あらたな『金閣寺』誕生!柳楽優弥、水橋研二、水田航生が世界のMISHIMAに挑む!

  • 2014-2-26

2014年4月5日から4月19日まで赤坂ACTシアターにて、舞台「金閣寺」が上演されます。

(写真左から)宮本亜門さん、水橋研二さん、柳楽優弥さん、水田航生さん、市川由衣さん

(写真左から)宮本亜門さん、水橋研二さん、柳楽優弥さん、水田航生さん、市川由衣さん

本作は、日本文学の金字塔・三島由紀夫の不朽の名作であり、2011年に宮本亜門が芸術監督を務めるKAAT神奈川芸術劇場の柿落し公演として魂を込めて創作した傑作。現代に通じる若者の苦悩を描きだし、あらゆる世代に共鳴し、 “リンカーンセンター・フェスティバル2011″に正式招待される程に絶大な支持を得たとのこと。

注目の新キャストには、生来の吃音から疎外感に悩まされ育ち、「生とは何か」「美とは何か」と自問する主人公・溝口役に、その眼光鋭く、しかしナイーブなガラス細工のような繊細な演技で独特のオーラを放つ柳楽優弥さん。

下肢に障害を抱えながらも不敵に溝口を挑発する柏木役には、映画・ドラマの中で独特の存在感を醸し出し、常に演じる役で万華鏡のように色を放つ実力派の水橋研二さん。

溝口とは寺の同朋で明るさの裏で自死を選ぶ鶴川役には、度重なるオーディションをくぐり選ばれた水田航生さんが決定致しました!

さらに、溝口の初恋の相手・有為子役とその有為子に存在を重ねるお花の師匠に市川由衣さんが挑みます。

また2月25日に稽古場にて、キャスト・スタッフが勢揃いしての顔合わせが公開され、会見時の写真と主演の柳楽優弥さんと宮本亜門さんのコメントが届きました。

【柳楽優弥コメント】
僕は、「僕の内界と外界との間の扉に鍵があり、うまく開いたためしがない。それどころか、その鍵は、錆び付いてしまっているのだ」という一節に現れる、溝口の心の変化を精一杯演じていきたいと思います。今日は稽古初日ということで、めちゃめちゃ緊張していますので、頑張って乗り切ろうという思いです。
初舞台は「海辺のカフカ」で蜷川幸雄さんの演出だったので、演出家の方は皆、恐いという印象だったのですが、取材時にライターさんたちから亜門さんは優しいと聞いて、優しい演出家の方もいるんだと思いました(笑)。亜門さんを信じて稽古に励んでゆきます。
寺の坊主の役なので、役づくりのために、京都の宝泉寺に修行に行きました。座禅をしたり、太極拳をしたり、すごく緊張しました。
今は一番声のことを意識しています。映画で声が小さいと言われるので(苦笑)。ですので、全力で挑もうと思います!
髪型は、今以上にスッキリします!坊主にします!

【宮本亜門コメント】
今回は、単なる再演ではなく、新しい役者さんもたくさん加わっていますし、自分にしかできない「金閣寺」を一緒に創り上げていきたいと思います。
初演時に比べると、それぞれ役の実年齢に近い方が揃っています。
「金閣寺」は、テーマがとても深く、時期や自分の置かれている立場によって、見方が変わりますので、自分自身を見つめ直す機会となりうる作品だと思います。3年前とは情勢が変わっています。自分という人間は何ぞや、日本とは何ぞやということを、いま一度、感じ取って頂ければと思います。
柳楽さんは非常に面白い役者さんです。溝口を演じるには、溝口に共鳴できるかどうかが重要なんですが、柳楽さんは溝口が好きなんだと聞きました。
「海辺のカフカ」も観て思いましたが、柳楽さんにはそこに”存在”できる力がある。舞台では、その”存在”できる力が大切なんだと思います。

主人公・溝口と二人の友人を通して、それぞれの若者の苦悩を見事に描きだした舞台「金閣寺」。新たなキャストによって作り出されるグレードアップした「金閣寺」にご期待下さい!

☆Infomation

「金閣寺-The Temple of the Golden Pavilion-」
■公演日程:2014年4月5日(土)~4月19日(土)@赤坂ACTシアター
■原作:三島由紀夫
■演出:宮本亜門
■出演:柳楽優弥 水橋研二 水田航生 市川由衣 ほか
■企画・製作:株式会社パルコ
*チケットお求めに関するお問い合わせ=サンライズプロモーション東京 0570-00-3337
*総合お問い合わせ=パルコ 03-3477-5858
《公式サイト》
http://www.parco-play.com

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