今年7月に上演され、全公演満席で大盛況のうちに幕を下ろした劇団アレン座「ホウム。」の続編『-野田河家の人々-ホウム。2-』が、9月7日に東京・新宿THEATER BRATSにて開幕しました。

「ホウム。」はアレン座劇団員の磯野大さん、栗田学武さん、來河侑希さんが演じる「野田河家」の3兄弟の物語。
脚本・演出は劇団アレン座公演の全てを担当している鈴木茉美氏。今回の物語は三兄弟の絆が描かれ、野田河家の父・幾三の死後の四十九日から物語が始まります。
夏の終わりの感動の物語を、劇団アレン座の強い絆を持つ3人の俳優がユーモアと高い熱量で演じるホームコメディです。
また日替わりゲストして、竹中凌平さん、三好大貴さん、武藤賢人さん、ぽこぽこクラブ(三上陽永さん、杉浦一輝さん、坂本健さん)が出演します。

【あらすじ】
野田河家の父・幾三の四十九日で実家に集まった三兄弟。

実家を継ぎ、少し抜けているが責任感の強い長男・のぞみ。
自分を変えたいと思いつつも、いい加減な性格の次男・たけし。
仕事と家事をこなすが、真面目すぎる三男・まさる。

人生を変えるべく、次男のたけしはキッチンカーで実家のキャベツを使ったロールキャベツ屋さんを開こうと奮闘しているが、ズボラな性格からかなかなか進まず、それに苛立つまさるとなんとなく険悪な関係でいる。

のぞみ夫婦は、たけしに必要なのは支えてくれる女性だと考え、たけしに内緒でお見合いを計画する。
また、まさるも妻の知り合いの女性銀行員と直接会わせ、キッチンカーへの融資の話を強引に進めようとする。
そんな中、たけしも紹介したい人がいると実家に女性を招こうとするが…

大好評の中幕を閉じた野田河家シリーズ、第二作は三兄弟の絆の話。
彼らは、あの夏の日々を思い出すー…。

スマートボーイズでは、開幕直前に行われたゲネプロ及び、囲み取材の模様をお届けします。

――まずはゲネプロを終えた感想をお願いします。

栗田　前作からまだ一か月半しか経っていませんが、このセットに立って「あっ、帰ってきた」という懐かしさがありました。前回の設定が父親の葬式後でしたが、あれからリアルに四十九日のタイミングで上演出来て、地続き的に続いている作品だなと感じました。

磯野　前回は動いたりアクションしたりと体力を酷使することが多かったんですけど、今回は上演時間内に伏線回収をするため、一個一個の言葉をしっかり伝えないといけないシフトが重要視されているので、ゲネプロを終えて、使う体力が前回と違うなと思いました。

來河　前回では僕らがエチュードをやって、それを演出・脚本の(鈴木)茉美さんが仕上げるスタイルを初めて実践して、今回も同様のシステムでやりましたが、前回よりやらなければならないことが明確になって、そういう意味ではやりやすかったですし、前回と同じ役の設定で、しかもリアルに四十九日後ということもあって、演じるキャラクターにもだんだん深みを増した感じがあります。

――シリーズの続編ということで、前回のご覧になった方と今回初めてご覧になる方に向けて、それぞれ見どころを教えていただけますか。

栗田　初めてご覧になる方の見どころだと、あくまでも3兄弟のお話ではありますが、それぞれに感情移入できる部分があると思っていて、この話を通して、皆さんの心を寄り添えるようなことが出来たらなと思って演じているので、そういうのを感じ取ってもらえたら嬉しいです。既にご覧になった方には、たった一か月半しか期間が開いていないですけど、この期間でこの兄弟が人生観が深まって、それぞれの役と自分の差が詰まってきている実感があるので、そういったところを楽しんで欲しいです。

磯野　今回初めての方も、とても観やすいお芝居になっていますので、今回だけでも十分楽しめますし、前回観ていただいた方は、何となくキャラクターを知っていただける中で、「あっ、前回よりもこういう考えになっているんだ」「あれがバージョンアップしている」といったように、よりマニアックなところまで観たいただけると思いますので、是非たくさんの方に観に来て欲しいです。

來河　前回ご覧になった方は、各キャラクターの成長を見届けられる作品になっていますし、初見の方は観やすい作品になっているので、ここから野田河家にハマっていただけてもいいと思います。いずれにしろ共通して言えることは、兄弟愛を通して、この劇団が家族のような感覚になってくれたらいいなと思っているので、「いつでも帰っておいで」という雰囲気を楽しんでいただきたいともいます。

――今回も劇団員3名に日替わりゲストが登場します。竹中凌平さん、三好大貴さん、武藤賢人さん、ぽこぽこクラブ(三上陽永さん、杉浦一輝さん、坂本健さん)といったバラエティ豊かな面々が揃いましたね。

栗田　平日公演に出演する竹中凌平くんは、うちの舞台にこれまで何度も出ていただいて、役に対する入り込みに関しては素晴らしい役者だと思っています。LINEのやりとりで「俺は今回マジで本気出すんで」と言ってくれて、ある意味、殻を破ってくれるんじゃないかなと期待しています。
三好大貴くんは今回が初共演でして、彼が所属する「劇団Patch」さんと一緒にやりたいなと思って、2つの劇団がコラボしたらどうなるか一度やってみたかったという思いがありました。実際の三好くんは真面目でアグレッシブで真面目です(笑)。
武藤賢人くんは、最近の舞台で何度も共演していて、自由にボケてくれたりして、僕自身彼のことが大好きな役者さんです。
ポコポコクラブさんは、コロナ禍前の忘年会で仲良くなった同世代のメンバーで、「いつかやりたいね」と言っていましたが、ようやく今回実現することが出来ました。彼らも真面目でちゃんと考えてくれているので、本番までにどんな仕上がりになっているか、僕らも楽しみしています。

――では最後に今作のへの意気込みをお願いします。

栗田　前作から今作にかけて、こんなにも劇団員を兄弟として考えてお互いをお互いのことをどう考えている状況をシンクロしている時間でもあったので、この作り上げた時間を舞台上で出させていただく機会がようやく無事に幕が上がりそうなので、しっかりと出来る限り最後まで、皆さんに届ける責任を持って頑張っていきます。

磯野　精一杯演じます！！

來河　さっきも話しましたが、家に帰ってくる感覚でお茶の間になっていけるようなシリーズになったらいいなと思っているので、皆さんがそういう風な感覚になってくれたらいいなと思っていますので、楽しみにしていてください。

≪ゲネプロ画像≫

舞台『-野田河家の人々-ホウム。2-』は、9月12日まで上演。また前回に引き続き、定点カメラによる全公演生配信が決定。詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。

☆Information

舞台『-野田河家の人々-ホウム。2-』

日程：2021年9月7日（火）～9月12日（日）

【タイムスケジュール & Special Guest】
9月7日（火） 18時（ゲスト：竹中凌平）
9月8日（水） 13時（ゲスト：竹中凌平）/18時（ゲスト：竹中凌平）
9月9日（木） 13時「緊張感あるねえDVD発売イベント」/18時（ゲスト：竹中凌平）
9月10日（金） 18時（ゲスト：竹中凌平）
9月11日（土） 13時（ゲスト：三好大貴）/18時（ゲスト：三好大貴、武藤賢人）
9月12日（日） 12時（ゲスト：ぽこぽこクラブ：三上陽永、杉浦一輝、坂本健）/17時（ゲスト：武藤賢人）

会場：新宿THEATER BRATS

【CAST】
希（のぞみ）/來河侑希
武（たけし）/栗田学武
大（まさる）/磯野大

【STUFF】
演出・脚本:鈴木茉美
音響:川西秀一(Lucky Jr.sound)
舞台美術:堺博人(S-CASE)
舞台照明: 角俊祐
舞台監督:はじり孝奈、上田美菜
ヘアメイク:藤本麗
撮影:木村健太郎(Allen)
宣伝美術:Allen、小倉美緒
制作協力:島崎翼
制作:刈屋花梨
プロデューサー：キタガワユウキ、栗田学武
主催・制作:株式会社Allen

チケット料金（全席指定席・税込）
◯プレミアムシート（前方3列） 7,500円
◯一般指定席　5,500円

【公演チケット&イベントチケットURL】
http://www.confetti-web.com/nodagawakenohitobito

★★定点カメラ全公演生配信★★

オンラインチケット：3,000円（税込）

☆オンラインチケット購入特典 視聴チケットをご購入の方全員に、ご購入回出演者のチェキ風写真をプレゼント！！
※チケット購入時に登録いただきましたメールアドレス宛に、特典画像をお送りさせていただきます。
配信終了から1週間以内にお送りさせていただきます。
※配信日より3日間アーカイブ視聴が可能です。

【配信チケット購入URL】
https://allen.zaiko.io/_item/341990

【公式サイト】
http://allen-co.com/allen-houmu-2

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