2021-8-5

シェイクスピア戯曲「KingLEAR＆MACBETH2021」が、2021年8月5日に東京・ニッショーホールにて開幕を迎えました。

スマートボーイズでは、公演初日直前に行われた「リア王」のゲネプロを取材。ゲネプロのフォトレポートとともに、ゲネプロ終了後に行われた会見の模様をお届けいたします。

シェイクスピア戯曲「KingLEAR＆MACBETH2021では、シェイクスピア四大悲劇、『ハムレット』『オセロー』『リア王』『マクベス』のうちの2つ、『リア王』と『マクベス』が上演されます。

80歳で『リア王』・『マクベス』ともに主演を演じる横内正さん。共演者には、池上季実子さん、比企理恵さん、合田雅吏さん、加藤頼さん(俳優座)、宮本大誠さん、千葉和臣さん(海援隊)、佐々木正洋さん、井上一馬さんといったベテラン勢に加え、松村龍之介さん、瀬戸啓太さん、日向野祥さん(※『マクベス』のみ出演）、土井一海さん、山根理輝さん、御堂耕平さんら若手俳優など豪華キャストが集結しています。

【リア王STORY】
長女と次女に国を譲った老王が、娘達から裏切られて国を追い出され、半ば狂気に囚われます。そして、フランス王妃となっていた末娘の助力により2人と戦争するも、敗北。その後、王が絶命するまでの壮絶な悲劇、不条理を描いた物語。

【フォトレポート】

リア王演じる、横内正さん

フランス王役の松村龍之介さん

エドマンド役の瀬戸啓太さん

土井一海さんのダンスも必見

【会見レポート】

(左から)松村龍之介さん、横内正さん、瀬戸啓太さん、日向野祥さん

――ゲネプロを終えた感想は？

松村龍之介(以下・松村)　2ヶ月の稽古を経て、舞台に立てる喜びと、こうして大先輩の皆さんと一緒に作品を作れる幸せを噛み締めながら、初日を迎えられることを待ち望んでいたので、本番が楽しみです。

瀬戸啓太(以下・瀬戸)　「やっと来たか！」という思いでいっぱいです。僕はリア王の方が出番が多いので、1回1回、丁寧に全力で、先輩方のエネルギーに負けないよう頑張っていきたいなと思っています。

日向野祥 (以下・日向野)　僕はマクベスのみの出演なんですけど、稽古の中でもいろんなことに挑戦させていただき、そして先輩方のお芝居を拝見させていただいて、いろんなアドバイスをいただいて、吸収したものを詰め込んで千秋楽まで走っていければなと思っています。

――横内さんは若手俳優陣と共演してみていかがでしたか?

横内正(以下・横内)　みなさんかっこいいですし、ものすごく情熱に溢れていて、お芝居が好きで、素晴らしい俳優さんになると思います。俺が保証します。

――2.5次元の作品との違いや新しい発見はありましたか?

松村　作品に向き合う姿勢や、役者としての姿勢は全く変わらないんですけど、表現の仕方であったり、扱っている題材が歴史あるものなので、現代劇にはないセリフの言い回しだったり、非日常的な起こりうることをどう表現したら良いかという事は先輩方のお芝居を見て学んだり、聞いて吸収できたので、すごくありがたい経験でした。

日向野　最初の段階で、横内さんに僕なりの解釈を相談したら「細かいことを気にせず、一回思った物を全てぶつけてくれ」って言ってくださったんです。自由にやらせていただけて、もがいて悩んで、でもこうやって無事に（マクベスは）明日初日を迎えられるということで、幸せであると同時に緊張感も高まっています。この作品に出会えた事は僕の役者人生で大きな転機になったと感じているので大切に演じていきたいと思います。

――瀬戸さんは表裏ある役を演じていますが、どうでしたか？

瀬戸　どちらかというと僕は表裏がない人間ですので(笑)、演じ分けるというのは難しかったんですけれど、先輩方から学んだことに加え、今まで自分が培ってきたこと融合して演じさせていただいています。

――これから初日ということで意気込みを教えてください！

瀬戸　僕が普段出演させていただいてるのは2.5次元作品が多いんですけれども、僕を応援してくださっている方々にこの作品を見ていただいて、また1つの作品を知ってもらって、好きになってもらえたら嬉しいです。

松村　最近すごく思うことで、横内さんが80歳で2作品を堂々と主演でやっていることがとても衝撃的だったので、僕は今27歳なのですが、半世紀以上生きていて、半世紀以上役者を続けて、横内さんのように舞台上に堂々とできるかと言ったら自信がないです。それぐらい横内さんは先頭に立って第一線で活躍しているのを見て、「もっと自分も頑張らなきゃ」って思いますし、尊敬を超えて「すごい」の一言につきます。横内正という男を目標に、もっと役者を歩んでいきたいなと思いますし、いつかは超えられるように頑張っていきたいなと思っています。

日向野　やはり熱量との出し方であったり、言葉を発しなくても醸し出す存在感はレッスンして学ぶものではないので、先輩方の姿を見ていかに盗めるか。そういった部分を学ばせていただいています。

シェイクスピア戯曲「KingLEAR＆MACBETH2021」は、8月14日まで東京・ニッショーホールにて上演されます。公演詳細についてはInformationより公式サイトをご確認ください。

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☆Information

シェイクスピア戯曲「KingLEAR＆MACBETH2021」
2021年8月5日(木)〜8月14日(土)　ニッショーホール
※「リア王」&「マクベス」W公演→スケジュールは公式HPpでご確認ください

【原作】W・シェイクスピア
【翻訳】小田島雄志(白水社刊)
【上演台本・演出】横内正

【出演】
横内正 / 池上季実子 / 比企理恵 / 中島早貴 / 合田雅吏 / 加藤頼(俳優座) / 宮本大誠 / 千葉和臣(海援隊) / 佐々木正洋 / 井上一馬 /

松村龍之介 / 瀬戸啓太 / 日向野祥 / 土井一海 / 山根理輝 / 御堂耕平

潮見勇輝 / 小山晶士 / 烏羽宏至 / 野本博 / 下條アトム / 小林勝也(文学座) / 他

※中島早貴は「リア王」のみ出演日向野祥は「マクベス」のみ出演

【企画・制作】TYプロモーション

【チケット情報】
・プレミアムKINGシート18,000円(特典付き)
・プレミアムQUEENシート13,000円(特典付き)
・ S席9,500円
A席7,500円
セットチケット(リア王&マクベス) 17,000円※S席のみ
購入→J-Stage Navi：http://j-stage-i.jp/jstage22/

《公式サイト》https://www.ty-promotion.com
《公式Twitter》@typromotion