2021-7-2

昨年の大晦日に3年連続となる紅白出場を果たし、9月には初主演映画『スーパー戦闘純烈ジャー』の公開を控えるなど、いま最も熱いグループとして注目を集めるスーパー銭湯アイドル・純烈（酒井一圭さん・後上翔太さん・白川裕二郎さん・小田井涼平さん）が初めて明治座の座長を務める「明治座7月純烈公演」が、7月2日に開幕しました。

第1部「芝居」と第2部「歌」の豪華二本立てでお送りする今回の公演。第1部『ラブレターを取り返せ！』では、20世紀初頭のニューヨークが舞台。ジョー、ビリー、デイヴの売れない3人組コーラスグループが、この町で成り上がってきた実業家・ミスター・ウエンズデイが持ち掛けた仕事を巡って、恋と友情の物語を綴るコメディ作品。

第2部「純烈コンサート2021『Love Letter』では、大ヒット曲「プロポーズ」「純烈のハッピーバースデー」「愛をください～Don’t you cry～」をはじめ、『スーパー戦闘純烈ジャー』の主題歌「NEW(入浴)YORK」などを披露。また、歌謡界を代表するゲストを迎え、明治座オリジナル演出でお届けする豪華なコンサートとなっています。

初日公演後に合同取材会が行われ、純烈の酒井一圭さん、後上翔太さん、白川裕二郎さん、小田井涼平さんに加え、第1部に出演する星野真里さん、曾我廼家寛太郎さん、磯野貴理子さんが登壇。初日公演を終えての感想を語りました。

純烈、初の座長公演『明治座7月純烈公演』が開幕！

酒井　まず無事初日が終わって、また明日の準備をしなきゃというギリギリ間に合ったというのが個人的な実感で、僕自身「純烈結成以来最大の試練」みたいなところがあって、まずはホッとしているところでしたが、競馬に「二走ボケ(※休養明けで好走するも2走目に凡走すること)」という言葉があるので、気を引き締めていかないと思います。早く7月19日(千穐楽翌日)にならないかな、と思っている自分も正直います。

酒井一圭さん

後上　純烈初めての座長公演ということで、キャストさんやスタッフさんの支えてくださっている中で、まだ座長という実感が沸かない部分はありましたが、幕が開いてお客さんの顔を見て、始まったんだなという実感が沸いてきたので、お客さんの力で初めて満たされるというか、これまでやってきた純烈の活動の延長戦上にあるんだなと感じたので、その点が自分として嬉しくて印象深かったです。

後上翔太さん

白川　こうして無事に初日を迎えることが出来て良かったと思いましたし、力が抜けた感じがしました。自分自身はもっと緊張すると思っていましたが、リラックスしてお芝居や歌謡ショーをやらせていただきました。あと26公演ありますが、楽しめそうだなと思いました。

白川裕二郎さん

小田井　まずは初日を迎えることが出来たことにホッとしています。稽古中は常にマスクだったこともあって、演者の目から下の姿を見たのは、劇場入りしてからでした。なので最初は皆さんの口ばかりを見ていました。お客様の熱意をもって見て下さったので、コロナ禍の中で演じていることを忘れるくらい温かい劇場になったのではと思いますので、千秋楽までこのまま無事に終わることを祈りつつ、まずは幕開けを無事に終わって良かったと思います。

小田井涼平さん

星野　初日が終わってホッとしています。今までで一番稽古の時間が少ない舞台でしたので、どうなるかなと思いましたが、幕が開くと違うオーラを発していて、流石だなと思いましたし、お客様もとても温かいなと感じていて、不安もなくなっていって気持ちよくお芝居することが出来ました。

曾我廼家　私にとって、初めてのアメリカンコメディだったので、お客さんの反応がどうなるか心配でしたが、喜んでいただけたという感動を感じることが出来てホッとしています。（純烈さんの座長ぶりについて）とても好印象ですね。皆さんとても謙虚で、新鮮に映りました。これから大きくなられて回を重ねられたら、どんなふうに人格が変わるか楽しみです(笑)。

磯野　明治座というしっかりとした舞台に立つのは初めてだったので、ちょっと緊張しました。マスクをしたまま稽古をしていたので、マスクを取って人の顔を見て演技するのは2回目ですけど、あらためて純烈さんはカッコいいなと思いました。本当はそんなことを思いながら芝居をしてはいけませんが、ちょっとその気持ちがあったりして……。明日からはちゃんと芝居に集中します(笑)。

質疑応答では、会見直前の歌謡ショーのラストに白川さんが感極まって涙する場面があり、その時の思いを聞かれ、「皆さんが一生懸命やられていて、無事に初日を迎えられてよかったなというのと、いろいろですよ。いろいろ」とコメント。
リーダーの酒井さんは、明治座の座長を務めることについて「一昨年の1月、前川清さんの(明治座での)座長公演に出演する直前にスキャンダルがあってメンバーが4人になってしまい、『二度と明治座さんには呼ばれないだろう』と思っていましたが、今回ご指名をいただいて、引き受けさせていただいた時には、何か僕たちにも出来ることがあるのであれば、一生懸命やらせていただくという気持ちでした」と明治座への感謝の気持ちを綴ります。さらに「今回の楽屋は、座長が使う部屋ではなく、前川さんの座長公演時に使っていた部屋を使わせていただいています。この部屋からいまの純烈としてみんなに支えてもらってやってきましたし、今後も明治座に呼ばれることがあっても、ずっとあの部屋でやらせていただくことで、明治座さんと不思議な縁を感じながらも、また力を貸して下さることへの恩返しが出来れば、という思いで千秋楽まで頑張ります」と力強く決意表明をしました。

また、純烈がこれまで数多くライブを行ってきた「大江戸温泉物語」が9月に閉館することに触れ、酒井さんは「コロナ禍で閉店中の時にもYouTubeの撮影や無観客ライブなど、純烈のために開けていただいて、親しみのある場所だったので、とても残念です。お世話になりましたという気持ちを込めて、閉館前の最後の最後ににもう一回ステージに立たせていただければという思いはあります」と心境を語り、さらに「いつか大江戸温泉物語の跡地に『純烈健康センター』でも作るしかないです！」と純烈の次なる野望を大々的に発表していました。

≪公演オフィシャル画像≫