2021-11-12

ミュージカル『グリース』は、大盛況のうちに幕を下ろした東京・北千住公演(10月30日/31日)、愛知公演(11月4日〜7日)を経て、11月11日から東京・日比谷公演がスタートしました。

スマートボーイズでは、三浦宏規さん、屋比久知奈さん、有澤樟太郎さん、内海啓貴さん、城妃美伶さん、田村芽実さんが登場した会見の模様と、オフィシャルの舞台写真をお届けします！

(左から)城妃美伶さん、田村芽実さん、屋比久知奈さん、三浦宏規さん、有澤樟太郎さん、内海啓貴さん

本作は、1970年代にブロードウェイ初演の青春学園ミュージカル『グリース』。黒い革ジャンとグリースで固めたリーゼント、50ʼsの彩り鮮やかなファッション、そして数々のキラーチューン……青春時代に誰もが経験する恋と友情を描き出す本作は、トニー賞最優秀ミュージカル作品賞を始め7部門でノミネートされ、超ロングランを記録した大ヒットミュージカル。1978年にはジョン・トラボルタとオリビア・ニュートン=ジョン主演の映画版が上映され、世界中で愛されている作品です。初演から50年近くたった今も世界中で再演が繰り返されており、今なお色あせることなく愛され続ける青春ミュージカルの金字塔として知られています。

キャストには、三浦宏規さん、有澤樟太郎さん、内海啓貴さん、神里優希さん、皇希さんなど2.5次元舞台でも大活躍の俳優が勢揃い。さらに劇中１シーンだけ登場する大人気歌手“ティーンエンジェル”役に日替わりで、石井一孝さん、上口耕平さん、太田基裕さん、こがけんさん、斎藤司さん(トレンディエンジェル)、原田優一さんの6名も出演します。

【ストーリー】
舞台は50年代のアメリカ。サマー・バケーションで知り合ったダニーとサンディは恋に落ちる。二人の恋はひと夏で終わった……はずが父の転勤でダニーと同じ高校に転校してきたサンディは突然の再会を果たす。喜ぶサンディだったが、ダニーの様子がおかしい。グリースでばっちり固めたリーゼントに革ジャン……実はダニーは高校を牛耳る“T-Birds”と言う不良グループのリーダーだったのだ。一方ダニーも、自分がキャラに似合わない品行方正な優等生と恋に落ちたことを仲間に隠すためにサンディのことを知らないふりをする。そのことにサンディはひどく傷つくのだった。そんなサンディに女子の不良グループ“Pink Ladies”から誘いの声がかかるー。

※スマートボーイズでは、10月5日の取材会見の模様と、三浦宏規さん×有澤樟太郎さんのSPインタビューも前編・後編、10月30日に行われた東京・北千住公演の模様を掲載中！　こちらも観劇前にぜひチェックしてください。

【会見レポート】

――初日を迎えた今の思いは？

三浦宏規(以下・三浦)　北千住の3公演、(愛知での)御園座で5公演やったので、初日というよりかは「クリエにやってきたぞ！」という感じです。出演者のみんなも、すごく絆が深まった状態で、このクリエにやってくることができたのかなって思っています。まだ8公演しかやっていないですけど、僕もすごく痩せましたし、みんなも見違えるくらい痩せていて、それぐらいほんとにダンスが激しい作品です。ここからクリエで33公演あるので、1公演1公演大事に丁寧にみなさまにお届けしていくことを目標に、怪我なくやり切ることができたらなって思います。

――ちなみに何キロ痩せたんですか？

三浦　僕、体重計に乗らないんで分からないです。でもケニッキー(有澤さん)も、結構痩せたよね。

有澤樟太郎(以下・有澤)　俺、もともと痩せてるけど、2キロ痩せましたね。でも僕より宏規の方が動いてるので、ほんまに痩せてると思います。

三浦　体重計、乗ってみます!

内海啓貴(以下・内海)　ちょっとジーパンが、ぶかぶかになったよね。

三浦　あかんやん！　食べなきゃ。確かに痩せたなーって実感はしますね。

田村芽実(以下・田村)　私、こないだ名古屋から帰ってきたら3キロ痩せました！

一同　すごっ！

――それだけハードな舞台ということになりますね。本作の見どころは？

三浦　歌とダンスです！　聴きなじみのある有名な楽曲も多いですし、学生たちが一斉に揃って踊るナンバーは見ごたえがあるものになっていたら嬉しいなぁ、っていう思いでやっています。

屋比久知奈　見所はお客さまがノれて、楽しんでいただける楽曲が多いので、みなさまも心を躍らせながら作品を見ていただいて、楽しいイメージを持って帰っていただけたらいいなと思っています。

有澤　北千住・名古屋公演を経て、僕たちも凄く良い状況でやれているなーって思います。一緒に踊ってもらう振り付けもあるんですけれど、どんどんどんどんやってくれるお客さんも増えて、一体感みたいなものはどんどん高まってきています。見所としては、みんなグリースをやってから食生活変わった人もいるだろうし、ここぞとばかりに時代に合わせて、あっきー(内海)なんかすごい香水ふりかけてるし(笑)。

内海　ふざけんなよ、お前が一番ふってるやないかい！(笑)　僕はまったくふってません。この2人が(三浦・有澤)がふってます。フレグランスみたいな香りです！

三浦　僕のは体臭ですね(笑)。

有澤　(笑)。時代を彷彿とさせる音楽も、ファッションもそうだし、いろんな視点で楽しめる作品だと思います。僕たちも演じていて楽しいですし、お客さんにもその空気感を共有できている気がします。シアタークリエで33公演、この後地方もまだまだいきますので、どんどんどんどん一体感を増していって、この劇場を揺らすくらい力を持っている作品だと思うので、まだまだ熱量上げて頑張っていきたいと思っています。

内海　僕はギターを弾く役なので、稽古に入る3ヶ月前からずっと練習を重ねていて、今、左手の指先がカチカチですね。

城妃美伶　私、お向かいの劇場(宝塚)に9年おりましたので、この通りを通るとすごく身の引き締まる思いがあります。2年ぶりくらいにこの場所に帰ってくるので、今日は緊張感もありますが、みなさんに出会えて一緒に舞台をさせていただけることが本当に幸せだなぁって思います。一人一人素敵な方なので、このチームで作る作品をみなさんに楽しんでいただけたらいいなと思っています。

田村　とっても楽しいです。作品自体も青春ものですので、毎公演みんなで青春をやっているなって言う感覚があります。シアタークリエに来るまでに、いろんな劇場で上演させていただいたんですけれど、どこの劇場でも客席にいる人たちみんなと青春を共有している感覚があるので、毎公演一瞬一瞬を大切にして行けたらいいんじゃないかなぁって思っています。お勧めのシーンは、「Greased Lightnin’」！　映画でも有名な、男性陣が「汚い車をきれいにするぞ！」っていう歌があるんですけど、エネルギーがとっても大きくて、男性陣一人一人がすごく個性的でかっこいいので、そこは毎公演袖から女性陣みんなで応援している大好きなところです。

――有澤さんは役作りのために何を食べたんですか?

有澤　記者会見の時に和食を止めて、ジャンクフードを主に食べますって言ったんですけれども。

三浦　ちょっとあれが見出しになってたけど、次の日には天丼食べてたから(笑)。

有澤　無意識に天丼食べてましたね。僕はやっぱり和食が好きです(笑)。

――最後に三浦さん、代表してファンのみなさんへのメッセージをお願いします。

三浦　すごく仲の良いカンパニーで、この中で生まれる空気感が、舞台上にそのままいきているシーンもあれば、ちょっと険悪になるシーンも毎公演演じていて楽しいです。いろんな挑戦をしながら、この8公演やってきました。残りまだ41公演ありますけれども、日々の挑戦というものを忘れずに、カンパニーのみんなで仲良く、この『グリース』という作品を皆様にお届けできたらいいなと思っておりますので、最後までどうか応援よろしくお願いします。