“2次元×3次元”のメディアミックス演劇コンテンツ『青山オペレッタ』が、2021年4月に『青山オペレッタ THE STAGE』として舞台化決定！　好評配信中のビジュアルボイスドラマに続き、長江崚行さん、中山優貴さん、大隅勇太さん、矢部昌暉さん、大平峻也さん、友常勇気さんがメインキャストを務めます。

スマートボーイズでは今作から、宮嶋あさひ役の長江崚行さん＆斎 鷹雄役の中山優貴さんに直撃取材！　2日連続特集のインタビュー特集、本日は後編をお届けいたします。(※前編はこちら)

『青山オペレッタ』とは、2020年9月からスタートしたサイバード、エイベックス・ピクチャーズ、ABCライツビジネスの3社が贈る、2次元×3次元がクロスする新しい形のメディアミックス演劇コンテンツ。
そのメディアミックス第一弾として、ABCラジオでの「ラジオぺ！こちら青山オペレッタ広報部」が好評放送中、また公式YouTubeチャンネルにて、イラスト・音・テキストが付いた「ビジュアルボイスドラマ」、ラジオの映像付きアーカイブが毎週配信中。2021年1月27日(水)には、チームソングと「ビジュアルボイスドラマ」の音源をそれぞれ収録したCD「チームソング＆ドラマ Vol.1」と「チームソング＆ドラマ Vol.2」が発売予定です。

そしてメディアミックス第二弾には、2021年4月22日(木)～25日(日)に『青山オペレッタ THE STAGE』が東京・渋谷区文化総合センター大和田4階 さくらホールにて上演決定！
舞台では「ビジュアルボイスドラマ」のストーリーに続く形で、旗揚げ公演を中心にストーリーを展開。メインキャストには、キャラクターボイスを務める長江崚行さん、中山優貴さん、大隅勇太さん、矢部昌暉さん、大平峻也さん、友常勇気さんが続投し、3次元でも個性豊かなキャラクターたちを演じます。

【『青山オペレッタ』あらすじ】
青山オペレッタ――東京・青山にある、未婚の若い男性だけで構成された歌劇団。
その歴史は古く、100年以上に及ぶ由緒ある歌劇団で、その成り立ちから女性役も男性が演じるのが特色。
記念すべき「100期生」を迎えるにあたり、実験的な新チーム「ノーヴァ」が結成されるが、
特別オーディションで選ばれた「100期生」は、個性の強すぎるメンバーばかりだった。
果たして彼らは、半年後の初舞台を成功させることが出来るのか――。

今回は新チーム「ノーヴァ」のメンバーを演じるキャストから、女役にして“能力未知数のど素人”・宮嶋あさひ役の長江崚行さんと、男役で“天然紳士なエリートバレエダンサー”・斎 鷹雄役の中山優貴さんにインタビュー！
本日更新の後編では、役者・アーティストとして活躍する上で2人が意識してしまう存在や、「もしもルームシェアをするなら」という質問にも答えていただきました。

■『青山オペレッタ THE STAGE』
宮嶋あさひ役・長江崚行さん×斎 鷹雄役・中山優貴さん　インタビュー後編

――個性豊かなノーヴァの中でも、あさひは歌、斎はダンスに優れた才能を持っているという役柄ですが、舞台ではそのパフォーマンスを披露する場面もあるんでしょうか？

長江崚行(以下、長江)　もちろん、そういう部分もお見せできたらいいなと思っています！　僕、『青山オペレッタ』が始まってから、家で歌う機会がすごく増えていて。

中山優貴(以下、中山)　へー、一人で歌うの？

長江　そう。家に帰って玄関のドアを開けた瞬間から、何かしらの曲をずっと歌ってる(笑)。音楽を聴くことも増えたし、そういう部分はあさひに影響されているのかなって思います。

中山　すごいね、ドアを開けた一歩目からもう歌ってるんだ(笑)。でも、あさひも本当に歌が大好きで、きっと家ではそういうことをしているキャラクターだよね。

――対して中山さんが演じる斎は、才能あふれるバレエダンサーでありながら、お芝居も上手い、という描写がボイスドラマにてありました。これは、役者としてなかなかプレッシャーがかかるところなのでは？

中山　そうなんですよね。まず肩書きが“天然紳士なエリートバレエダンサー”って、紳士にエリートを重ねちゃっている役なので、もちろんプレッシャーはあります(笑)。
だけど「僕がやることなすこと、全てが斎ですよ」って言えるように、キャラクターとの距離を縮めて、そういった肩書きにも臆することなく挑んでいきたいなと思います。

――ちなみに斎の紳士的な部分は、中山さんご自身の中にもありますか？

中山　う～ん。共感できる部分は多いので、僕にも紳士さはあるんじゃないかな、と自負しています……ちょっとだけ(笑)。でもそういう斎の紳士的な立ち振る舞いを、舞台では動きで表現することもできるので楽しみにしています。

長江　やっぱり舞台化に向けて、僕たち役者としては「やっと自由に動ける！」っていう開放感がどこかにあって。僕たちが今までにやってきた経験を活かして、本領発揮できる場が舞台になると思うので、そこはしっかり務めていきたいなと思うんですが、同時に役者としては言い訳ができない場でもあるな、と受け止めています。

中山　『青山オペレッタ』では、キャラクターが役者として役に向き合う姿が描かれていますが、それを演じる僕にとっては「『僕だったらこう演じる』と斎が考えている姿を、僕ならこう演じる」という二重構造になっていて。そこが役者としては難しくもあり、楽しみでもある点ですね。

――おっしゃるように歌劇団を舞台にした作品ということで、『青山オペレッタ』ではチーム内での配役を巡るライバル関係も描かれていきます。その描写には、お二人にも共感できる部分がありましたか？

長江　僕はあんまり人と争いたくないタイプだから、配役決めで最初は臆してしまうあさひの気持ちにはすごく共感しちゃいます。
でも、「この役を演じたい」という願いを叶えるためにはぶつからなきゃいけないと気付いて、正々堂々と向き合っていく、という答えを出せるあさひくんは素敵だなって思います。

中山　やっぱり僕たちにも、実際にライバル視したり、どこか意識してしまう存在がいて。というかこの世界にいる人は、みんなそういう存在がいるんじゃないかなって思います。

長江　悔しくなったり、嫉妬したりね。でも、僕が嫉妬している相手も、きっとほかの誰かに嫉妬したりしているはず。だったら誰かに嫉妬するよりも、自分と向き合って、自分を磨いていくのが一番の近道なんだろうなって……。そう思ってはいるんですけど、やっぱり意識しちゃうんですよね！(笑)

――そういった意識をしてしまう存在は、どなたかハッキリと思い浮かびますか？

長江　僕にとっては、俳優の橋本祥平くんです。何度か共演してお世話になっているんですが、演じる役の幅はもちろん、周りを見て盛り上げる力や、相手への気遣いの上手さ、芝居に対する真面目さとか、本当にすごいなって思うんですよ。
その上で、先に祥平くんが演じていた役を、僕が二代目として演じたこともあるので(舞台『ギャグマンガ日和』での小野妹子役)、一度は同じ役を演じたっていうことは、僕にもどこか重なる部分があったのかな、と思っていて……。尊敬する存在でもありますし、超えたいけどなかなか超えられない壁だな、と感じている方ですね。

――対して、SOLIDEMOとしてグループでの活動をされている中山さんにとっては、やはりSOLIDEMOのメンバーこそが、仲間ながらも意識してしまう存在でしょうか？

中山　そうですね。それこそ曲のレコーディングをする時には、「このパートはこの人」って大まかに歌割りが決められているんですけど、何箇所か「トライ」という、一番うまく歌えた人のパートになる部分があったりするんですよ。

長江　ひぇ～、そうなんだ！　それは周りを意識しちゃうね。

中山　でも同じグループの仲間だから、結局は誰がそのパートを取ったとしても、他のアーティストに取られるわけじゃないし、誰も損はしていないんです。それでも、やっぱり取られたくないというか。

――そのパートに一番適した人の歌声が採用されるというのは、曲全体のクオリティを上げるという意味では、グループにとってのベストな選択になりますよね。

中山　そうなんですよね、それが全体のためになって、僕自身のためにもなる。だけどこういう競争があることで、「絶対にこいつよりも良いテイクを録ってやるぞ！」っていう思いや、単純な歌唱力だけではなくて「このパートに適した表現なら負けないぞ」っていう気持ちが引き出されたりしていて。普段は仲間だけど、その時だけはライバルにもなれる。お互いに切磋琢磨できる、いい関係だなって思います。

長江　すごいなー、ボーカルグループってそういう世界なんだ。

中山　やっぱり近しい人こそが一番のライバルであり、仲間であるっていう感じですね。これは『青山オペレッタ』で言うノーヴァの、同じ歌劇団の、同じチーム内で配役を取り合う、っていう関係と全く一緒なので、その気持ちはすごくわかります。

――『青山オペレッタ』では、そんなキャラクター同士の舞台にかける思いやぶつかり合いはもちろん、ともに寮生活を送る中での素顔の関係も描かれていきます。
寮では同室のあさひと斎ですが、お二人は「一緒に住んで」と言われたら暮らせますか？

中山　多分、僕と崚行の組み合わせは大丈夫だと思います。

長江　本当？　僕、めっちゃ料理するけどいい？　あと、帰ってきた瞬間から歌うよ(笑)。

中山　アハハ！　料理してくれるのは、むしろありがたいです(笑)。でも僕、崚行と一緒にいるのは大丈夫なんですけど、人と住むっていうこと自体はちょっと苦手かもしれないです。今までルームシェアをしたことがないので想像の範囲ですけど、プライベート空間がないとダメなタイプだと思うので……一日の中でリセットする時間というか、自分だけになれる時間が必要になると思います。

長江　僕も。だからこの二人で住むなら2LDKとかの、お互いの個室がないとダメかもしれない(笑)。

中山　広さがあれば同じ部屋でも、大丈夫な人もいるじゃないですか？　だけど僕らは、狭くてもお互いの個室が欲しいタイプ(笑)。でも、『青山オペレッタ』のように、本当に同室で過ごさなきゃいけない寮生活だったとしたら、このメンバーの中なら崚行を選ぶと思います。

――おお！　では長江さんも、『青山オペレッタ』のキャストから同室相手を選ぶなら？

長江　それはやっぱり、ユウキくんですね！

――友常のユウキくんではなく？(笑)

長江　アハハ！　いや、友常さんもすごく面白そうだなって思うんですけど、あの人はすごく早寝早起きなんですよ！　だから生活リズムが合わないんじゃないかなって思って(笑)。だって「夕方6時に寝て、夜2時に起きる」みたいなことを言ってましたもん。

――それは早寝早起きというか、寝るのが早すぎるような(笑)。

中山　夜2時に起きていたら、逆に夜ふかしなんじゃない？(笑)

長江　そうだよね？　そうなってくると、やっぱりお互いの時間がなかなか合わないのかなって。やっぱり同室は、中山のユウキくんでお願いしたいです(笑)。

――ルームメイトとしても、相思相愛ですね！　続いて『青山オペレッタ』のボイスドラマ内でも、あさひと斎はランニングを習慣にしていますが、お二人にも稽古とは別に行っている役者としての習慣や、自分なりの本番前のルーティンはありますか？

中山　僕はセリフ覚えに関しては、どんな状態でも言えるように練習しています。台本を読みながら文字に書いて覚える人もいると思うんですけど、僕は書かないで、とにかくしゃべりながら動く。急にセリフを振られたとしても、反射的に言葉が出てくるように、日常の色んな動作をしながら台詞を言うようにしています。
あと本番前のルーティンを挙げるなら、例えば舞台袖で出番まで待機しているとして、舞台に出る直前に、今回の斎 鷹雄役なら「鷹雄ならできる」って自分で言います。

長江　あっ、分かる！　超分かる！

――自己暗示と言いますか、自分自身を役柄として鼓舞するような声かけをすると。

中山　そうですね。袖から舞台上に出ていく時の、スイッチを入れるきっかけ、みたいなものを僕はそれにしています。

――長江さんも「分かる！」とおっしゃっていましたが、同じことをしているんですか？

長江　僕は、すごく緊張しいでプレッシャーに弱いので、出る直前に“今から舞台上で起こることは自分じゃなくて、キャラクターがやったことなんだよ”っていう意味で、役に対して「じゃあ、ここからは預けますね」って言うんです。
そこからはキャラクターが好きにやっていることなので、失敗したって何が起きたって、それはキャラクターが起こしたことだもんって自分の中で割り切れるというか。だからこそ、ハプニングが起きた時のリカバリー方法も、それはキャラクター自身が考えることだって僕は思っているので、それが無意識にできるぐらい、稽古では役と向き合う必要があると思うんですけどね。

――こうして伺うと、ご自身と役柄の共存関係まで、お二人は考え方が近いんですね。

中山　役に言い聞かせる感じとか、本当にそうですね。僕も今改めて思いました。

――そんな新たな発見をしながらも、これから4月の舞台までの間には、お二人だけではなく、ノーヴァのキャスト6人の仲もますます深まっていくのでは？

長江　僕たちよりも先に、ノーヴァのメンバーがビジュアルボイスドラマの中で経験している距離感の縮め方を、僕らはこれから舞台稽古を通じて追体験していくことになるんじゃないかなって思います。そこで彼らの仲に追いついて、いや、いっそ追い抜ければいいなって思います！

中山　まだ6人全員で揃ったのは3回くらいなので、これから稽古で6人全員が向き合うことでの発見もあると思いますし、より関係が深まっていくのが僕たちも楽しみです。

――では最後に、様々なメディア展開が続く『青山オペレッタ』について、これからどんな風に楽しんで欲しいか、ファンの皆さんへのメッセージをお願いいたします！

長江　もちろん全部をひっくるめて愛してほしいんですが、好みってあると思うんです。ビジュアルボイスドラマのあさひくんが好き、舞台のあさひくんが好き、キャラクターソングが好き……って色んな入り口がある中で、こうしたメディアミックスで展開していく作品だからこそ、自分好みのものに辿り着くことができるとも思っているので、一度は全部に触れてみていただいて、その上で「自分はこういう『青オペ』が好きなんだな」っていうそれぞれの楽しみ方で、僕たちを愛し続けて下さったら嬉しいなって思います。

中山　『青山オペレッタ』は楽しみ方が一つではなく、ビジュアルボイスドラマがあり、ラジオがあり、キャラクターソングがあり、舞台もあって。本当に色んなメディアで見られるのが魅力であり、強みだとも思うので、常に皆さんをワクワクさせたいなと思っています。
「この次は何があるんだろう」、「舞台化では他にも色んなキャラクターが出てくるのかな」と、皆さんの楽しみが増えるように僕たちも作品を作っていきたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いいたします！

【インタビュー完】

『青山オペレッタ THE STAGE』ほか、『青山オペレッタ』に関する最新情報は、下記のInformationから公式サイトをご確認ください。

スタイリング：金田健志
・長江さん着用……ニット ¥81,000(KOH’S LICK CURRO)／ポロシャツ ¥18,800(hexa)／その他スタイリスト私物
・中山さん着用……ニット ¥48,000(KOH’S LICK CURRO)／その他スタイリスト私物

©青山オペレッタ

※長江崚行さんが多和田任益さん、南圭介さん、北川尚弥さんに山本一慶さんと共演するスマボオリジナルコメディ『探偵がうつる』が、スマボアプリにて好評配信中！(全5話)

☆Information

■舞台公演概要
『青山オペレッタ THE STAGE』
企画・原案：サイバード
キャラクターデザイン：滝田ちひろ

【出演】
宮嶋あさひ役：長江崚行
斎 鷹雄役：中山優貴
櫻井ノエ役：大隅勇太
長衛輝夜役：矢部昌暉
矢地桐久役：大平峻也
加賀見祥太役：友常勇気

【公演情報】
会場：渋谷区文化総合センター大和田4階　さくらホール
(〒150-0031東京都渋谷区桜丘町23-21　渋谷区文化総合センター大和田4階)
日程：2021年4月22日～4月25日　7公演(予定)

【チケット情報】
1月27日(水)発売の「青山オペレッタ」チームソング＆ドラマ Vol.1初回生産分に、最速先行抽選申込み券が封入。
※詳細は、追って発表いたします。

【スタッフ】
脚本：伊勢直弘
演出：村井雄(KPR／開幕ペナントレース)
製作・著作：青山オペレッタTHE STAGE製作委員会

≪舞台公式サイト≫
https://stage-aoyamaoperetta.com

■『青山オペレッタ』チームソング＆ドラマ Vol.1＆Vol.2発売概要
『青山オペレッタ』チームソング＆ドラマ Vol.1＆Vol.2
発売日：2021年1月27日(水)
販売価格：2,700円(税別)

「青山オペレッタ」チームソング＆ドラマ Vol.1　収録内容
・チームソング「目醒のカンパネラ」歌：ノーヴァ(「青山オペレッタ」主題歌)
・音声ドラマ：第1話～第6話
【初回限定版封入物】
・キャストビジュアルランダムブロマイド(私服Ver.)
・2021年4月「青山オペレッタ THE STAGE」チケット最速先行抽選申込み券

「青山オペレッタ」チームソング＆ドラマ Vol.2　収録内容
・チームソング第2弾「Make you shining star」歌：ノーヴァ
・音声ドラマ：第7話～第12話
【初回限定版封入物】
・キャストビジュアルランダムブロマイド(ステージ衣装Ver.)
・オンラインイベント参加抽選申込み券

■『青山オペレッタ』公式アカウント
≪公式サイト≫
http://aoyamaoperetta.com/
≪公式Twitter≫
@aoyama_operetta
≪ラジオ公式Twitter≫
@radio_operetta
≪YouTubeチャンネル≫
https://www.youtube.com/channel/UCdJx8hhQGR_sM5qISKRbPmw/featured?view_as=subscriber

©青山オペレッタ

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