- 2020-12-7
「ヤングエース」(KADOKAWA刊)にて10年間の長期連載の末、10月2日発売の11月号にて完結した、杉基イクラ氏原作の大ヒット青春漫画「ナナマル サンバツ」の舞台化第3弾『ナナマル サンバツ THE QUIZ STAGE O(オー)』が、2021年1月6日より東京・銀座博品館劇場にて上演されます。
高校での競技クイズを題材とした熱血ストーリーは、文化系の王道スポ根ものとして話題となり、2017年のアニメ化に続き、西井幸人さん・鈴木絢音さん(乃木坂46)など若手キャストにより2018年、2019年と2度の舞台化。
大人気劇団「ヨーロッパ企画」とのコラボによって実現した、毎ステージ、クイズ内容が変わる「脚本なしのガチクイズバトル」は何度見ても競技クイズの臨場感とスリルを体感できると、過去2作品とも好評を博しました。
第3弾となる今作では、舞台オリジナルストーリーも交え、主人公・越山識をはじめとする登場人物たちとはまた違った新しい視点から、競技クイズを見つめる作品ともなっているとのこと。
スマートボーイズでは、越山識役の西井幸人さん、越山のライバルである御来屋千智役の中村嘉惟人さん、オリジナルストーリーに登場するアキト役の佐奈宏紀さんの3人にSPインタビューを実施。前後半の2回に渡りお届けします。
PART①では、出演が決まった心境や今作の見どころ、さらには西井さん&中村さんの2人から新キャストの佐奈さんに座組の雰囲気や稽古への取り組み方などのアドバイスを語ってくれました。
――よろしくお願いします。まず初演&第2弾に続いて出演する西井さんと中村さんから、第3弾が決まった時の感想を教えていただければと思います。
西井 まさか第3弾もやらせてもらえるとは思っていませんでしたし、これまで3作連続で同じ役を演じた経験がなかったので、ひとまず安心はしましたけど、また何千問もクイズを覚えないといけないのかという気持ちにもなりました(苦笑)。でも稽古休憩中にみんなでスマホを使ってクイズ大会をやった思い出もあって、安心して戻って来られる場所みたいなイメージがあって、今は楽しみでしょうがないです。
中村 同じ作品に3回連続で出演するのは初めてだったので、安心した気持ちになりましたし、嬉しさもあって、早く稽古が始まらないかなと思いました。毎回クイズの問題がいっぱい用意されて、初演の時も第2弾の時も稽古が始まる前に「ちゃんと勉強してから稽古に臨もう!」って思うんですが、いずれも勉強しないで稽古に入ったので、今回こそちゃんと勉強して稽古に臨もうと思います。
西井 そんなこと言って、ちゃんと勉強しているじゃない。
中村 いや、稽古が始まったら勉強するんですよ、マズいと思って。やっぱり横井翔二郎くんが凄いから、何とかして止めないと(笑)。何とか対抗して本番でもクイズ大会でも活躍できたらいいなと思います。
――佐奈さんは今回新キャストということで、作品自体はご存じでしたか。
佐奈 はい。舞台化の詳細までは知らなかったんですけど、石田隼(※テニミュで同じ青学8代目キャスト)が出ているのは知っていました(笑)。出演が決まってから、「ナナマル サンバツ」のタイトルの意味(「7問正解で勝ち抜け&3問誤答で失格」という競技クイズのルールから由来)から調べて、それから競技クイズのルールを知っていけば知っていくほど、きっと初演&第2弾を経てみんなの絆がガチガチに固まって、僕のような新キャストがゴリゴリにハブられるんじゃないかなと心配しています。
(数秒無言状態)
佐奈 ほら。こういう感じなので、きっとハブられているんでしょうね。
西井 そんなことないよ!
中村 (わざとらしいセリフ口調で)そんなことないですよね!
(一同笑)
佐奈 今回の役は、2人との絡みがあまりないので、僕は僕で自由にやっていこうかなと思います。
中村 基本的に自由な座組で、みんなやりたいことをやるみたいな感じですね。
西井 演出の大歳(倫弘)さんは、臨機応変と演出プランを変更したり、シーンをごっそり削ったりすることが多くて、「(台本は)ギリギリまで覚えないでください」って言う方なんです。(小澤)亮太もセリフの変更に「おい!」って、大歳さんに突っ込んだりしているよね。
佐奈 新しい演出だね。
中村 ノリが独特なので、新キャストから見れば、ちょっとヒヤッとするかもしれないけど、ノリだとわかれば大丈夫だと思います。
西井 僕らが構えて稽古に臨むと、大歳さんから「構えるのはやめてください」とか「何で稽古2日目で台本持っていないんですか?」、挙句の果てには「僕にプレッシャーをかけないでください」とか言うんです。
佐奈 え~! やっぱり不安になってきました。
(一同笑)
中村 大丈夫です。文化祭的な雰囲気なので、あまり深く考えない方がいいと思います。アドバイスするとしたら、最初のうちに長セリフは覚えない方がいいですよ。あとセリフがコロコロ変わるから、台本にボールペンで書かない方がいいと思います。
佐奈 なるほど。
西井 それと、ヨーロッパ企画の方が散々ひけらかすので、台本は持たない方がいいと思いますし、逆にワークショップしている気持ちで臨んだ方がいいかも。ずっとふざけ合っているわけではないけど、独特のノリみたいのがいっぱいありますね。
――稽古前に2人からタメになるアドバイスをいただきましたね。さて、今回の見どころを教えていただけますか。
佐奈 今回は越山を中心としたストーリーとアキトを中心としたストーリーの2つの話が並行して物語が進んでいきます。それぞれの話にはお互いの伏線が入っていて、最終的にその線が繋がっていくという話になります。
西井 今までは原作に沿ってやってきましたが、今回舞台オリジナルストーリーが用意されていて、舞台でしか見られない結末が見られるので、原作とは違う展開が見られますし、僕たちも楽しみです。
中村 役としては、越山と御来屋とは最後の勝負になるので、笹島や深見らとともに初演、第2弾を経て作り上げてきた最後の戦いというのは熱いかなと思いますね。
西井 それまでは「ガチクイズ」が話題になりがちでしたが、今回は「人間ドラマ」に重きを置いていて、ストーリーにぐっと入っていけそうな作品になりそうです。舞台オリジナルストーリーは杉基先生と大歳さんが話し合って書いたものになるので、原作は完結しましたが、原作とはまた違った視点で見られると思います。
※PART②へ続く
舞台『ナナマル サンバツ THE QUIZ STAGE O(オー)』は2021年1月6日から1月17日まで上演。現在通信販売による公演グッズの事前予約販売を受付中。なおチケット一般発売は12月19日午前10時より開始されます。詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。
©『ナナマル サンバツ THE QUIZ STAGE』製作委員会2021
☆Information
舞台『ナナマル サンバツ THE QUIZ STAGE O(オー)』
日程:2021年1月6日(水)~1月17日(日)
会場:銀座 博品館劇場
出演: 西井幸人・鈴木絢音(乃木坂46)・小澤亮太・中村嘉惟人・横井翔二郎・加藤靖久/
佐奈宏紀・弓木奈於(乃木坂46) ・本折最強さとし・中西柚貴/
石田剛太・角田貴志・土佐和成(以上3名 ヨーロッパ企画)/吉田尚記(ニッポン放送)
※スペシャル公演ゲスト
1月9日(土)17時~ 吉田綾乃クリスティー(乃木坂46)・石田隼
1月17日(日)12時~ 向井葉月(乃木坂46)・諏訪雅(ヨーロッパ企画)
1月17日(日)17時~ 阪口珠美(乃木坂46)・加藤里保菜
■料金
【通常公演】
ナナサンシート8,800円(税込、特典付)/一般席8,000円(税込)
【スペシャル公演】 3公演限定(1月9日(土)17:00・1月17日(日)12:00/17:00)
ナナサンシート10,700円(税込、特典付)/一般席9,900円(税込)
※「ナナサンシート」は特典グッズ付きのお席となります。
一般販売:2020年12月19日(土) 10:00~
≪公式サイト≫
http://7o3x-stage.jp/
≪公式Twitter≫
@7o3x_stage