中川晃教がメインテーマを歌唱披露!花總まり・佐藤流司・梅田彩佳も名作に挑む意気込みをコメント、『銀河鉄道 999 THE MUSICAL』制作発表会見レポート

  • 2022-2-26

漫画家・松本零士氏による不朽の名作をミュージカル化! 『銀河鉄道 999 THE MUSICAL』が、2022年4月8日~4月18日まで東京・日本青年館ホールにて上演されます。
今作の制作発表会見が2月26日に行われ、主演・星野鉄郎役の中川晃教さんがメインテーマを歌唱披露するとともに、共演キャストの花總まりさん、佐藤流司さん、梅田彩佳さんと公演への意気込みを語りました。

キャスト・スタッフが意気込みを語る、 『銀河鉄道 999 THE MUSICAL』制作発表会見をレポート

キャスト・スタッフが意気込みを語る、
『銀河鉄道 999 THE MUSICAL』制作発表会見をレポート

『銀河鉄道 999』とは、漫画家・松本零士氏が1977~1981年にかけて連載し、テレビアニメ化・劇場アニメ化とアニメブームの原点となったSF漫画・テレビアニメ・アニメ映画の大ヒット作品。
今回のミュージカル化では、演出に小山ゆうな氏、脚本・歌詞には高橋亜子氏、そして音楽監督には劇場版『銀河鉄道 999』の主題歌を始め、「ガンダーラ」「モンキーマジック」と数々の爆発的ヒットで知られるゴダイゴのミッキー吉野氏を迎え、劇場版『銀河鉄道 999』(1979年)をモチーフにオリジナルストーリーを加えて、作品のテーマである「限りある命(人間)・永遠の命(機械の体)」について描きます。

『銀河鉄道 999 THE MUSICAL』メインビジュアル

『銀河鉄道 999 THE MUSICAL』メインビジュアル

16歳の主人公・星野鉄郎役には、これまでに上演された舞台二作品でも同役を演じ、松本零士氏からも絶賛された中川晃教さんが続投して主演!
そして初参加のキャストとして、メーテル役は花總まりさん、機械伯爵役は佐藤流司さん、ガラスのクレア役は梅田彩佳さんが務めるほか、徳永ゆうきさん、藤岡正明さん、矢沢洋子さん、松本梨香さん、北翔海莉さん、三浦涼介さんと、人気と実力を備えた豪華メンバーが集結しました。

【制作発表会見レポート】
公演への期待が高まる中で開催された制作発表会見では、まずは制作陣を代表して、東映アニメーションの清水慎治氏(銀河鉄道 999 THE MUSICAL 実行委員会・委員長)が挨拶へと登壇。

東映アニメーション・清水慎治氏

東映アニメーション・清水慎治氏

清水氏は、本公演のメーテル役としてキャスト発表がされていた神田沙也加さんの急逝に触れ、一度は中止も考えたと明かしつつも、「神田さんの事務所より、沙也加のためにも実現させて欲しいとのお言葉をいただき、元よりスタッフ一同の『999』への想いも強く、再始動いたしました」とコメント。そして改めて、メーテル役に花總まりさんを迎えられたことへの感謝を述べるとともに「今、万感の思いを込めて、『銀河鉄道999 THE MUSICAL』発進いたします」と宣言します。

続くスタッフ陣からの挨拶では、本公演の脚本・作詞を務める高橋亜子氏(スケジュールの都合により欠席)から寄せられたコメントを、司会者が代読して紹介。

■高橋亜子氏 コメント
この度は『銀河鉄道999 THE MUSICAL』の脚本を書かせていただき、大変光栄に思っております。
松本零士先生の原作には、限りある命を生きる人間の悲しさと素晴らしさが存分に描かれています。今回はそこにオリジナルストーリーも加え、鉄郎という一人の少年がメーテルやたくさんの人々と出会い、彼らに勇気を与え、自分も勇気を得て、大きな戦いに挑む姿を描いています。人と人とのつながりを生む力、託された想いを大切に、未来へ繋げていくことができるのだと思います。
現実の世界では、感染症も含め厳しい状況が続いておりますが、未来を信じて立ち向かう鉄郎の姿に、少しでも勇気を感じて頂けたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。
脚本・作詞 高橋亜子

そして演出の小山ゆうな氏は、本公演への意気込みとともに、「中川晃教さんも3回目の鉄郎ということで、色々な側面から作品のことも、役のことも深く理解されていらっしゃいますので、そういった基盤のもとに、楽しいミュージカルが立ち上がるといいなと思っております。今回はミュージカルということですので、錚々たるメンバーの歌に、お芝居に、時にダンスにと、色々な要素で楽しんでいただけると思います」とコメント。

演出・小山ゆうな氏

演出・小山ゆうな氏

さらに小山氏は、原作の松本氏が舞台初演の際に寄せたメッセージから気付きを得たと明かし、「今回の舞台では、アンサンブルメンバー一人一人が演じる役に至るまで、一つ一つの命の光であるという風に捉えて、皆様の個性や魅力が、松本先生の描かれたキャラクターと融合して、最大限に生きるように稽古していきたいです。高橋亜子さんの台本では、より今の時代にあった物語、キャラクターになるように、松本先生が書かれた膨大な量の設定やストーリーから、新しい視点でエピソードやキャラクターを選ばれており、そこにミッキー吉野さんの、作品の時代観、世界観をしっかり感じさせながらも、本当に美しい、そして同時に新しい音楽が流れます。今、旅をすること自体難しい世の中ですけれども、旅、それも宇宙の星々を旅するという体験を、客席の皆様とも共有できるよう、音楽・台本・出演者、そして関わるみんなの総力で臨みたいと思います」と語りました。

小山氏に続いては、音楽監督を務めるミッキー吉野氏が登壇。

音楽監督・ミッキー吉野氏

音楽監督・ミッキー吉野氏

吉野氏は「僕にとって『銀河鉄道999』は、ゴダイゴの最大のヒット曲であり、このコロナ禍の時代でも、この曲に後押しされていたような気がして。ついにはミュージカルの音楽監督として参加できることになって、今回は『銀河鉄道999』の詩にもあるように、『古い夢は置いて 新しくスタートしていこう』というイメージを持って、新しい時代の音楽を作っていきたいと思っております。このために、若手の作曲家3人と僕で『チーム999』を結成して、音楽制作にあたっております」と意気込みを伝えました。

ここでミッキー吉野さんとともに、主演・星野鉄郎役を務める中川晃教さんも歌唱披露のために登壇。

中川さんは、本公演でのメインテーマとなる楽曲『マイ・ディグニティ』について「いよいよ地球を離れ、未来へと旅に出る、その少年の思いが歌われているナンバーです」と紹介し、ミッキー吉野さんの伴奏に合わせて、豊かな歌声を披露しました。

中川歌唱_DSC4965

歌唱_DSC4974

歌唱_DSC4979

会見の後半では、中川さんに加えて、メーテル役の花總まりさん、機械伯爵役の佐藤流司さん、クレア役の梅田彩佳さんと、メインキャスト陣が揃って登場。
中川さんから順に挨拶していく中、鉄郎の敵となる機械伯爵役を演じる佐藤さんは「機械の体ということで、本日は無表情、無感情、無ボケ、無ツッコミ、そういった感じで進行して参りますので、よろしくお願いいたします」と挨拶し、会場を早速クスッと笑わせます。

集合写真2_DSC5191

そして司会者から「ミュージカル化が決まっての気持ちは?」と質問されると、中川さんは「『999』がミュージカルになるんだ、という驚きとともに、世界には様々なミュージカルがある中で、日本オリジナルの作品として『999』がミュージカル化されるのはとてもやりがいがあることですし、なにか運命を感じます」と回答。
さらに中川さんは「ミュージカルってやっぱり楽しいものだし、感動がたくさん詰まっているし。そういうものにワクワクドキドキしながら、楽しみにしてくださっているお客様、ファンの方々が、ミュージカルを共に盛り上げてくださっているなと実感していますので、こういった形で皆さんと一緒に『999』がいよいよミュージカル化になっていくんだなと、喜びでいっぱいな気持ちです」と笑顔を見せます。

好奇心と正義感に溢れる主人公、星野鉄郎役:中川晃教さん

好奇心と正義感に溢れる主人公、星野鉄郎役:中川晃教さん

続いて「本公演へのオファーを聞いての気持ちは?」との質問に、神田さんから役を引き継いだ花總さんは「突然のことで、本当にただただ驚きました。様々な感情が交錯して、とても複雑な気持ちでしたけれども、神田さんがすごく楽しみにしていた役ですし、やることを楽しそうにお話しされていた姿も、今でも目に浮かぶくらいで……本当に彼女の分も、一生懸命にやりたいなと、今はもうただそれだけです」と真摯に語ります。

鉄郎と一緒に旅する謎の美女、メーテル役:花總まりさん

鉄郎と一緒に旅する謎の美女、メーテル役:花總まりさん

そして佐藤さんも、「今回は機械の役で、さらに人間の状態もやらせていただくことになるかと思うんですが、二面性のある、役者冥利に尽きる役をいただけたな、という思いがあります」と答えるとともに、「知らない人は日本にいないんじゃないか、というくらい有名な作品へのオファーをいただきまして、本当に光栄に思っております」と、名作へと挑む心境を語ります。

鉄郎の敵となる、機械伯爵役:佐藤流司さん

鉄郎の敵となる、機械伯爵役:佐藤流司さん

続く梅田さんも、「マネージャーさんから『決まったよ』と電話で聞いたんですけど、あまりにも嬉しくて、携帯を前に置いて正座して『ありがとうございます!』って言ったくらいで。『あの『999』の世界に入れるんですか!』と、すごく興奮したことを覚えています」と、その喜びを振り返りました。

鉄郎に想いを寄せる999号のウェイトレス、ガラスのクレア役:梅田彩佳さん

鉄郎に想いを寄せる999号のウェイトレス、ガラスのクレア役:梅田彩佳さん

その後も質問が続く中、自身が演じる役柄についてはそれぞれ以下のようにコメント。

中川さん「僕、今39歳なんですが、16歳を演じるんです。ちょっと面白いですよね(笑)。
誰もが知っている『999』のキャラクターを演じられるということは、やっぱりとても嬉しくて。僕は星野鉄郎という役をいただいたんですが、よく考えると16歳で……。鉄郎は、劇場版ではちょっとイケメンに描かれているんですって。そしてアニメ版は、ちょっとコロッとした、愛嬌のある表情で。この両方を、どうやって僕の中に共存させようかと最初は考えていたんですが、だんだん鉄郎の真面目なところ、実直な部分とかには、どこか僕の周りにいる人たちを思い浮かべたんですね。
そうすると、学生時代にこういうタイプの子っていたなとか、もしかしたら自分にもこういう一面があるのかも、と気付かされるようなところもあって。ただ星野鉄郎は、ほかの誰でもない、星野鉄郎でしかない。僕が役を作っていく上で、中川晃教も当然ながら中川晃教しかいない、その強さみたいなものをもって、16歳を精いっぱいに生きていきたいと思います。まぁ、誰もが知っている星野鉄郎ですから、色んな旅を通して、素晴らしい出会いを通して、何か気付きを得ていく。そしてまた未来へと旅を進めていく、そういう希望に満ちた、でも人間臭さもある、そんな役をお見せできたらと思っています」

花總さん「メーテルについては私もまだまだ分からないことがたくさんあって。でもおそらく一般的には、謎の美女で、ミステリアスで。でも、そこにすごく母性があったり、メーテルの内に秘めた悲しみがあったりという……おそらく今回、台本を読んでお稽古を進めていくうちに、今まで自分が想像していたものを遥かに超えたメーテル像っていうのが浮かんでくるのかなと思います。
日本のみならず、世界にもメーテルファンがたくさんいらっしゃると思うので、最終的にはイメージを壊さないように、今回の作品ならではのメーテル像を作っていけたらいいなと思っています」

佐藤さん「機械伯爵という役は……無残な死というか、何も成し得なかったまま、死ぬというか、壊れるというか。どちらの表現が正しいのか分かりませんけれども、そういう風に自分の生涯を終えていくんです。
でも、彼にはとても大きな夢があったり、平和を愛していたりして。本当に頭が良くて、優しい人間であった記憶を、最後に多分、主人公に託して生涯を終える。
そういった、誰にでも愛されるような人間が変わっていく様とか、最後に心が機械になっていく、心まで侵されていく、自分との葛藤みたいなものは、とても現代の社会にマッチして、刺さる話だと思いますし、現代の人々の心を打つのではないかなと思っております」

梅田さん「これからもっともっとお稽古で深めていきたいんですけども、私自身、ガラスの役をやるのが初めてで、どうやってやろうかなとお家で考えた時に、一回ガラスを掴んでみようかなと思って。
そうして触ってみた時に、最初はちょっと冷たかったんですけど、でも私の体温が伝わって、ガラスが温かくなってくれて。すごく寄り添ってくれるものなのかもしれないなと思ったので、クレア自身の強さにプラスして、寄り添えるような温かさがもっと出るように頑張りたいなと思っています」

また、衣裳姿でのビジュアル撮影が行われたことが話題にあがると、佐藤さんは「原作に忠実でありながら、より良いものを作っていこうという想いが伝わってくるような、無機質でラグジュアリーなデザインの衣裳を着させてもらったんですが……その反動で通気性ゼロというか、保温性抜群の衣裳になっておりまして。しかし、私は機械の体だったりしますので、汗をかいてはよろしくないのかな、心頭滅却せねばいかんな、と!(笑)」と話し、周囲を笑わせてくれました。

梅田_花總_中川_佐藤_DSC5083

こうして様々に意気込みが語られた会見の最後には、改めて観客へのメッセージも。
ここでも佐藤さんは、「言わずと知れた不朽の名作ということで、私から口に出さんでも、おすすめせんでも、皆さん魅力は十二分に知っていらっしゃると思いますので。ひとつだけ言えることは、俺を観に来ていただきたいなっていう、その一心です(笑)」とジョーク交じりに場内を沸かせ、花總さんも「とにかく心を込めて、一生懸命に頑張っていきたいと思います。皆様ぜひ、見にいらしてください」とまっすぐに挨拶。

そして中川さんは、「16歳を精いっぱい、生きていきたいと思います。劇場に足を運んでいただけたならば、きっと感動が伝わる。そんな作品を作り上げていくことが、まずは第一歩かなと思っています。心を込めて作品に挑んでいきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!」と語り、会見を締めくくりました。

『銀河鉄道 999 THE MUSICAL』は、2022年4月8日~4月18日まで東京・日本青年館ホールにて上演。
また、中川晃教さん、花總まりさん出演による特別番組『中川晃教・花總まりのラジオ鉄道999』が、3月5日18:00~18:57まで文化放送にて放送されます。
ほか公演に関する詳細は、下記のInformationから公式サイトをご確認ください。

©松本零士・東映アニメーション ©『銀河鉄道 999 THE MUSICAL』実行委員会

☆Information

■公演概要
『銀河鉄道 999 THE MUSICAL』

日程:2022年4月8日(金)~4月18日(月)
会場:日本青年館ホール

原作:松本零士
脚本・作詞:高橋亜子 演出:小山ゆうな 音楽監督:ミッキー吉野(ゴダイゴ)

出演:
中川晃教 花總まり 佐藤流司 梅田彩佳 徳永ゆうき/藤岡正明/矢沢洋子 松本梨香/北翔海莉/三浦涼介
伊藤広祥、植木達也、木暮真一郎、田中しげ美、中島大介、
三浦孝紀、安里唯、木南清香、坂口杏奈、真田慶子、原広実、望月ちほ(男女別 50 音順)

主催:『銀河鉄道 999 THE MUSICAL』実行委員会(東映アニメーション、Age Global Networks、ぴあ、テレビ朝日、明治座、文化放送、東京音協)

チケット情報:
S 席 13,800 円 S 席 16,800 円(非売品グッズ付)
A 席 9,900 円 U-25 チケット 6,600 円
※U-25 チケット:当日座席指定券引換、要身分証明書、チケットぴあにて一般発売日からの取扱い
※非売品グッズ:T シャツ、トートバッグ他
※非売品グッズの内容は変更になる場合があります。
※S 席(非売品グッズ付)は、S 席と同じ座席エリアです。

【プレイガイド先行 ※先着】
2月26日(土)17:00~3月4日(金)23:59
チケットぴあ https://w.pia.jp/t/999musical/
テレ朝チケット https://ticket.tv-asahi.co.jp/ex/project/slzi0FE65v
イープラス https://eplus.jp/999musical/
ローソンチケット https://l-tike.com/999musical/

【一般発売】
3月5日(土)10:00~
チケットぴあ https://w.pia.jp/t/999musical/ Pコード:511-029 セブン-イレブン(マルチコピー機)店頭
テレ朝チケット https://ticket.tv-asahi.co.jp/ex/project/slzi0FE65v
明治座インターネット予約「席とりくん」 https://web.meijiza.com/
明治座チケットセンター 03-3666-6666(10:00~17:00)
東京音協オンラインチケット http://t-onkyo-web.pia.jp/
イープラス https://eplus.jp/999musical/
ローソンチケット https://l-tike.com/999musical/ Lコード:34997 ローソン・ミニストップ店内端末「Loppi」(直接購入可能)

≪公式サイト≫
https://999musical.com/
≪公式Twitter≫
@999_TheMusical

関連記事

前の記事
次の記事

@sumabojp

ページ上部へ戻る