【SPインタビュー】松島庄汰「今まで見たことがない『ロミジュリ』の世界が広がっています」浪花節シェイクスピア「富美男と夕莉子」、5/4より東京・大阪で上演!牧秀宝役で出演

  • 2022-4-22

浪花節シェイクスピア「富美男と夕莉子」が、5月4日〜17日まで東京・紀伊國屋ホール、5月29日/30日に大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演されます。

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松島庄汰さん

本作は昭和の大阪を舞台にした『ロミオとジュリエット』で、大阪弁満載で人情味溢れる物語になっています。浜中文一さんと桜井日奈子さんのダブル主演、舞台『刀剣乱舞』、舞台「鬼滅の刃」などの末満健一氏が脚本・演出を手掛けます。

【あらすじ】
時代は昭和。大阪の架空都市である浪花坂にて。任侠一家の「紋田木家」の息子・富美男と、対立する「九羽平家」の娘・夕莉子が命を落とす。紋田木と九羽平の対立に起因する悲劇であった。彼らの友人たちは、ふたりが交わしていた交換日記から、なぜふたりが死ななければならなかったのかを探っていくこととなる。たった五日間の恋が、果たして本当にふたりの男女を死に至らしめるのだろうか。交換日記を通じた友人たちの回顧は、やがてふたりが出会った夏祭りの夜まで遡っていく。富美男と夕莉子、ふたりが如何にして出会い、愛しあい、死ななければならなかったのかを知るために。

スマートボーイズでは、『仮面ライダードライブ』のブレン役や、映画&ドラマ『明治東京恋伽』、舞台「秘剣つばめ返し」やエン*ゲキ#05「-4D-imetor」などに出演し、本作では牧秀宝まきしゅうほう役の松島庄汰さんのインタビューをお届けします。

【インタビュー】
――まずは本作のオファーが来た時の心境を教えてください。

僕の第一声は「それはなんですか?」でした(笑)。お話をいただいた時点で、まだ台本はなかったのですが、大阪バージョンの『ロミジュリ』、浜中さんと桜井さんのW主演、そして演出家が末満さんと聞いていたので、その時点で面白い作品になるんだろうなと思いました。

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――今回演じられる牧秀宝まきしゅうほうについて教えてください。

ロミジュリは有名な作品なので知っている方も多いと思いますが、『ロミジュリ』に出てくる役名をもじっていて、原作でいうマキューシオを演じます。僕は町内会長の息子役で、浜中さん演じる富美男の兄的存在です。末満さんに聞いたら、この中で1番真面目な役ですが、全員アホでいたいので、柄悪く演じて欲しいと言われました。なので、柄の悪い町内会の息子役を演じます(笑)。

――(笑)! 舞台に向けて役作りや準備したことはありますか?

関西弁で芝居をする機会って滅多にないんですよ。この作品の登場人物は血の気が多く、柄が悪いので、役作りのために映画『パッチギ』や『クローズZERO』を改めて見返しました。特に『パッチギ』の舞台が60年代の京都なので、この作品と設定が似ていて、参考にしました。

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――なるほど! 稽古が1日目(※インタビュー時)とのことですが、稽古場の雰囲気はいかがでしょうか?

台本の読み合わせで、最初の5ページみんな喉を枯らすくらい声を張り上げて、エネルギッシュにやっていたので、本番はあのパワーに圧倒されると思います。ストーリーも序盤から度肝を抜かれますし、末満さんの遊び心も満載なので非常に面白い作品になると思います。

もちろん『ロミジュリ』の要素も入っているので、今まで『ロミジュリ』を見たことがある方は「あのシーンがこうなるの?」って思うような場面もあるかもしれません。初めて見る方も、見たことがある方も楽しめると思います。ただいい意味でこの作品を『ロミジュリ』だと思ってはいけません(笑)。

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――ますます本番の期待が高まります! ここまで関西人が揃う舞台も、珍しいのではないでしょうか?

あんまりないと思いますね。岡山出身の桜井さん以外は関西人が勢揃いしました。なので、稽古の休憩の時に関西弁が飛び交っていて、懐かしい気持ちになります。みなさん関西人でキャラが濃いので、良い意味でうるさい現場になると思います(笑)。近藤(頌利)さんと板倉(チヒロ)さん以外のみなさんは初共演なので、早めに仲良くなれたらいいなと思っています。

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――松島さんはこれまでにシェイクスピア作品を観劇したり、触れる機会はありましたか?

以前、佐藤健くんが出演した『ロミオ&ジュリエット』を観劇しました。あとは、ドラマ「いつかこの雨がやむ日まで(’18)」の小劇団のシーンで『ロミジュリ』のロミオ役を演じたことがあって。実はその作品で板倉(チヒロ)さんとも共演していて。

――すごい偶然ですね。

その作品ぶりに共演するので「またロミジュリですね」って話をしました(笑)。今回は板倉さんと決闘するシーンもあるので、楽しみです。兄貴として、いろいろ教えていただこうかなと思っています。

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――プライベートなこともお伺いしたいのですが、最近ハマっていることはありますか?

週に2-3回ジムに通って筋トレしたり、読書をしています。

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――中でも今鍛えている部位などはありますか?

今は、胸とお腹と背中を鍛えて、ランニングしています。下半身は一切していません。20代はいくら食べても太らなかったのが、30歳を超えて、ちょっとお腹に肉がついてきたので、鍛え出しました。

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――普段から読書はされますか?

今まであまり本を読んでこなかったので、いろんな知識をつけて、語彙力を増やしたいなって思って読み始めました。作品中は台本があるので、なかなか読めないんですが、落ち着いたら今年は小説を50冊読みたいです。

――50冊! ちなみに、読む本はどのように決めているのでしょうか?

本屋に足を運んで、目についたものや、ランキング1位の本を選びます。

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――本作の舞台は大阪ということで、大阪には美味いご飯がたくさんありますが、中でもお好きなものは?

お好み焼きです。子供の頃はよくご飯と一緒に食べていました。そういえば、東京に来てから7-8年ぐらい食べてないです。大阪名物なら、たこ焼きの方が食べる機会は多いです。けど東京のたこ焼きは高いんですよ。子供の頃は近所のお店で10個200円ぐらいだったと思います。

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――めちゃくちゃ安いですね。大阪といえば串カツも有名ですが、串カツ屋で好きな串を7本頼むなら何を選びますか?

1番食べたいのはうずらですね。それからピーマン、ウィンナー、チーズ、アスパラ、しいたけ、ししとうを頼みます。

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――最後に公演を楽しみにしているファンのみなさんへメッセージをお願いします。

今まで見たことがない『ロミジュリ』の世界が広がっていると思いますので、笑いに、裏切られに来て下さると嬉しいです。お待ちしてます。

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【インタビュー了】

浪花節シェイクスピア「富美男と夕莉子」は、5月4日から紀伊國屋ホールにて東京公演、5月29日より梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて大阪公演がそれぞれ上演されます。公演詳細についてはInformationより公式サイトをご確認ください。

☆Information

浪花節シェイクスピア「富美男と夕莉子」
東京公演:2022年5月4日(水・祝)~17日(火) 東京・紀伊國屋ホール
大阪公演:2022年5月29日(日)~30日(月) 大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ

【原案】
ウィリアム・シェイクスピア「ロミオとジュリエット」より

【脚本・演出】
末満健一

【出演】
浜中文一、桜井日奈子、松島庄汰、近藤頌利、板倉チヒロ、幸田尚子、緒方晋、高木稟、明星真由美、オクイシュージ他

【チケット】全席指定 9,800円(税込)
・楽天チケット:http://r-t.jp/tomiyuri2022
※以下東京公演のみ
・キノチケットカウンター:紀伊國屋書店新宿本店5F(店頭販売10:00~18:30)
・キノチケオンライン:https://store.kinokuniya.co.jp/ticket/

《公式サイト》
https://www.mmj-pro.co.jp/tomiyuri2022

《公式Twitter》
@tomiyuri2022

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