な心理描写で知られる鈴木勝秀氏。
そしてキャストには、自由を求める同性愛者ガイ・ベネット役に、和田優希さん(Jr.SP/ジャニーズJr.)、ガイの盟友で共産主義に傾倒するトミー・ジャッド役に鈴木大河さん (IMPACTors/ジャニーズJr.)が登場!
その他、多和田任益さん、嘉島 陸さん、山時聡真さん、岡田翔大郎さん、中山咲月さん、近藤 廉さん、浦上晟周さん、おかやまはじめさんが出演し、ホルスト作曲『木星』が流れる中、ドキュメンタリーのような世界が舞台上で繰り広げられます。

【舞台写真】
hiraoka_220624_011

hiraoka_220624_009

hiraoka_220624_001

hiraoka_220624_003

hiraoka_220624_004

hiraoka_220624_005

hiraoka_220624_007

hiraoka_220624_008

hiraoka_220624_010

hiraoka_220624_012

【キャスト/配役】
ガイ・ベネット役 和田優希(Jr. SP/ジャニーズJr.)
トミー・ジャッド役 鈴木大河(IMPACTors/ジャニーズJr.)
ジム・メンジース役 多和田任益
デラヘイ役 嘉島 陸
ウォートン役 山時聡真
バークレイ役 岡田翔大郎
ファウラー役 中山咲月
ドナルド・デヴェニッシュ役 近藤 廉
サンダーソン役 浦上晟周
ヴォーン・カニンガム役 おかやまはじめ

【STORY】
1930年代、イギリス。将来のエリートを育成することを目的とした良家の子息のみが集う名門パブリックスクール《ガスコイン・ハウス》で、ガイ・ベネットは親友のトミー・ジャッドと共に伝統と規律を重んじる堅苦しい寄宿制の寮生活を送っていた。
ある日、学内で寮生の一人の遺体が発見される。彼は禁忌とされている同性愛の現場を寮監の教師に見つかってしまったことを苦に自殺を図ったのだった。
寮長・バークレイは自らの力不足を思い悩み、 次期寮長候補のメンジース、 選ばれし特権階級生<トゥエンティトゥー>のメンバー・デラヘイたちは事件を収束させるべく動く。
事件を機に寮生たちが様々な思いをめぐらせていく中、 ベネットは監督生たちからさらなる反感を買う出来事を起こしてしまう―。

公開ゲネプロの直後に行われた囲み取材では、上演台本・演出を手掛ける鈴木勝秀氏とともに、キャストから和田優希さん、鈴木大河さん、おかやまはじめさんが登場しました。

(左から)おかやまはじめさん、鈴木大河さん、和田優希さん、鈴木勝秀氏

(左から)おかやまはじめさん、鈴木大河さん、和田優希さん、鈴木勝秀氏

まずはゲネプロを終えての心境を聞かれると、主演を務める和田さんは「ホッとしています! 稽古中もですが、特にゲネプロまではずっと気を張りっぱなしだったので、一度120%でやってみるという経験ができて、無事にひとつ終えられたな、と!」と笑顔でコメント。
そして和田さんとともに、今作がジャニーズ外部の舞台には初出演となる鈴木大河さんも、「セットもシンプルで、小道具も本しかなく、衣装もほぼ変わらなく。ストレートプレイも初めてだったのでどうなるのかと思っていたんですが、今回は同年代のキャストが多いので、お互いにすごく話し合いながら、『このシーンはどうか』というのを重ねて今日までやってきました。そんな同年代の俳優さんたちのおかげで、やってこられたなと思っています」と、周囲からもいい刺激を受けてきたと語ります。

ガイ・ベネット役の和田優希さん(Jr. SP/ジャニーズJr.)

ガイ・ベネット役の和田優希さん(Jr. SP/ジャニーズJr.)

トミー・ジャッド役の鈴木大河さん(IMPACTors/ジャニーズJr.)

トミー・ジャッド役の鈴木大河さん(IMPACTors/ジャニーズJr.)

そんな若いキャストたちを支えるベテランのおかやまさんは、自身の役柄について「とにかくしゃべるので、自分のスピードに口がついていけるかどうかの真剣勝負でやらせていただいて(笑)」と笑いつつも、「みんなが稽古場で色々と話し合っている姿を見ていて、『あぁ、いい現場だな』と思っていました」と、若者たちの奮闘ぶりを見守っていたとのこと。

そして演出の鈴木勝秀氏は、舞台セットや小道具などを最小限にした狙いを聞かれると、「ただ一点、キャストをさらけ出すこと。『アナザー・カントリー』は優れた戯曲ですが、それ以上に、この若者たちの姿しか見るものがない、というところに持っていきたかった。もうとにかく役者を、この若者たちを見てほしい、というのが一番のこだわりです」と回答。
難しい作品ながら、セットという逃げ場のない環境での挑戦となった和田さん、鈴木大河さんに向けても「そういう点では、僕は甘やかさないです(笑)。逃げられないようにして、とにかく顔をあげて、前を向いて、全部を見せるしかない。でも本当に、二人だけではなく全員がさらけ出してくれましたので、ぜひ楽しみにしていただけたら」と期待を託します。

続いて役作りで苦労した点を聞かれると、鈴木大河さんは「僕が演じるジャッドは共産主義者で、難しい単語が多くて。自分でも初めて口にする言葉ばかりで言い回しも難しかったんですけど、普段の生活でもちょっと回りくどい言い方になっちゃうくらい練習しました(笑)。(少し理屈っぽい役柄だと言われて)僕も元々理屈っぽいところがあるんですけど、さらに拍車がかかっちゃって……(笑)」と、稽古期間を振り返りつつコメント。

また和田さんも、「ベネットは本当に明るくて、ひたすらに自分のやりたいことを、うまいことすり抜けながらやってきた、みたいな面があるんですけど……若干、僕に似ているところがあって(笑)。やりたいことをやる性格は自分にも似ている部分があるのかな、というやりやすさがある反面、やりたいことをやるにしても、『俺はこれがやりたい!』と外に表すことには、僕はなかなか奥手な面もあったりするので、どちらかというと『ベネットになりたいな』という、憧れの部分としてやらせていただきました」と回答。
さらに「もう、ひたすら楽しもうと思って。『ベネットだったら、これは全力で楽しむよな』と考えて、自分だったらというより、このキャラだったらどうするかと考えています」と、天真爛漫な姿を楽しく演じていると語ります。

そんな二人の姿に、おかやまさんも「二人が(外部では)初舞台だなんて、もう忘れていました。特に支えたりすることもなく、みんなが全力でやってくれました」と太鼓判を押す一方、鈴木勝秀氏は「主役と準主役という役割ですから、『二人が全力でやってくれないと、後ろがついてこないよ』とは伝えました。変にウケを狙う必要はなくて、与えられた役、セリフを全力でやるという一点で、豪速球を投げるだけで、変化球はいらないと。そして実際に豪速球しか投げられないけど(笑)、いいと思います」と、その真っ直ぐさを評価。

この言葉に、和田さんは「全くもって、その通りでございます(笑)」と頷きつつ、「僕ら自身、がっつりお芝居をするという経験が少なくて、ちょっとここでテクニックを効かせたり、抑揚をつけよう、という引き出しもなかったので、本当にスズカツさん(鈴木勝秀氏)も仰っていた通り、ひたすら全力のストレートを投げるだけで。それがやりやすかった、と言えばやりやすかったです」とコメント。
一方で、鈴木大河さんは「僕は逆に、最初はスズカツさんの攻め方に……初めてのストレートプレイでどうしたらいいんだろうという中で、演出家の方から『こうした方がいいよ』と言ってくれる現場を想像していて。周りのメンバーからも『(他の演出家からは)こういう風に言われた』と聞いていたんですが、本当に何にも言われなくて! 和田と一緒に帰りながら、『何も言われなかったね』って話したりしたくらいで、最初はとまどいもあったんですけど……(笑)」と素直な気持ちを明かしつつ、「自由にやらせていただける環境は、あとから考えたらやりやすい環境だったなと思います」と、やはり笑顔を見せてくれました。

ほか記者からは、同世代のキャストが多いカンパニーのチームワークについても質問が。
すると和田さんが「パンフレット内でキャストが座談会をしているんですが、その座談会をやったのが、稽古が始まって2、3日目のことで……。まだ会って3日目くらいで、『カンパニーをどう思いますか?』と話すことになったので、みんな『どうしよう』みたいな雰囲気でした(笑)」と暴露、鈴木大河さんも「輪になって話そうとしてみたけど、何の話題もないんですよ(笑)。初めて打ち解けたのが、その座談会くらいで……最初は強引にみんなと話そうする、謎の会がありました(笑)」と続けます。

しかしそんなキャストも次第に打ち解けたそうで、和田さんはその中でも「本当に、多和田(任益)くんがひたすら兄貴で! お名前も、『僕(和田)より多い和田』、とご自分でも言っていたりとひたすら話しかけてくれて、もう何もしなくても突然ボケはじめたりして、まだツッコめるくらいの距離感じゃないのに、っていう距離の詰め方をしてくださって(笑)。すごく話しやすくて、特に助けてもらいました」と、多和田さんに向けて感謝のコメント。
またパンフレットには全キャストの座談会が掲載されているとのことで、和田さんは「顔合わせをして3日目だな~、っていう距離感を感じながら楽しんで下さい(笑)」とPRもしてくれました。

そんな和やかな雰囲気で行われた取材会の最後には、キャストを代表して和田さんが「この『アナザー・カントリー』は舞台や映画と色んな形で描かれてきました。その日本版として、これまで海外の俳優さん方が作ってきた看板を汚さないよう、全力で務めて参りたいと思います! (外部)舞台が初だとか、主演が初だとかは、もう始まってしまうと言っていられませんので、最後まで全力でやりきりたいなと思っています。ぜひ、楽しんでいただけたら!」と挨拶し、公演への意気込みを伝えました。

舞台『アナザー・カントリー』は、東京公演が2022年6月24日~7月3日までよみうり大手町ホールにて上演中、続いて大阪公演が7月7日~7月10日までCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて、福岡公演が7月12日~7月13日までキャナルシティ劇場にて上演されます。
ほか公演に関する詳細は、下記のInformationから公式サイトをご確認ください。

■多和田任益 出演動画はアプリで好評配信中↓■

☆Information

<公演概要>
■舞台『アナザー・カントリー』

作:ジュリアン・ミッチェル
訳:北丸雄二
上演台本・演出:鈴木勝秀

キャスト:
和田優希(Jr. SP/ジャニーズJr.)鈴木大河(IMPACTors/ジャニーズJr.)/
多和田任益 嘉島陸 山時聡真 岡田翔大郎 中山咲月 近藤廉 浦上晟周/おかやまはじめ

<公演日程>
■東京公演
2022年6月24日(金)~7月3日(日)
会場:よみうり大手町ホール/15公演

■大阪公演
2022年7月7日(木)~7月10日(日)
会場:COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール/6公演

■福岡公演
2022年7月12日(火)~7月13日(水)
会場:キャナルシティ劇場/2公演

チケット:9,500円(全席指定・税込)
お問い合わせ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337 (平日12:00~15:00)

≪公式サイト≫
https://another-country.com
≪公式Twitter≫
https://twitter.com/ACountry_stage/ (@ACountry_stage)

関連Movie

    • 2020-10-15

    スマボコメディ「探偵がうつる」

    □スマボオリジナルコメディ 『探偵がうつる』(全5話) 日本を代表する富豪・芥神グループ総帥の、重大な秘密が盗まれた。 クールでハードボイルドな探偵が、瞬く間に容疑者を4人の男たちに絞った。富豪の家…
    詳細を見る
    • 2019-3-6

    スマボコメディ「熱闘!妄想部」

    『熱闘!妄想部』(全5話) 『秋の全国高校選抜妄想大会』のベスト4に”ラッキー”だけで勝ち残った樋口。 対戦相手は、前チャンピオンのどさんこファンタジスタ秋本、 四国のトリックスター菅野、妄想超特急長谷川と…
    詳細を見る

関連記事

前の記事
次の記事

@sumabojp

ページ上部へ戻る