- 2020-11-10
11月18日より「舞台『ハイスクール!奇面組3』~危機一髪!修学旅行編~」が、東京・草月ホールにて開幕します。
原作は、1980年代に週刊少年ジャンプで連載、テレビアニメ化もされたギャグマンガの金字塔『ハイスクール!奇面組』。誰もが知る懐かしの大ヒットコンテンツを、2017年、2018年に鬼才・なるせゆうせい氏の手によって二度舞台化。そして、2020年。かつて観客を笑いの渦に巻き込んだドタバタコメディーが、満を持して復活します!
舞台化第三弾となる本作でも、主人公・一堂零(いちどう れい)役の平野良さん、冷越豪(れいえつ ごう)役の寺山武志さんをはじめとする奇面組メンバーや、熱血教師・事代作吾(じだい さくご)役のなだぎ武さんが続投。
超個性的なひょうきん集団「奇面組」が、令和の日本にほんのり懐かしい爆笑の嵐を巻き起こします!
スマートボーイズでは、奇面組の脇を固める新キャスト、似蛭田妖(にひるだ よう)役の横井翔二郎(よこい しょうじろう)さん、雲童塊(うんどう かい)役の梶原颯(かじはら はやて)さん、切出翔(きれいで しょう)役の荒一陽(あら かずはる)さん、日条左半次(にちじょう さはんじ)役の桜庭大翔(さくらば はると)さんの4名を直撃。
取材日はちょうど初めての本読みの直後で、4人がちゃんと話をするのもこれが初めてというタイミング! すでに打ち解けつつある4人の座談会を、①~③の3回に渡ってお届けします。
【SPインタビュー①】
――早速ですが、まずはご自身の役どころについて紹介をお願いします!
荒 僕が演じます切出翔は、名前が“きれいでしょう”ということもあって、すごく美男子。色男組という組のリーダーをしていて、女子にもモテるキャラです。きっと舞台の上でも女の子を口説いたりするシーンがあるかと思います。学園のモテ男です。モテモテ!
横井 めっちゃモテるやん!
荒 僕自身は、どうかわからないですけど(笑)。
横井 いやいや。横井翔二郎役を演じます、似蛭田妖です。
全員 (笑)。
横井 硬派な番長集団、番組のリーダーです! 自分の中に美学やロマンがあって、筋の通ってないことはやらない。何か1つルールがあるんだなって思います。ギャグマンガなので、あまり真面目には描かれないけど、めちゃくちゃいい奴じゃん!って僕は思っています。あと、常に目が隠れてます!
――視界はどうなってるんでしょうか?
横井 ビジュアル撮影のときは大変でした(笑)。でも、本番のときはなんとか、もう少し見やすくしてくださるみたいなので、そのあたりはスタッフさんに力をお借りしたいと思います。
梶原 僕の演じる雲童塊くんは、“うんどうかい”という名前だけあって運動神経抜群。だからこそ特定の部活に入るわけではなくて、すべての競技で大活躍する奴です。目立ちたがり屋なので、注目されたくていつも鍛錬しているキャラです。
――運動神経抜群なところなど、梶原さんにピッタリな役な気がします。
梶原 ピッタリだと思います(笑)。原作でもめちゃくちゃバク転したり、ひねってグルグルグル~って無駄に動いてるので、そういうところを見せられたらなと思います。
――前作まで雲童役を務めていた、才川コージさんからご指名を受けてのキャスティングとお聞きしました。
梶原 そうですね。
桜庭 へ~!
梶原 友人の…マブダチの才川コージくんから。
横井 マブダチって本当に言う人いるんだ!
梶原 マブダチなんすよ! 週4くらいで会うんで。
荒 それはマブだ!
梶原 仲いいんですよ。才川コージくんに推していただいて、今回は僕に「任せとけ」と。やらせていただくことになりました。才川くんからは「雲童塊、よろしくな!」って。
桜庭 お~。カッコいい!
荒 ステキだわ。
横井 週4でそれ言われてるの?
桜庭 毎回は言わないでしょ!
梶原 はい(笑)。腕をガツーンと合わせて、バトンを受け取りました!
――しっかり役を受け継いだんですね。では、桜庭さんもお願いします。
桜庭 僕が演じるのは日条左半次なんですけど、先生です。原作の高校に入ってから登場する新米教師。ルックスがよくて、運動もできて、頭もいい。一見スーパーマンみたいな奴なんですけど、実は疲れることが大嫌いで、よしやるぞって始めた2分後には、疲れたから休むってなっちゃう、ズルくてかわいらしい一面もあります。
――なだぎ武さんが演じる熱血教師・事代作吾とは真逆ですね。
桜庭 あ、そうですね! あちらは熱いですけど、こっちはクール。いつも2人で小競り合いをしてます。
――今作はシリーズ3作目となりますが、みなさんは初参加ということで、出演することが決まったときのお気持ちをお聞かせください。そもそも原作はご存知でしたか?
荒 原作の名前はもちろん知ってました。僕自身、ザ・コメディーな舞台が初めてなので、お話をいただいたときはうれしい気持ちもありましたし、“あ、俺、出させてもらえるんだ……!”ってビックリな気持ちもあって。でも、役柄的には、自分をオファーしていただいた意味がなんとなくわかった部分も少しあります。初のコメディーで、素晴らしい先輩方がいっぱいいらっしゃるので、勉強させていただきたいです。自分の成長にも繋がる作品になるといいなと思いました。
――オファーの理由がなんとなくわかったとのことですが、キャラクターとご自身にリンクする部分が……?
荒 僕、インタビューが始まる前までずっと自撮りしてたじゃないですか(笑)。けっこう、そういうところあります。この中で一番しっかりメイクしてるのも僕だし。美意識の高さという部分で、切出と分かち合えるものがあるのかなと思います。
横井 なんか僕らが美意識、低いみたいな~?
桜庭 そうだ、そうだ!
荒 ちがいます、ちがいます! みなさんも低くはないですけど、一般的な男性と比べると、僕は高いほうがと思うんですよ。
横井 今日、顔合わせだよ~?
荒 ごめんなさい(笑)。たしかに、わかんない。裏ではめっちゃ美容に気を使ってるかもしれないですよね。でも、僕もキレイでありたいって気持ちはあるので。
横井 うん、いいことだよ。僕はお声がけいただいたとき、演出がなるせさん、キャストに(平野)良さん、寺(寺山武志)さん、(宮下)雄也さんがいらっしゃって……あれ、これ見たことあるな~と思ったら、以前『ハンサム落語』という作品でご一緒した方々で。僕はそのときの座組で最多の出演で、日替わりネタに怯える毎日を過ごしてて。で、このメンバーがいらっしゃるので、どうせすっごい舞台だ! と思って、お話が来たことが本当にうれしかったです! すごい方々と今回またご一緒できるのが単純にうれしいです。
――似蛭田役でのオファーに関してはどうでしょう?
横井 なるほどって感じです。この中でやるなら似蛭田妖だよねと。
――原作でも人気のキャラクターだそうです。
横井 みたいですね。知り合いのお母さんが「1番好きだったわ~」って言ってました。
――当時の原作ファンからの反響もあるんですね。梶原さんはいかがですか?
梶原 すみません……。僕は原作を知らなくて。お母さんに聞いたら、「知ってる!」って。親の世代でも有名な作品に出られることがすごくうれしいなって思いました。雲童塊役なんですが、僕、学校で運動会がめっちゃ好きやったんですよ。
全員 アハハハハッ!
梶原 めっちゃ好きで。だから、雲童塊って名前がもうピッタシやなと(笑)。ワクワクしてますね。あと、僕は吉本興業の俳優部所属なんですけど、けっこう吉本所属の芸人さんや、俳優の宮下雄也さんも先輩でいらっしゃるので、みなさんとの共演も楽しみです。
桜庭 僕も『ハイスクール!奇面組』の名前は知ってまして。中学生の頃に通ってた床屋さんにマンガが置いてあったんですよ。あるな~と思って、でも読むことはついになかったんですけど(笑)。このお話をいただいたときに、あれか!と思い出しました。親世代はみんな知ってて、「それに出るんだ。絶対おもしろいじゃん」って喜んでもらえてうれしかったです。それに、芸人さんもいっぱい出ていらして。僕、お笑いが大好きなので、子どもの頃によくテレビで見てた芸人さんたちだ~っていう興奮がすごいです! 稽古も本番も楽しみです。
【インタビュー②へ続く】
「舞台『ハイスクール!奇面組3』~危機一髪!修学旅行編~」は、11月18日より草月ホールにて開幕。公演詳細はInformationより公式サイトをご確認ください。
©新沢基栄/集英社・2020舞台「ハイスクール!奇面組3」製作委員会
☆Information
■「舞台『ハイスクール!奇面組3』~危機一髪!修学旅行編~」
■公演期間:2020年11月18日(水)~11月23日(月・祝)
■公演会場:草月ホール
■チケット情報
S席9900円(税込) A席7700円(税込)
■原作:新沢基栄(集英社文庫コミック版)
■脚本:田中大祐
■演出:なるせゆうせい(オフィスインベーダー)
■出演:平野良・寺山武志・もう中学生・高木晋哉(ジョイマン)・井深克彦/和田まあや(乃木坂46)・西田薫子/宮下雄也/横井翔二郎・梶原颯・荒一陽・田中美麗/桜庭大翔・宮澤雪/いーま・南米仁・アライヒロヤス・金子清春・山本夏夢・吉田瑞貴/なだぎ武 ほか
■企画・製作:2020舞台「ハイスクール!奇面組3」製作委員会
《公式サイト》
https://kimengumi-stage.jp/
《公式Twitter》
@kimengumi_stage