《POWER PUSH》加藤和樹インタビュー④世界的作品のプレッシャーはハンパない!

  • 2013-11-14

2013年にソロデビュー7周年を迎え、11月20日(水)に記念第2弾CDとなるミニアルバム『TOY BOX』をリリースする加藤和樹さん。収録曲の制作秘話やジャケット&PV撮影エピソードなど、直撃インタビューPart.④

加藤和樹さん

加藤和樹さん

【自分が世界的作品の“オリジナル”になる、そのプレッシャーはハンパない!】

――近況についても伺いたいのですが、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』が先日終了しましたね。約2ケ月に及ぶ長い公演でしたけど、いかがでしたか?

加藤 稽古期間も入れると3ケ月以上になるんですけど、こんなに愛に溢れたカンパニーは初めてだったので、終わってしまったのが寂しいです。

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――千秋楽のステージでは、泣いたりしました?

加藤 いや、泣いてないです! 寂しさよりも「みんなでやりきった!」「楽しかった!」っていう気持ちの方が大きかったので。でもラストシーンで歌う『エメ』は、舞台袖で一緒に歌っててちょっと泣きそうになりました。

――加藤さん自身、ティボルトとしての成長は、どう感じていますか?

加藤 ん~、自分では毎回やっていることは変わらないつもりですけど、共演者や観に来ていただいた方のお手紙などで「あすこの芝居が変わった」とか「どんどん良くなってる」という感想をいただけたのはうれしかったですね。
それは多分、共演の皆さんの芝居が変わったのにつられて、自然と僕も変わっていったものだと思うんですけど、自分でも稽古の時から比べるとジュリエットに対する愛の深さは深くなっていったと思いますし、それに比例してロミオやモンタギューに対しての憎しみは日々大きくなっていきましたね。
最後の方は「お前ら全員殺してやる!」ぐらいな勢いでキレッキレでしたから(笑)。

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――次は舞台『真田十勇士』の公演が来年1月からスタートします。

加藤 ガラッと気持ちを切り替えて、殺陣と芝居を頑張らないと! 『真田十勇士』では、主演の中村勘九郎さんや、映像経験の豊富な真矢みきさん、加藤雅也さんといった先輩方から学べることはすごくたくさんあるだろうし、同年代の共演者たちと切磋琢磨しつつ置いていかれないようにしないと。すごく楽しみです。

――稽古は、12月に入ってから始まるんですか?

加藤 そう聞いています。僕の演じる由利鎌之助がメインで使う武器はおそらく鎖鎌(くさりがま)だと思うんですけど、鎖鎌なんてそうそう使う機会がないので、慣れるためにも早く殺陣の稽古をしたくてウズウズしています(苦笑)。

――そして、来年4月にはミュージカル『レディ・ベス』に出演も決定しました! この作品は、オーディションを受けて決まったものだと伺っていますが?

加藤 ちょうど『ロミジュリ』の稽古中に受けたんです。「出演が決まった」と連絡を受けても、あまりにもスケールが大き過ぎて……まだ全然実感が沸いていないです(苦笑)。
世界初演となる作品なので、自分が何かの作品で“オリジナル”になれるなんて、なかなかないことですからね。将来的に長く上演されていく作品になるだろうし、日本だけでなく世界中で上演されるものだと思うと、そのプレッシャーたるやハンパないですけど……今は「頑張ります!」としか言えないです。

加藤和樹CD-ONLY

――加藤さんが演じるのは、主人公ベス(※イングランド女王・エリザベスⅠ世)の恋人、吟遊詩人のロビン・ブレイク役ですね。

加藤 ちょうど昨日、パンフレット用の写真撮影をして来たんですけど……(写真を見せて)まだ衣装を“着せられている感”満載でしょ?

――おぉー! 吟遊詩人っぽい!

加藤 吟遊詩人っぽいかなぁ(笑)。

――これで「チャラ~ン♪」って竪琴とか弾いていたら、もう吟遊詩人ですよ。ところで以前のインタビューでは「芝居を構築するためにも、しばらくは舞台を中心に頑張りたい」と語っていましたが、その言葉の通り着実に舞台でのキャリアを積み重ねている今の状況を自身ではどう捉えていますか?

加藤 『レディ・ベス』に関しては、僕が「ミュージカルをやってみたい!」と思うきっかけになった山崎育三郎くんとのWキャストなので、個人的にはすごくうれしく思っています。
本当は共演出来ればもっと良かったんだけどね。同じ役を演じるということで、イヤでも比べられてしまうんでしょうけど、自分が目標とする人にどれだけ追いつけるか、自分にはないものをどうやって出していくかが一番の課題だと思うので、今はいろいろ考えたり悩むより先に、とにかくぶつかっていくだけです。

――本業の歌手活動の方でも、新たな試みとして初のアコースティックライブを開催するんですよね。

加藤 はい。11月13日(水)大阪、11月14日(木)名古屋、11月21日(木)東京でアコースティックライブ 『KK-station~フラクリ~』を開催します。

――“フラクリ”というのは、“フライング・クリスマス”の略ですよね? なぜフライングしちゃったんですか?(笑)

加藤 “アーリー・クリスマス(early christmas)”には早すぎるし、「どうせなら先取っちゃえ!」っていう意味で“フライング・クリスマス”にしてみました。ぶっちゃけ、ここしかスケジュールが取れなかったっていうのが一番の理由なんですけどね(苦笑)。

――どんな内容のライブになるんでしょう?

加藤 アコースティックライブなので、普段のライブとは違って“まったり&ゆったり”と時間の流れを共有できるライブにしたいですね。いつものような「いい汗かいた!」みたいな激しいノリではないけれど、「こんな加藤和樹のライブもいいね」と思っていただけるんじゃないかな(笑)。
ニューアルバムに収録されている曲の中からもお披露目したり、もちろんクリスマスソングも……お時間のある方は、ひと足早いクリスマスをぜひ一緒に過ごしましょう!

<了>

☆Information

◆LIVEインフォメーション
加藤和樹初のアコースティックライブ
『KK-station~フラクリ~』
【日程・場所】
11/13(水)大阪・梅田 AKASO(18:00開場・19:00開演)
11/14(木)愛知・名古屋 Electric Lady Land(18:30分開場・19:00開演)
11/21(木)東京・渋谷 duo MUSIC EXCHANGE(18:00開場・19:00開演)
【チケット】
料金:\5,250(税込)+ドリンク代500円
【プレイガイド】
チケットぴあ、ローソンチケット、イープラス
【公式サイト】
http://kazuki-kato.jp/
◆CDインフォメーション
New Mini Album『TOY BOX』
発売日:11/20(水)
【収録曲】
01 LADY GO!!
02 G線上のマリア
03 セイテンノヘキレキ
04 Dear my friend
05 Memories (CD only)
06 あいことば
■TYPE-A:CD+DVD(5曲収録/Music Clip)
品番:AVCD-38857/B
価格:2,730(税込)
■TYPE-B:CD+DVD(5曲収録/Music Clip)
品番:AVCD-38858/B
価格:2,730(税込)
■TYPE-C:CD(6曲収録)
品番:AVCD-38859
価格:1,890(税込)
【公式サイト】
http://avex.jp/kazuki/
◆舞台インフォメーション
日本テレビ開局60年特別舞台
『真田十勇士』
脚本:マキノノゾミ
演出:堤幸彦
出演: 中村勘九郎、松坂桃李、比嘉愛未、福士誠治、中村 蒼、高橋光臣、村井良大、鈴木伸之、青木 健、駿河太郎、石垣佑磨、加藤和樹、音尾琢真、加藤雅也、真矢みき、ほか
【東京公演】
日程:1/7(火)~2/2(日)
場所:青山劇場
【東京公演チケット】
料金(全席指定・税込):S席 \11,500 / A席 \9,000
◇主催 日本テレビ
◇問い合わせ サンライズプロモーション東京0570-00-3337(10:00~19:00)
【大阪公演】
※大阪公演は「読売テレビ開局55年特別舞台」となります。
日程:2/7(金)~2/19(水)
場所:梅田芸術劇場メインホール
【大阪公演チケット】
料金(全席指定・税込):S席 \12,000 / A席 \9,000 / B席 \6,000
◇主催 日本テレビ・読売テレビ
◇問い合わせ 梅田芸術劇場 06-6377-3800(10:00~18:00)
【企画・製作】日本テレビ
【公式サイト】
http://www.ntv.co.jp/sanada60/
◆ミュージカルインフォメーション
『レディ・ベス』
【東京公演】
日程:2014/4/11(金)~5/24(土)*大阪・福岡・名古屋公演決定!
場所: 帝国劇場
脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽・編曲:シルヴェスター・リーヴァイ
演出・訳詞:小池修一郎
出演:平野 綾/花總まり(Wキャスト)、山崎育三郎/加藤和樹(Wキャスト)、吉沢梨絵/未来優希(Wキャスト)、平方元基/古川雄大(Wキャスト)、和音美桜、吉野圭吾、石川 禅、涼風真世、石丸幹二/山口祐一郎(Wキャスト)ほか
チケット発売予定日:12月14日(4月分)/12月21日(5月分)
【公式サイト】
http://www.tohostage.com/ladybess/

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