2020-10-31

朗読劇『5 years after』が、いよいよ11月1日より東京・赤坂RED/THEATERにて上演！

『5 years after』は、舞台「バクステ！」や「泪橋ディンドンバンド」などを手掛けた堤泰之さんがリーディングのために書き下ろした作品で、納谷健さん、杉江大志さん、池岡亮介さん、長江崚行さんの4人が、主人公・水川啓人の20歳・25歳・30歳をそれぞれ演じ、その年齢での5年後の『夢』を描く物語。納谷さんと杉江さんが初日から11月15日までの全公演に出演し、池岡さんが11月1日から8日までの前半、長江さんが11月10日から15日までの後半に出演。本編となる朗読劇『5 years after』(60分)の上演後、出演した3名の役者によるアフタートーク『3 actors talk』(30分)を実施。

また、公演毎に役を入れ替える今回の朗読劇では、水川啓人を演じていない際は他の登場人物、老若男女のみならずさまざまな役柄「20役」を演じ分け、公演を通じて役者1人で“計60役”を演じるという前代未聞のリーディングドラマとなります。

スマートボーイズでは、10月30日に行われたゲネプロを終えたばかりの納谷健さん、杉江大志さん、池岡亮介さん、さらにはプロデューサーの難波利幸氏による独占インタビューを実施。開幕を目前に控えての心境や今作の見どころなどを語ってくれました。

(左より)杉江大志さん、納谷健さん、池岡亮介さん

――お忙しいところ、ありがとうございます。まず、本番を直前に控えて、今の心境はいかがですか。

杉江　この作品は本当に面白いので、緊張というよりかは、自分らが面白いと思っているこの朗読劇をお客様がどう反応してくれるんだろうという“楽しみ”が一番にありますね。

納谷　毎回組み合わせが変わることで新鮮さが常にあって、一巡するまでに理解が深まって、二巡目に「あれっ？良くなってるぞ！」という感覚もありました。全28公演とすっごいあるんですが、全部楽しみです。

池岡　毎回毎回違う発見があるので、それを楽しみつつ、僕は11月8日までの出演となりますが、本(台本)の力に負けないよう、舞台に立ちたいです。

杉江　ちょっとずつ自由度も増してきて、いいんじゃないかなと思っています。

――今回、主人公の水川啓人以外にも、老若男女のみならず様々な役柄“20役”も演じますが、主人公以外で気になる役や印象に残る役は何ですか。

杉江　“新社長ワン”さんかな。小太りの中国人です。

納谷　ほんのちょっとしか登場しないけどね(笑)。印象的でいうと“お母さん”で、Aをやっている時に終盤のシーンでCとしゃべる場面が毎回感極まってヤバいですね。あのお母さんを演じる時も聞いているのも楽しいです。

池岡　絶対に自分のお母さんのことを思い出すよね。

納谷・杉江　そうだね。

杉江　自分自身がおばあちゃん子だったから、俺が演じるお母さんは優しいおばあちゃんのイメージが乗っかっていますね。

池岡　僕は“真希”ですね。本当にいい女だなって(笑)。ナイスバディ、しかも身長も高めで高いヒールを履いているはずですよ。絶対！！

杉江　じゃ“みう”は？

池岡　全然興味ないです(笑)。

杉江　さっきのゲネで、2人が啓人とみうのやり取りがあまりにも痛すぎて、初めて横を見ちゃいました(笑)。

納谷　自分がやっていない時に、2人がやっている時の“置いてかれている感”ってない？

杉江・池岡　あるある！！

各キャストが演じる「全役柄」

――果たして、3人が選んだキャラクターは一体何者なのかは、ぜひ劇場で確認していただければと思います。さて今作の見どころを教えていただけますか。

杉江　一人で何役も演じることも見どころの一つでもありますが、それよりもいろいろな人が出てきてゴチャゴチャしているのに、単純にこの作品が面白いのが一番の見どころだと思っています。この物語をシンプルに楽しみに来て欲しいです。

納谷　稽古から始まって本番を目前に控えて、感覚的に残っているのはやっぱり“楽しい”ということが一番前にあって、その楽しさはきっとお客様にも届くと思っています。楽しくなるためには、準備やお芝居の技術面も必要となっていきますが、必ず楽しいものにしますので、僕たちを信頼して観に来ていただけたら嬉しいです。

池岡　ホロリとする人情話というか、“温かさ”を持ち帰っていただきたいです。もちろん「お芝居っていいな」って思ってもらいたいですけど、台本を読んで自分自身もグサッと刺さるところや自分を重ね合ってしまうところもあって、そういうメッセージを一つでもいいから、お客様に残せたらと思っています。

――プロデューサーの難波さんにお聞きしますが、朗読劇『5 years after』以外にも『3 acter talk』と題したアフタートークが毎公演行われますが、どのような内容になりますか。

難波　ホームページにも紹介していますが、今回の作品は、水川啓人の「20歳・25歳・30歳」を描いた朗読劇と、それを演じた3人の“今の人生”に関するトークを合わせて一つの作品としてお届けします。朗読劇を見終わった後、きっとお客様はどこかに刺さる部分があると思っていて、その中で今役者として生きているこの年代の3人の本音が水川啓人と被ればいいなと思っていますが、多分ハミ出るところはたくさん出てくると思います(笑)。既にお客様からの質問も続々と届いていますが、今回「5」がテーマになっていて、例えば「5歳のころはどんな子だった？」とか、パンフレットに5つの質問を用意していたりと、3人を丸裸できればと思っています。

杉江　トーク自体は楽しく好きにしゃべりながら、皆さんの質問にも答えつつ、真面目な話も飛び出してきたらいいなと思っています。事前に何か準備することでもないので、その“生感”を楽しんでもらいたいです。

難波　あと、お客さんの携帯やスマホを取り出して、3人を5秒間撮影することが出来る「5秒撮影」のコーナーも用意しています。

納谷　きっとファンの方が「観に行けばよかった」って、観に行った人に嫉妬するくらい大事な公演になるんだろうなとは思っています。

杉江　個人的には、今回池岡くんと初共演で、しかも年齢もほぼ同じなので、トークでどんな話が飛び出すか、とても楽しみです。ただ危険な匂いはしますけどね(笑)。

池岡　僕、全然喋らないので。

納谷　とか言って、下ネタとかポーンて飛んできそう。

池岡　もちろん下ネタを言っていいラインは知っています。

納谷　これまでも何度か下ネタ言ってきたな(笑)。

池岡　上質な下ネタをお届けしたいと思います。

(一同笑)

杉江　俺は小3の下ネタが得意です。

(一同笑)