2020-11-9

2021年2月10日(水)～14日(日)に東京・こくみん共済coopホール/スペース・ゼロにて上演される舞台、銀岩塩 Vol.5 FUSIONICAL STAGE『ABSO-METAL2 ～群盲の逆襲～』の製作発表が2020年11月9日(月)に都内にて開催されました。
主演・ルカ役の正木郁さんをはじめ、伊藤萌々香さん、遊馬晃祐さん、柏木佑介さん、演出も手掛ける井上正大さんらキャスト11名が衣装姿にて登壇し、今作のメインビジュアルも解禁された会見の模様をレポートいたします。

新キャストも加わり、待望の続編『ABSO-METAL2 ～群盲の逆襲～』がいよいよ始動！

塩田泰造さんが脚本を手掛ける『ABSO-METAL』(アブソメタル)とは、舞台プロデュースユニット・銀岩塩による完全オリジナル作品で、2019年9月にシリーズ第1作として銀岩塩Vol.4　FUSIONICAL STAGE『ABSO-METAL』～価値×時間＝幸せのメダル～を上演。
特別な能力を認められた生徒のみが入学できる特殊教育機関「セントアモーディ学園」を舞台に、能力と換算できる“アブソメタル”という通貨を巡る、生徒や教師たちの姿を描いた物語です。

前作では、主人公の転入生・ルカと、学園を支配する生徒会ナンバーズのひとり・アイコとの死闘が描かれましたが、今作ではアイコとの戦いに勝利後、7日間眠り続けたルカの目覚めから、生徒会の面々だけではなく、学園のクーデターを企てる地下組織も動き出す……という展開が描かれます。

出演は、前作と同様に主演を正木郁さんが務め、ヒロインには伊藤萌々香さん、ほか共演には遊馬晃祐さん、柏木佑介さん、髙﨑俊吾さん、磯原杏華さん、藤田怜さん、設楽銀河さん、岩田有弘さん、君沢ユウキさん、井上正大さんら豪華キャストが集結。
演出は、前作にて映像と舞台を融合させる銀岩塩オリジナル投影紗幕“フュージョニカルスクリーン”を駆使し、斬新な演出で世間を驚かせた井上さんが今作も引き続き務め、主題歌は伊東歌詞太郎さんが新たに書き下ろします。

この日解禁となった、『ABSO-METAL2 ～群盲の逆襲～』メインビジュアル

製作発表では、遊馬さんが演じるアイコの過去を描くスピンオフ公演として、2020年5月に上演が予定されていた銀岩塩vol.4-5　FUSIONICAL STAGE『ABSO-METAL～黎明～』が新型コロナウイルスの影響によって公演延期となったこともあり(2021年10月に上演予定)、まずは銀岩塩代表の岩田さんが「昨年の初演から、この壮大な物語をシリーズ化することができたら、と思い育んできました。このようなご時世の中、2作目の製作発表を行えることを大変嬉しく思います」とコメント。
さらに岩田さんは、「銀岩塩にとっても特別な思い入れのある作品ですので、前作以上にスリリングでファンタティックな“FUSIONICAL STAGE”をご期待いただければ」と力強く語ります。

(後列左から)岩田有弘さん、君沢ユウキさん、藤田怜さん、柏木佑介さん、磯原杏華さん、設楽銀河さん
(前列左から)高崎俊吾さん、伊藤萌々香さん、正木郁さん、遊馬晃祐さん、井上正大さん

続いてはキャストも、それぞれが演じる役柄とともに今作への意気込みをコメント。
ルカ役の正木さんは、「今回も歌にダンスに殺陣に、舞台を駆け巡りたいと思います」と語るとともに、ストーリーについても「前作でのアイコとの戦いの後、力を使い果たして7日間眠り続けたルカなんですが、その間に学園では様々なことが起こり、様子が変わっていて……。そこでルカが目覚めた時、彼がセントアモーディ学園を変えていくのか、それともルカが変わっていくのか。お楽しみに！」と、期待が高まる言葉を聞かせてくれます。

ルカ役の正木郁さん

続いてヴィヴィアン役の伊藤さんは「前作ではルカを支え続けたヴィヴィアンですが……今回は初めて、ヴィヴィアンも戦います！　もうすごく、殺陣がやりたかったんです！　ありがとうございます！」と新たな挑戦に笑顔を見せ、同じく続投するダミエ役の髙﨑さんも「前作ではルカの友人としてその戦いを応援する立場だったんですが、今回はルカが戦いで力を使い果たしたこともあり、ダミエは振り回されることになるのではないかと。クールだけど、彼が心に秘めている憎しみが見えてくる場面もあると思います」と役柄を語ります。

(左から)ダミエ役の高崎俊吾さん、ヴィヴィアン役の伊藤萌々香さん

そして今作が初参加となるモンク役の柏木さんからは、公演延期となった『ABSO-METAL～黎明～』でも同役にて出演予定だったことに触れ、「僕は製作発表への登壇は2回目になるのですが、前回は公演が実現とならず……今回は“2”となり、前回の製作発表での制服姿から、衣装が変わりました。さて、どういうお話しになるのでしょう？」と、キャラクターの変化に含みを持たせる言葉も。

モンク役の柏木佑介さん

すると同じく『ABSO-METAL～黎明～』へ出演予定だったコーラ役の藤田さんも、「前回の製作発表ではパメラ役として参加させていただいたのですが、今日はコーラ役ということで……『コーラって誰？』って感じですよね(笑)」と、演じる役柄が変わったことに触れつつ、「この緑色チーム(岩田さん・君沢さん・藤田さん・柏木さん)に、なにか繋がりがありそうですよね」と、新たな衣装姿から劇中での関係を推察してみせます。

そんな衣装の変化については、アイコ役の遊馬晃祐さんも「アイコはルカに敗れて生徒会ナンバーズではなくなったので、ナンバーズの証である上着がなくなりました。生徒会から地下に堕ちてしまったんですが……」と語り出しますが、その言葉に心配そうな表情を見せる井上さんの様子に気付き、「あれ？これはネタバレじゃないですよね？　大丈夫ですよね？(笑)」と、語りすぎてしまうことを気にする場面も。
そして自身の見どころには、「前作に比べて色々と変わったアイコは、心情の変化や喜怒哀楽もどんどん出てきます。その姿を見ていただけたら」と挙げてくれました。

アイコ役の遊馬晃祐さん

そんなアイコを慕うカンヌ役の磯原さんは、「前作では露出狂なカンヌちゃんでしたが、今日は脱がないように(笑)」と会場を笑わせつつ、「今作では、私も特能を発揮できる場面がありそうです。アイコのことが大好きなカンヌちゃんなので、アイコのためにどう動くのか見守っていただけたら」と、今作での見どころを語ります。

一方で注目の新キャストからは、ヤマダ役の設楽さんは「ヤマダは前作では鎧を着た姿で、ヤバイ仮面さんが演じてらっしゃったんですが、その仮面の中身が僕です(笑)」とその姿を新たにした役柄を語るとともに、「脚本を読ませていただいたのですが、中二病をこじらせたキャラクターでセリフに漢字がすごく多かったので、本番までに漢字が読めるように頑張りたいと思います(笑)」とコメント。このフレッシュさに、周囲のキャストからは「カワイイ！」「17歳！」と思わず声が上がります。

ヤマダ役の設楽銀河さん

同じく新キャストとしてマークツー役を演じる君沢さんは「僕が大好きな和泉宗兵さんが演じていた役を受け継ぎ、学園の地下で革命を企んでいるものとして登場します」と役柄をコメント、さらに「前作は客席から観ている側として、歌にダンスに殺陣にと、本当に最高な作品でした。でも今回は、その前作以上に盛りだくさんにするって……稽古では大変な思いをすることになりそうですが(笑)、すごいステージになると思いますので、楽しみにしていただけたら」と、井上さんの演出スケールに応えるべく意気込む姿も。

(左から)ローク役の岩田有弘さん、マークツー役の君沢ユウキさん

そしてローク役の岩田さんは、「今作では、ロークの能力も色々と明らかになっていくんじゃないかと思います」と謎が多い役柄に新たな面を滲ませ、最後に生徒会長・ナイゼル役にして演出も手掛ける井上さんは、「今回もすごいキャスト、スタッフの方々が集まってくださっているので、皆さんのお力を借りて、少しでもよい作品を作っていけたら。コロナの影響はありますが、それでも前作以上にパワーアップした、盛りだくさんな演出にしようと思っています。楽しみにしていてください」と意気込みを語りました。

演出／ナイゼル役の井上正大さん

その後もトークが弾む中、質疑応答ではキャストに対して“この場を借りて、井上さんに演出面でリクエストしたいことは？”という質問が。
すると真っ先に手を挙げた正木さんが「舞台上でワイヤーアクションがやりたい！　飛び回って、フライングがしたいです！」とお願いしますが、これには数々の斬新な演出を実現させてきた井上さんも「どうかな～(笑)」と悩みつつ、「郁はプロデューサー目線もある男なので、検討させていただきます(笑)」と返答します。

続いては遊馬さんが「地方公演に行きたい！」とお願いをすると、井上さんは岩田さんへと視線を移し、「それは僕よりあちらの方へ(笑)」と誘導。すると岩田さんも、「検討します！　ただこのご時世なので、今作は映像配信も検討したいと思っています」と、現状は未定であるとはしつつも、より多くの方へと作品を届ける方法を模索したい、と語ります。

そして最後は、ほかキャストから「何か言いなよ！」とマイクを託された柏木さんが、両サイドに座る藤田さん、磯原さんに「立ってみて」と声をかけると、柏木さんに並ぶ身長でスタイル抜群の2人に挟まれつつ「どうしたら身長が高くなりますか？(笑)」と井上さんに質問！(笑)　これには井上さんも「身長を伸ばす方法は、僕より晃祐に聞いて(笑)」とより高身長の遊馬さんに回答を託しますが、柏木さんは「本番までに、ココの部分、もうちょっと高くなりませんかね？(笑)」と、ブーツのヒール部分を指さしてみせ、場内を大いに笑わせてくれました。

柏木さんのまさかのお願いに、キャスト一同も大笑いでした

早くもチームワーク抜群の雰囲気を見せてくれた製作発表では、それぞれのキャラクターの関係も想像させるメインビジュアルも解禁に。前作以上に期待が膨らむ、銀岩塩 Vol.5 FUSIONICAL STAGE『ABSO-METAL2 ～群盲の逆襲～』は、2021年2月10日(水)～14日(日) 東京・こくみん共済coopホール/スペース・ゼロにて上演です。チケット情報など、公演詳細は下記のInformationより公式サイトにてご確認ください。

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