2021-12-27

2.5次元舞台などで活躍中の俳優たちが、”本番一発勝負”の【テレビ演劇】に挑んだ新感覚ドラマ「テレビ演劇サクセス荘」が、「映画演劇サクセス荘〜侵略者Ｓと西荻窪の奇跡〜」となって待望の映画化！　ドラマ全３期までのキャスト総出演で、2021年12月31日にイオンシネマほか全国で公開されます。

いよいよ公開日が迫る中、スマートボーイズではキャストに見どころを直撃！　【髙木俊さん×定本楓馬さん編】【立石俊樹さん×有澤樟太郎さん×寺山武志さん編】【小西詠斗さん編】のインタビューを、それぞれ前編・後編に分けて6日連続更新中です。

本記事では、マカロン役の立石俊樹さん×アンテナ役の有澤樟太郎さん×ヒッピ役の寺山武志さんによるインタビュー・後編をお楽しみください。(インタビュー前編はこちら)

(左から)ヒッピ役の寺山武志さん、アンテナ役の有澤樟太郎さん、マカロン役の立石俊樹さん

■「映画演劇サクセス荘」公開直前SP
マカロン役立石俊樹さん×アンテナ役有澤樟太郎さん×ヒッピ役寺山武志さんインタビュー【後編】

――ここからはノブやS4も登場して展開される今作について、言える範囲でご自身の見どころだと思うポイントを聞かせていただけたら！

有澤樟太郎(以下、有澤)　僕は今回の映画で、１期の最終回を思い出して。１期の最終回って、いつもの「サクセス荘」とは違った、ちょっと感動的な展開があったじゃないですか？　今回は映画ならではのシーンとして、そういった感動的な気持ちになれるところもあるんですよ。
だから全体的には「サクセス荘」らしく賑やかだけど、映画を観にきたっていう特別感、いつもとは違う贅沢感もしっかり感じてもらえる、二度おいしい作品になってるんじゃないかなって思います。

立石俊樹(以下、立石)　さらに今回は、「おまけ演劇」もありますしね！

有澤　そうそう！　本編と一緒に上映される「おまけ演劇」も撮影したんですけど、これは僕も「完成したらどうなるんだろう？」って楽しみにしているので、皆さんにも期待していて欲しいなって思います。

――では、寺山さんからの見どころは？

寺山武志(以下、寺山)　ヒッピからの見どころとしては、やっぱり賑やかなところですかね。本当に、ヒッピだけ800人キャパの劇場にいるのかっていうくらい、冒頭から舞台ばりの大声を出していて(笑)。音声さんには本当に申し訳ないんですけど、僕は舞台だと思ってやっているんですよね！

有澤＆立石　アハハ！

寺山　としくん(立石さん)や詠斗が「サクセス荘」に入ってきてくれた時にも言っていたし、僕も最初にそう思ったんですけど、これはドラマなんだけど、映像だと思っちゃだめなんですよ！　そしたら今回の撮影でも、流司がリハ終わりに「舞台だと思って声出さないと」って言ってて(笑)。

有澤　そうそう、言ってた！

寺山　だから、「サクセス荘」って結局は舞台なんです！　「映画演劇」は、「演劇」そのものでもあって、本当にずっと、舞台をやっているかのような熱量と緊張感がスタジオ内にはあるので……その熱が映画を通して、観客の皆さんにも伝わっていたら嬉しいですね。

――映画でも伝わる熱量、ですね！　では、立石さんが思う見どころは？

立石　マカロンとしては……今回は僕らに色んな出来事が降りかかるんですけど、その中でもずっと、一番マイペースでいた人物がマカロンなのかなって思うんですよね。
みんながケンカしたり、バチバチ対立している中で、マカロンは最後までずっとマイペースな感じで。そういうところも、一つのマカロンらしさになっているのかな～、って思います。
あと今回は、檻の中で虎次郎とケニーとマカロンの3人が歌っているシーンもあって！　それも見どころなんですけど、この檻の中の3人組っていうのが、サクセス荘の中でも選ばれし人というか(笑)、ちょっと変わり者たちでまとまっているので、その掛け合いも楽しみにしていて欲しいなって思います。

――3人の歌声にも注目ですね！　続いては、撮影を振り返ってみて。役柄での活躍や、現場での姿などから、皆さんが今作でのMVPを選ぶとしたら、どなたを選びますか？

有澤　僕は、しゅんりーさん(髙木俊さん)ですね！　ほかのキャストも「なるほどな」って感じる理由だと思うんですけど、今回の撮影ではこっちが嫉妬するぐらい、しゅんりーさんが一番楽しそうに演じていたなって思うんですよ。
ユッキーとしてもすごく見どころになっているシーンがあるんですけど、その場面を見ていても、やっぱりしゅんりーさんは「サクセス荘」をお芝居の面ですごく支えてくれている人なんだな、って改めて感じられて。その土台感というか、「この人が、本当にサクセス荘の柱なんだな」って感じられるシーンがあるので、僕が選ぶMVPはしゅんりーさんです。

――続いて、寺山さんが選ぶなら？

寺山　とあるシーンを理由に選ぶなら、アンテナですね。

有澤　おっ！？

寺山　アンテナって多分、一部の人から見ると天然キャラというか、行き当たりばったりのミラクルで笑いを取ってるんじゃないの、みたいな雰囲気あるじゃないですか？(笑)　でも今回のアンテナは、確実に計算で笑いを取ってるところがあったんですよ！！

有澤　いやいや！　やめてよ！(笑)

寺山　これがもう、素晴らしい技術で！　「うわあ～、すごいな」って思いましたね。かぶせを覚えてきましたよ、有澤樟太郎は。

有澤＆立石　アハハ！

寺山　今回のアンテナは、「あのフレーズが、今ここで欲しい！」って思ったところで、ちゃんとかぶせてくれましたから(笑)。すぐアドリブで入ってきてくれて、「あっ、アンテナって、ちゃんと考えてお笑いやってますやん！」っていう。

――実際のところ、有澤さんにも心当たりというか、「ここは計算通りに笑いが作れたな」みたいな手ごたえはありましたか？

有澤　計算というか、寺さんが言うほど色々と考えて動けているわけではないと思うんですけど(笑)。僕も楽しんでいるからこそ、いいテンポで入ったりできていたのかな、っていうのは思いますね。「サクセス荘」のアドリブの掛け合いって、緊張感もあるけどやっぱり楽しいんですよ。

――そんなアンテナの活躍ぶりにも注目ですね。では、立石さんはいかがですか？

立石　僕は、しゅんりーさんと寺さんのお二人ですね。リハを一回やった後、本番前に川尻さんも含めてみんなでどうだったか、っていうのを話し合っている時に、みんなに対してちゃんと言わなきゃいけないところを話してくれたのがお二人で、そういう風に支えてくれている姿が映画では特にありがたかったな、って。
セリフの量ではゴーちゃんとかが特に多くて、それももちろんMVPにあたる活躍だと思うんですけど、でもそんなゴーちゃんを支えていたり、映像では見えないところでの力の尽くし方っていうのが、このお二人は素晴らしいな、素敵だなって思いましたね。

――直接こうした声を聞いて、寺山さんはどうですか？

寺山　いや～、嬉しいですね。でもその点で言ったら、しゅんりーさんと唐橋さんの台本の読み方と、展開の見せ方っていうのは、楽屋で話していても「あぁなるほど、そうすべきか」って気付かされることがあったりして。
お二人の話を聞いた後に、僕も芝居のプランを変えた部分もあったりしましたし、やっぱり先輩たちはすごいなって思いましたね。

――続いては、今回は衣装もまた新たになっているということで。それぞれの注目ポイントや、お気に入りの部分を紹介していただけますか？

有澤　アンテナは、いつからかニット帽キャラになっていて(笑)。今回は、普段着ではなかなか選ばないような派手なニット帽を選んでいただいたので、そこは結構チャーミングな推しポイントかな、って思います。

――先ほど写真の撮影中に、皆さんから帽子の赤・白・青のカラーリングが「歯磨き粉」って言われていましたよね(笑)。

有澤　アハハ！　歯磨き粉でもありつつ、メガネも相まって、某人形にも似ている気がして(笑)。映画でも目立つと思うので、ぜひ注目してください！

――そして寺山さんは、今回も見事なカラフルアンモナイトですね！

寺山　そうですね！　そこだけはヒッピのこだわりとして変わらないんですけど、実はその中にチラ見えする、蛍光グリーンのインナーもポイントです(笑)。

有澤　フワちゃん！

寺山　そう、どんどん派手になっていくので、みんなから「フワちゃん」って呼ばれているんです(笑)。こういうネオンカラーの差し色は、僕もお気に入りですね。

――先ほど、ズボンのサイドについているフリンジが、「グランドピアノのイス」って言われていたのも聞きました(笑)。

寺山　アハハ！　このフリンジも、わざわざ衣装の方がつけてくださったんですよ。こういうこだわりも素晴らしいなって思いますし、こっちもテンションも上がるので、もっとフリフリできるように腰を振って歩いてみようかな、なんて考えちゃいます(笑)。

――そしてマカロンは、カラフルでポップな衣装が多い「サクセス荘」メンバーの中でも、どこか高級感、ヴィンテージ感のある雰囲気が際立っていますよね。

立石　そうですね、マカロンはいつも柄シャツなんですけど、また今回は違う柄になっていまして。サイズも大きめになりましたし、ズボンの形や素材感も変わったりして、よりマカロンらしく、ビューティーアドバイザーに一歩近づいた姿をお見せできるんじゃないかなって思っています。
シャツのツルっとした素材とか、スカーフとの合わせ方もオシャレ感が増していて、僕も気に入っています！

――たくさんの見どころに期待が高まる「映画演劇サクセス荘」ですが、最後に皆さんから、公開を楽しみにされているファンの皆さんへのメッセージをお願いいたします！

有澤　ファンの皆さんは、「次に『サクセス荘』があるなら舞台化かな？」なんて予想をしていたんじゃないかなって思うんですけど(笑)、まさかの映画化となりました！
映画では本当に95分間続けての一発撮りをしていまして、それでいて「おまけ演劇」もあるという、盛りだくさんな内容になっています。画面の隅々まで見どころが詰まっていますので、ぜひ一回とは言わず、何度でも映画館に足をお運びいただけたらと思います。皆さん、楽しみにしてください！

寺山　本当に、「よくこの挑戦ができたな」「よく成し遂げられたな」って僕たち自身も思うくらい、難易度の高いミッションだったと思います。大きなトラブルもなく、楽しくやりきれたと思うので、あとはもう劇場に皆さんをお迎えするのみです！　週替わりの「おまけ演劇」も楽しい内容になっていますので、ぜひ何度でも観ていただけたら嬉しいです。

立石　きっとみんな、今回の映画化が決まった時には色々な思いがあって。僕だったら不安の面が大きかったんですけど、やってみると難しさと同時に、改めて「サクセス荘」のライブ感の良さや、たくさんの魅力を感じることもできました。
この魅力もそのまま映像になっていると思うので、映画という長い時間の作品でも、ずっと新鮮に楽しんでもらえると思います。年末年始はぜひ劇場で、お楽しみください！

【インタビュー完】

掲載中の髙木さん×定本さん編、立石さん×有澤さん×寺山さん編に続いて、12月28日からはケニー役・小西詠斗さんのインタビューをお届けいたします！　こちらもお楽しみに。

【作品紹介】
“本番一発勝負”の「テレビ演劇」として、2019年7月よりテレビ東京ほかにて放送された「テレビ演劇サクセス荘」。続いて２期、３期も放送され、さらには2.5分という短い時間の中で物語が繰り広げられる「mini」や、4画面のマルチアングルでストーリーが視聴できる「マルチ演劇」など、約2年に渡りサクセス荘ムーブメントを巻き起こしてきましたが、ついに「映画演劇サクセス荘〜侵略者Ｓと西荻窪の奇跡〜」として映画化が実現！

映画のキャストには、和田雅成さん、高橋健介さん、高野洸さん、髙木俊さん、黒羽麻璃央さん、spiさん、立石俊樹さん、有澤樟太郎さん、荒牧慶彦さん、定本楓馬さん、玉城裕規さん、寺山武志さん、小西詠斗さん、唐橋充さん(劇中部屋番号順)と、１期から３期までのキャスト14名が総出演。
さらに謎のセレブ集団・S4として、佐藤流司さん、北園涼さん、橋本祥平さん、北村諒さんがゲスト出演！　このS4の登場によって、「サクセス荘」史上最大の危機という、映画ならではのストーリーが展開されます。

【映画場面写真より】

【「映画演劇サクセス荘」あらすじ】
都会の片隅にひっそりと佇む一軒のアパート「サクセス荘」。そこには、“ひと旗あげたい”と成功を夢みる若者たちが住んでいて、いつか必ず夢を叶えて巣立っていくという伝説があった…。芸人、漫画家、占い師、料理人…ジャンルは違えど、成功したい気持ちは皆同じで、個性豊かな住人が集っていた。新年早々、サクセス荘のリビングでは毎年恒例の餅つきが行われていた。
その傍らではムーさん(玉城裕規)が今年の運勢を占っていて、何回やり直しても恐ろしい未来しか見えないと嘆いている。
そして「サクセス荘に大きな亀裂が入り、隕石が落ちて、降り注ぐ雪が真っ白に染めるだろう」と予言。そんな不吉な予言を体現するかのように、この頃住人の間では揉め事が増え、ことある毎にギスギスしていた。そのトラブルのきっかけは、隣にグローリータワーレジデンスという大きなマンションが建ったことによる日当たりの悪さではないかと皆で話し合っていると、乱入者が…。それはグローリータワーレジデンスに住む巷で話題のセレブ集団・通称 S4(佐藤流司、北園涼、橋本祥平、北村諒)だった！
突然乗り込んできた S4 に住人たちは騒然とする中、彼らはサクセス荘からの立ち退きを命じる。こうして S4 の登場によりサクセス荘の平和な日常が一変し…。

「映画演劇サクセス荘〜侵略者Ｓと西荻窪の奇跡〜」は、2021年12月31日よりイオンシネマほかにて全国公開されます。ほか最新情報は、下記のInformationから公式HP、Twitterなどをご確認ください。

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☆Information

■作品概要
タイトル：映画演劇サクセス荘〜侵略者Ｓと西荻窪の奇跡〜
公開日：2021年12月31日(金)イオンシネマほか全国公開
出演：和田雅成高橋健介高野洸髙木俊黒羽麻璃央 spi 立石俊樹有澤樟太郎荒牧慶彦定本楓馬玉城裕規寺山武志小西詠斗唐橋充 ※劇中部屋番号順
佐藤流司北園涼橋本祥平北村諒
原案・プロデュース：松田誠(ネルケプランニング)
脚本：徳尾浩司川尻恵太(SUGARBOY) ニシオカ・ト・ニール
監督：川尻恵太(SUGARBOY)
プロデューサー：漆間宏一(テレビ東京) 井口晴之(テレビ東京) 中川亜佐子(テレビ東京) 牧田麻由子(テレビ東京) 芦田政和(ジャンプコーポレーション)
制作：テレビ東京ジャンプコーポレーション
配給：イオンエンターテイメント

≪公式HP≫
https://www.tv-tokyo.co.jp/success_soum/
≪公式Twitter≫
＠tx_success_sou
≪公式ブログ≫
https://ameblo.jp/success-sou-blog/