2020-10-26

10月10日にリリースされた近藤頌利さんの1stDVD『出会い旅』発売記念イベントが10月10日に東京・HMV&BOOKS SHIBUYA、11日に大阪・HMV&BOOKS SHINSAIBASHIにて行われました。

近藤さんは主に関西を拠点に活動している「劇団Patch」に所属。ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』の黒尾鉄朗役をはじめ、『Messiah メサイア -黎明乃刻-』や舞台『博多豚骨ラーメンズ』などの人気作品に出演する、今後の活躍が期待される若手俳優です。

沖縄で撮影された今回のDVDでは、島の人たちと触れ合い、普段はなかなか経験出来ないことに挑戦。その端正なルックスにスポットを当てた映像はもちろん、近藤さんの新たな魅力に出会える、必見の一枚となっています。

スマートボーイズでは、10月10日に開催された東京でのイベントスタート直前、近藤さんに独占インタビュー！　コロナ禍の影響で久々のイベントとなる現在の心境や撮影でのエピソード、近藤さんが選ぶおススメシーンなどを語ってもらいました。

1stDVD「出会い旅」をリリースした近藤頌利さん

――1stDVD発売おめでとうございます。はじめにリリースが決まった時の感想を教えてください。

近藤　「照れくさい」ですね。DVDってあまり喋らなくてイメージ映像のようなものをリリースすると思っていて、そういう内容は嫌だったので、地元の方と出会っていろいろ話をする内容にさせてもらいました。カッコつけたものをずっと流すのは恥ずかしかったので、僕という人間を知ってもらうためのものにしようと思って、このような企画にしたので、照れくささは少なくなりました。

――現在YouTubeにUPされているトレーラーを拝見させていたいて、確かにイメージ映像的なものというより、ドキュメント的な要素が多いなという印象でした。

近藤　「人と触れ合う」という方向性にしてもらって、役者とはまた違って、プライベートな部分が詰まったものが見られると思います。

――ロケ地は「沖縄」ということでしたが、この地を選んだ理由はありますか。

近藤　撮影時期が夏だったことと、海外はコロナの影響で行けないということもあって、国内で海があって行きたいところということで沖縄を選びました。昨年も仕事で沖縄に行かせてもらって、好きな場所でもあります。

――撮影中でのエピソードなどありますか。

近藤　沖縄といっても田舎ばかり巡って、いかにも沖縄っぽい場所と言ったらビーチでの撮影だったんですが、そのビーチというのが、ロケーションとして貸すのはCM撮影以外はないそうで、DVD撮影のロケとして使ったのは僕が初めてです。

――レアな場所で撮影されたんですね。

近藤　とても綺麗なところでした。地元の人ぐらいしか使わないビーチだそうで、旅行客はたぶん知らないような場所にあって、きっといいガイドさんがついてくれていたんだと思います(笑)。

――それはラッキーでしたね。今回のDVDにはいろいろな見どころがあると思うんですが、近藤さんが特におすすめするシーンはどこですか。

近藤　出てくる地元の方々がクセの強い方が多くて、面白いおじちゃんもいっぱい出てきましたし、島でずっと暮らしている人たちだから、皆さんマイペースだったし、特にシークワーサーのおじちゃんとの出会いは印象に残りました。そのシークワーサーおじちゃんはすごく優しくて、その場で「シークワーサー、家に送ってあげようか」って言ってくださって、住所を書いて渡したら本当に送ってくれました。しかも5キロぐらい。

――それはすごいですね！

近藤　シークワーサーを皮ごと食べると、認知症予防に効果が期待できると言われていて、僕だけでなく実家にも送ってくれました。

――とてもやさしいシークワーサーおじさんだったんですね。

近藤　しかもそのシークワーサーは、周辺でも一番いい品質のものだったみたいです。僕もその場で収穫させていただいたんですが、それも全部いただきました。で、家に持って帰って、お酒で割ったり、魚にかけるといった用途で頂いてます。個人的には泡盛のシークワーサー割りがすごく美味しかったです。

――撮影時に「この沖縄料理は美味しかった」というのはありましたか。

近藤　沖縄料理は美味しかったですけど、結構食べ慣れていて、バイクのガレージ内にあるカフェ店で食べた「チキンオーバーライス」が断トツに美味しかったです。あと民宿のおばさんが作った家庭料理も美味しくて、チャーハンの作り方を教えてもらいました。

――今回の撮影ではタイトル通りにいろいろな出会いをされたんですね。

近藤　そうですね。今回の撮影で若い人には全然会いませんでした。

――いろいろなエピソードありがとうございます。さてこれからイベントが始まります。コロナ禍の影響でなかなかイベント開催が出来ない時期があって、今回久々にファンの方と直接お会いでいますが、今までイベントと比較して、開催できる喜びもひとしおではないでしょうか。

近藤　久々のイベントなので今はとても緊張しています。このご時世で会いに来てくれて本当に感謝です。きっと行きたくても行いけない人の方が多いと思うんですよね。コロナは怖いですけど、来てくれる方もたくさんいらっしゃるみたいで、いろいろ思いはありますが、来たからには楽しんでもらいたいですし、僕も純粋に楽しみたいです。

ビーチでの撮影とシークワーサーのおじちゃんとの出会いは要チェック！

――ちなみにDVDはご覧になりましたか。

近藤　実は今日DVDをもらうことになっていて(笑)。事前に完パケのデータをいただいて、お風呂をつかりながら見ました。

――完パケの作品をご覧になって、自分自身に点数をつけるとしたら何点ですか。

近藤　え～！何点だろう。30点ぐらいかな。

――かなり辛口な採点ですね。

近藤　いろいろと勉強にはなりました。普段は僕がボケて誰かが突っ込むくだりが多いんですけど、今回は一人でロケをする慣れない形だったので、撮影が終わった後も「ちょっと固かったかな」と思ったりして、今後の希望もを込めて「30点ぐらい」かな。でもそんな低い点数だとDVD買ってくれなくて、売り上げ的にはダメなことを言っているかもしれないけど、30点でもあげた方だと思います。高校1年の時にオーディションを受けた直後、「今回のオーディション、点数をつけるとしたら？」という質問に「75点ぐらいあると思います」って答えたら、「0点だよ。その声じゃ聞こえないよ」って言われて。それからあまり高い点数を言わなくなりましたね。

――なるほど。過去にそういうエピソードがあってから辛口採点になったんですね。では最後にイベントに来てくれる方やコロナ禍の影響で会場に駆けつけることが出来ない方など、このDVDを楽しみにしている全てのファンの方にメッセージをお願いします。

近藤　風景もいいですし、出てきてくれた現地の方も優しい方ばかりでしたし、コロナ禍でやきもきしている方は、このDVDを見たら心を落ち着かせると思いますので、ぜひ見て感じてください。また手紙やSNSで見た感想を送ってくれたら、今後のために生かせるんじゃないかなと思います。夏に撮影したDVDなので、今年の夏は既に終わっちゃいましたが、「夏の終わりの思い出」として見てもらえたらと思います。