- 2020-11-2
劇団アレン座(Allen suwaru)による初のプロデュース公演「いい人間の教科書。」が、11月11日より東京、11月20日より大阪にて上演されます。
本作は昨年11月に劇団アレン座にとって初の劇団員のみで出演し全編エチュードを元に構成し話題となった、劇団アレン座第四回本公演「いい人間の教科書。」のリメイク版。キャストを一新し、朝田淳弥さん(東京公演のみ)、磯野大さん(大阪公演のみ)、栗田学武さん、橋本全一さん(東京公演のみ)、武藤賢人さん、大崎捺希さん(大阪公演のみ)の6名が出演します。
あらすじは、突如として小さな空間に閉じ込められた4人の男性が“この中でいい人間1人のみが解放される“という指示のもと、自身の罪や過去とそれぞれが向き合い、「いい人間とは何か？」を議論する全編エチュードで作られる会話劇。昨年11月の初演時には誰も想像出来ない終わり方を迎え話題を呼びました。
スマートボーイズでは、全キャストが集合したビジュアル撮影より、各キャストのソロショットを独占掲載。また演出・脚本の鈴木茉美さんを加えた7名によるオフィシャルインタビューをお届けします。
【ソロショット】
朝田淳弥さん
磯野大さん
大崎捺希さん
栗田学武さん
橋本全一さん
武藤賢人さん
【SPインタビュー】
――出演が決まったときのお気持ちと意気込みをお聞かせください。
橋本 作・演出の鈴木茉美さんと主催の來河侑希さんと、上京したばかりの頃にご一緒させていただいて以来だったので、お話が来たときは「懐かしい！」でした(笑)。全編エチュードということで、流れはあるかもしれないけれど、台本はない挑戦的な作品です。今まで以上に気も使うだろうし、頭も使うだろうし、大変だろうなと覚悟しています！
朝田 僕はAllen suwaruさんとは今回が初めてご一緒させて頂きます。お話を頂いた時は驚きました。僕を見つけてくださって、こうしてキャスティングしていただけて嬉しかったです。役者として活動を始めてまだ1年経っていないので、皆さんより経験が浅い分、もっと努力しないといけないなと思っています。皆さんの素敵なところを吸収させて頂き、よりよい作品を作っていきたいです。
栗田 『いい人間の教科書。』は去年の11月に劇団員でやらせていただいた公演で、こうして再演が決まり、再び出演できて本当に嬉しかったです。この作品は、キャストが変われば色が変わる作品です。こんなに素晴らしい、ドキドキするようなキャストさん・スタッフさんが集まって、その中でどういう『いい人間の教科書。』ができるのかなと、今からワクワクしています。
大崎 （磯野）大くんのSNSで、このAllen suwaruさんの独特で美しい世界観を拝見していたので、その中に入れることが素直に嬉しかったです。全編エチュードということで、舞台の面白さを凝縮したものになるのではないかと期待しています。この時期だからこそ舞台をやりたい、演劇でみんなに伝えたい、力を合わせて今の世の中に響きわたらせたい、そんな気持ちで臨みたいです！
武藤 今回でAllen suwaruさんの作品に参加させていただくのは3回目になります。この劇団が大好きなので、Allen suwaruさんから仕事をいただいた時点で内容を確認せずに「出ます！」と返事をしまして、後から全編エチュードだと知り、急に心が重くなりました(笑)。今のこういう状況でも芝居ができることに感謝して、見慣れた顔にはいっぱい甘えつつ、初めて一緒にやらせていただく方ともお芝居で楽しめたらいいなと思っています。
磯野 キャストの方々のお名前を見て、これだけ素晴らしい方々の中に、劇団員とはいえ自分も参加させていただけることに、改めてありがたいことだなと思いました。再演ということで新しいお客さんも増えるでしょうし、リピーターの方もいらっしゃると思うので、そうした方たちには「こういうアプローチになったんだ！」と思えていただけたら面白いかなと、その辺りも含めていろいろ考えながらやっていきたいと思います。
――鈴木さんは、今回の再演についてどのようにお考えですか？
鈴木 今回は劇団員だけではなく客演の方々とご一緒にできることが、前回との一番大きな違いです。エチュードでお芝居を作ることも、客演の方々とご一緒にという機会はなかなかないので、劇団員とのどんな科学反応が起こるのか楽しみですね。実は今も皆さんのお話を聞きながら、「この人はこういう職業でこの罪にしよう」といった本編での設定を考えていました。
一同 怖い～！(笑)
――やはり全編エチュードはハードルが高いのでしょうか？
鈴木 役者が普段抱えていることや、考えていることがモロに出ますね。そこが難しいところでもあり、その役者自身が持っているもので会話が成立していくところが、エチュードの面白いところだと思います。
朝田 自由度が高い分、難しい＋面白さも兼ね備えているハイブリットだという気がします。より舞台の空気を楽しめるところもあるんじゃないかな。
橋本 毎日中身が変わるから、そのドキドキ感をお客さんもキャストも共有できるところがいいですよね。僕はエチュードだけで芝居をしたことがないので楽しみです。
――皆さんにとって尊敬する「いい人間」はいますか？
朝田 僕はいい人間に囲まれていると思っているんですが、その中であえて挙げるなら「親」ですね。上京してくるとき一番応援してくれたのも親ですし、何かあったときに助けてくれるのもやっぱり親なのかなって思います。
大崎 悪い人間になりたい人っていないじゃないですか。
栗田 そうだね。
大崎 僕もいい人間になりたいとは思っているけれど、そうなれているのかは分からなくて。その基準がハッキリしないんですが、悪い側面が見えてもそれを補えるくらい、いい面を持っていれば、僕はいい人間だと思います。そういう人は僕の周りにたくさんいるので……誰か一人かは選べないですね。
武藤 俺は「お祖母ちゃん」です。頑固なお祖父ちゃんとずっと一緒に居て、何十年もその相手をできるところが単純にすごい（笑）。僕が母子家庭でお祖母ちゃんっ子だったこともあり、一緒に過ごす時間も多かったですし、たくさん面倒を見てもらったので……いい人間というより、すごい人間として選びたいですね。
栗田 僕は劇団員全員です。作・演出の鈴木茉美さんと、主催で役者やっている來河侑希、劇団員の磯野大を尊敬しています。お芝居はもちろん、この業界で生き抜いていく力や、プロ意識の高さを間近で見ていて、僕はそれに置いていかれないように、逆に引っ張っていけるようにがんばるための活力になってくれる人たちですね。
磯野 屁理屈になってもいいですか？ 栗田さんが俺を含めた劇団員をいい人間だと言ってくれましたが、果たして他の人にとって俺がいい人間なのかは分からないんですよね。（大崎）捺希が言ったように、いい人間になりたいと思って、自分が思ういい人間を演じても、それが他人にとってはいい人間にはならないこともある。人によって考え方や育ってきた環境が違うから、明確な基準がないんです。だから自分の中で「この人はいい人間」というのはあるけれど、正解かは分からないですね。
橋本 僕がいいなと思うのは、プラスなこともマイナスなことも全部さらけ出してくれる人。マイナス面をさらすのは嫌なことかもしれないけれど、僕はそれを話してもらえると「この人、正直でいいな」と感じます。だから正直な人間がいい人間なのかな。悪いことをしていても、全部嘘つかずに言える人間ですね。
――応援してくださるお客さまへ一言お願いします。
橋本 頑張るでー！
朝田 本当に一言だった(笑)。
栗田 声が大きくてやる気は伝わる！(笑)
橋本 太文字にしておいてください(笑)。
朝田 キャラクターの個性も、自分の個性もエチュードに反映されていくと思うので、より朝田淳弥を知っていただける機会になるのではないかと思います。これまで演劇に触れてきた方にも、初めての方にも、舞台って楽しいなと思っていただける作品なるよう頑張ります。
栗田 2回目の今回はたくさんの素晴らしい客演の皆さまが入ってくださるので、初めてAllen suwaruを観に来られる方もいるかと思います。そうした方々に「Allen suwaruって面白いな」と思っていただけるよう頑張ります！ そして、これまでずっと応援してくださっている方々には、客演の中でもがき苦しむ劇団員・私と磯野大を楽しみにしていてください！(笑)
大崎 この作品を通して、僕の役者人生の中で何かが大きく変わるんじゃないか、自分自身の考えも変わるんじゃないかとワクワクしています。そして観に来てくださるお客さまにも、人生の何かを変えてしまうような、それくらい熱い気持ちで届けたいと思っております！
武藤 大変な世の中で満足に作品作りもできない状況ではありますが、芝居に飢えていて、心から芝居を好きなメンバーがここに集まりました。しかも全編エチュードということで、すごいものが生まれるんじゃないかと思っていますので、ぜひ楽しみに待っていてください。
磯野 Allen suwaruとしても、全編エチュードを２チームでやることは初めてですので、それぞれのチームの良さに注目していただきたいです。僕は大阪チームにガンガンぶつかっていって、嫌われてもいいくらいの気持ちでやろうと思っています。それを最終的にいい形でお客さまに届けられるよう、頑張ります！
鈴木 こんな時代だからこそ、この作品を見ていただきたいと思います。よろしくお願いします！
Allen suwaruプロデュース公演 舞台『いい人間の教科書。』は、11月16日まですみだパークシアター倉にて東京公演が行われ、11月20日よりHEP HALLにて大阪公演が上演。現在一般チケットが好評発売中です。詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。
☆Information
Allen suwaruプロデュース公演
舞台『いい人間の教科書。』
【日程】
東京公演：2020年11月11日（水）～11月16日（月）全9st
大阪公演：2020年11月20日（金）～11月22日（日）全4st
【タイムスケジュール】
〈東京公演〉
11/11(水) 19時
11/12(木) 19時
11/13(金) 14時/19時
11/14(土) 13時/18時
11/15(日) 13時/18時
11/16(月) 15時
〈大阪公演〉
11/20(金) 19時
11/21(土) 13時/18時
11/22(日) 13時
【会場】
（東京公演）すみだパークシアター倉
（大阪公演）HEP HALL
演出・脚本：鈴木茉美
【出演】
〈東京公演・50音順〉
朝田淳弥
栗田学武（劇団アレン座）
橋本全一
武藤賢人
〈大阪公演・50音順〉
磯野大（劇団アレン座）
大崎捺希
栗田学武（劇団アレン座）
武藤賢人
【チケット詳細】全席指定
◯プレミアム前方席シート：9,600円（税込）
※プレミアム前方席特典：非売品集合2Lブロマイド3枚セット（東京&大阪公演キャスト全員集合）
◯一般指定席：7,600円（税込）
【チケット発売日程】
一般発売（先着形式）
2020年10月24日（土）12:00～
【チケット申し込みフォーム】
（カンフェティ） https://confetti-web.com/kyokasho_2020
（アニメイト） https://www.animate-onlineshop.jp/pn/pd/1852541/
≪公式サイト≫
http://allen-co.com/allen-ningen2020
