2021-5-22

ブロードウェイミュージカル「GLORY DAYS グローリー・デイズ」が、9月17日から10月3日まで東京・博品館劇場にて上演されます。

上段(左から)矢田悠祐、ルーク・ヨウスケ・クロフォード、風間由次郎、木戸邑弥
下段(左から)日野真一郎、加藤将、石賀和輝、エリック・フクサキ

本作は2008年1月にワシントンD.C.近郊アーリントンで初演され、誰しもが感じたことのある、大人になることへの不安、夢、そして友情が描かれ、若者たちから絶大な支持を集めた作品です。

2009年の日本初演では高橋亜子氏が訳詞、板垣恭一氏が演出を務め、西島隆弘さん(AAA)、伊礼彼方さん、良知真次さん、松下洸平(当時は洸平)さんが出演しました。

登場人物は4人。今回はWキャストで演じ、４パターンの組み合わせで上演されます。

主人公・ウィリアム・レヴィンソン役には、ミュージカル『テニスの王子様』(2ndシーズン)で人気を博して以来、数多くの舞台・ミュージカルへの出演が続く矢田悠祐さんと、ヴォーカルグループ『LE VELVETS』のテノール担当として活動し、確かな歌唱力を誇る日野真一郎さん。

思い出を大切にしつつも変化することを割り切っている皮肉屋のスキップ・トーマス役には、舞台からバラエティ番組まで幅広く活躍する加藤将さんと、ジャズダンス、社交ダンス、バレエなど様々なジャンルのダンスを得意とするルーク・ヨウスケ・クロフォードさん。

単純でエネルギッシュな性格でスキップにいつもからかわれているアンディ・スコット役には、舞台への出演のみならず脚本・演出も手掛ける風間由次郎さんと、数多くのミュージカルに出演し、確かな歌唱力と持ち前の低音ボイスで観客を魅了してきた石賀和輝さん。

口数が少なく一見穏やかな性格で理屈屋のジャック・モイヤー役には、舞台、ドラマ、映画など幅広く活躍中の木戸邑弥さんと、POPS、ラテン、演歌などジャンルを問わず歌いこなすシンガーソングライターのエリック・フクサキさんが演じます。

作者は1980年代生まれの若い二人。作詞作曲はニック・ブレイマイヤ氏、台本はジェイムズ・ガーディナー氏。当時20歳代前半の二人が生み出した、リアルで力強い言葉とメロディ、全編に盛り込まれた親しみやすいロックの音楽も大きな魅力です。本作の演出は劇団「エムチキビート」主宰の注目の若手演出家・元吉庸泰氏が手掛けます。

【演出・元吉庸泰氏コメント】
誰でもあり、誰でもない、そんな四人の凡庸な物語であると思います。 Glory Days という言葉。暗闇のトンネルに入る前の光が眩しくて、あったかくて。自分の立っている場所から歩き出すことに何かささくれのように心が引き裂かれている。そんな凡庸な四人の若者。
今、大きく世界が動いている中で、今まで曖昧であった自分たちの輪郭が問われているかのような日々が続きます。そんな希望と絶望のコントラスト溢れる現代に、このミュージカルで彼らが歌い繋いで葛藤を重ねる物語が、鮮やかに光を浴びると思えるのです。

〈あらすじ〉
大学を卒業してから数年ぶりに再会した仲良し4人組。彼らの名前は、ウィリアム・レヴィンソン、スキップ・トーマス、アンディ・スコット、ジャック・モイヤー。冴えない学生生活を送っていた彼らだが、お互いに支えあい、ふざけあいながらも絆を深め、かけがえのない存在となっていた。久しぶりの再会にはしゃぐ4人。ウィルが発表した「秘密の計画」を進めながら、それぞれの近況を報告しあう。そんなとき、ジャックのとある告白によって場の雰囲気が一変する。ジャックの変化に戸惑う3人—。
仲間の変化を感じ、かつての「グローリー・デイズ」にはもう戻れないことを知った4人は、大人への道をどのように歩んでいくのだろうか。

BROADWAY MUSICAL『GLORY DAYS グローリー・デイズ』は、9月17日〜10月３日まで東京・博品館劇場にて上演されます。公演の詳細は、Informationより公式サイトをご確認ください。

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