【独占インタビュー】山本一慶「僕らの生活に近いお話で、現代の人にこそ観てもらいたい作品です」森蘭丸役で出演、朗読劇『さらば黒き武士(もののふ)』10/24開幕直前SP

  • 2020-10-22

織田信長の生涯とその美学を、森蘭丸のモノローグ形式で綴る、傑作歴史短編小説が原作の朗読劇「さらば黒き武士」が、10月24日に大阪、10月31日に東京の2都市で上演されます。

令和2年度(第75回)文化庁芸術祭参加公演として上演される今作は、戦国時代に信長に気に入られ、サムライとなり信長に仕えることとなったアフリカ人・弥助(ヤスケ)の物語。

織田信長役を北村有起哉さん、森蘭丸役を山本一慶さん、そして弥助が淡い恋心を抱くくノ一(※女忍者)の村雨を如月 蓮さんが演じ、原作の岡本さとる氏が上演台本を担当。

また演出を昨年、音楽劇『ハムレット』で新たな世界を魅せた藤間勘十郎氏(宗家藤間流 八世宗家)が担い、望月実加子さんの鳴物で絢爛たる安土桃山の時代を、文学・音楽・舞の融合で格調高く匂い立つ朗読劇としてお届けするとのこと。

スマートボーイズでは、10月中旬に行われた本作ビジュアル撮影直後の山本一慶さんに独占インタビュー! 今作の見どころや共演者の印象などを語ってくれました。

森蘭丸役の山本一慶さん

森蘭丸役の山本一慶さん

――ビジュアル撮影お疲れ様でした。早速ですが今回の朗読劇への出演が決まった時の感想をお願いします。

山本 朗読劇に関して、僕自身ちょっと苦手な分野ではあるんですが、昔ながらの言葉で蘭丸を演じられるというのは、すごくいい経験にもなりますし、様々なジャンルで活躍されている方との共演は、新しい経験を踏めるんじゃないかなというワクワクがありますね。

――稽古も既に始まっているそうですが、稽古場の雰囲気はいかがですか。

山本 演出の宗家(藤間勘十郎さん)がすごく明るい方なので、稽古場も明るく楽しんでやらせていただいています。集中力がいる作品でもあるので、まだちょっと緊張感はありますが、抜けるところは抜き、集中するところは集中するメリハリがあって、いい環境です。

――蘭丸を演じる上で心掛けていることはありますか。

山本 きっと「蘭丸像」というものを持っている人は多いと思うんですが、僕は「蘭丸ってこうだよね」といったものを持っていなくて、逆に今回の台本を読ませていただいた時に感じた蘭丸が僕の「蘭丸像」になったので、僕が感じた蘭丸像を素直に演じたら、蘭丸の良さが出るんじゃないかなと思っています。

――一慶さん自身と蘭丸とここが似ているというところはありますか。

山本 何だろうなぁ~。う~ん、似ているところと言われても難しいですけど、素直なところじゃないんですかね。
現代の方から見ると、この作品って昔の話だし一見固いイメージがあると思うでしょうし、僕自身も台本を読むまではそう思っていました。ですが、台本を読んでみると、この物語は現代の話にも置き換えられる内容だなと思って。もちろん難しい言葉も出てきますが、ページを読んでいくごとに心に刺さる言葉や想いや考え方があったので、そこはこの作品の魅力でもあるし、蘭丸が思っていることが物語の軸になるので、僕は蘭丸を演じられるというのは有難いと思いました。ストーリーはわかりやすいので、現代の人にこそ観てもらいたい作品ですね。

華やかな衣装もさることながら、髪型にも注目です!

華やかな衣装もさることながら、髪型にも注目です!

――ビジュアル撮影を拝見させていただきましたが、皆さんが思い描いているであろう蘭丸の衣装ですね。

山本 鮮やかで素敵で蘭丸のイメージにぴったりの衣装ですね。あと撮影してみて和物のポージングって結構難しいなって感じました。ドンと背筋を伸ばして立っているのが綺麗で、変に動くとあんまりカッコよくなくなっちゃったりして(苦笑)。この衣装で本番に臨みますので、楽しみにしていてください。

――あらすじを読むと、今回のお話は、蘭丸とサムライになったアフリカ人の「弥助」との交流を描いていますが、キャスト欄に「弥助」を演じる人物名が書いてなく「どういうことだろう?」と思っていたんですが、北村有起哉さんが「織田信長」と「弥助」の二役を演じるそうですね。

山本 最初、北村さんと共演することを聞かされた時は、凄くワクワクしましたし、すごくいい経験になるなと。信長と弥助をどう演じ分けるんだろうと思っていたら、もちろん声色は分けていて、信長と時の“風格”と弥助の時の“ちょっと怯えるところ”という、2人の持っている雰囲気を変えて演じているところがすごく素敵だなと思いながら稽古させていただいています。その変化も楽しんでいただきたいですし、僕たちがストーリーをどうわかりやすく届けられるか、3人のチームワークを目でも楽しんでいただけるんじゃないかなと思います。

――例えば信長の時と弥助の時と衣装を変えたりするんですか。

山本 ちょっと象徴的な感じで衣装を脱いたり着たりする表現はあるかもしれませんので、そのあたりはぜひ本番で楽しみにしていてください。

――くノ一の村雨を演じる如月 蓮さんも今回が初共演になりますね。

山本 お会いする前までは凛としていてあまり喋ってくれないのかなと思っていたんですが、実際はすごく気さくに話しかけてくれて、とても明るいで素敵な方ですね。お芝居に関しても、台本に対して純粋に向き合っていて、とてもいい刺激になっています。

――演出が日本舞踊藤間流宗家の藤間勘十郎さんになります。先程「明るい方」とおっしゃっていましたが。

山本 宗家自身も笑顔が絶えないというか、面白い発想が頭の中で浮かんできているんだと思うんですけど、そういうアイデアをどんどん言ってくださる方なので、それに合わせて僕らも発言できるいい空気が稽古場に流れていますね。

――観劇する方々も藤間さんならではの演出を期待していると思います。

山本 次の稽古で突然「踊ってみよう!」って言われるんじゃないかなと、僕ら3人もドキドキしているんですよ(笑)。

――この作品の見どころを教えていただけますか。

山本 台本はとてもわかりやすく、その中にも深い友情や尊敬する人への想いや行動があって、非日常というよりむしろ日常的なものを描いている作品だと思っています。僕らの生活に近いお話になっていて、それがこの作品の魅力になっていますし、自分に置き換えられる作品というか、自分が主人公に思える作品だと思って、見終わった時に、大切な人を思う気持ちを感じていただきたいです。

本番ではこの衣装で演じます!

本番ではこの衣装で演じます!

――今回の公演は、大阪と東京の各一回のみなんですよね。数十公演ある作品でも、演者の皆さんもスタッフの皆さんも普段から「一回一回が勝負」のつもりで取り組んでいると思うのですが、リアルで1公演のみとなると、気持ちの変化といったものもあるのでしょうか。

山本 1公演のみの作品は、お客さんの緊張感がこちらに伝わりますし、それがいい意味でこの作品の緊張の糸が研ぎ澄まされるものになったら、素敵だなと思っています。
1公演ということをうまく利用して、いい意味での緊張感を皆さんに体験していただきたいです。普段複数の公演を観劇する方もこの一回ですべてを感じようという思いがあるので、僕らはその思いに応えないといけないですし、集中を途切らさないようにしないと。そのあたりがこの作品のいいところになるんじゃないでしょうか。

――最後にPRも兼ねてファンの方へのメッセージをお願いします。

山本 たった2公演ですけど、僕らやることは変わらず、全力で皆さんに「さらば黒き武士」という素敵な作品を届けていきたいと思っています。そして、作品に対して「難しいそうだな」と思う方も多いと思いますが、先程も話した通り、自分の身に置き換えられるような、わかりやすく奥が深い素敵な作品になっています。「ちょっと舞台観に行こうかな」みたいな感じでフラッと来てくれたら、すごく素敵なものを僕らがお届けできると思っているので、楽しみにしていただけたらと思います。

朗読劇「さらば黒き武士」は、10月24日にメイシアター中ホールにて大阪公演、10月31日に浅草公会堂にて東京公演が上演。現在一般チケットが好評発売中です。詳細はInformationからアーティストジャパン公式サイトをチェックしてください。

※山本一慶さんが出演するスマボオリジナルコメディ『探偵がうつる』が全5話でスマボアプリにて配信! 第1話を期間限定無料配信中! また完成披露”オンライン上映会”PART2が10月26日(月)20時~ニコ生・スマボchにて全5話を上映!

■山本一慶 出演動画はアプリで好評配信中↓■

☆Information

■令和2年度(第75回)文化庁芸術祭参加公演
朗読劇「さらば黒き武士」

原作(光文社刊)・上演台本:岡本さとる
演出:藤間勘十郎

【出演】
森蘭丸:山本一慶、くノ一村雨・読み人:如月蓮、織田信長・弥助:北村有起哉
鳴物/望月実加子

【公演日程】
大阪公演/2020年10月24日(土) 12時開演 メイシアター中ホール
東京公演/2020年10月31日(土) 12時30分開演 浅草公会堂
※上演時間:1時間15分予定(休憩なし)

【チケット】
9,500円(全席指定・税込)

【チケット取扱い】
◇アーティストジャパン 03-6820-3500 https://artistjapan.co.jp
WEB申込はこちら ►►► https://artistjapan.tstar.jp/
※セブンイレブン(店頭)、ファミリーマート(Fami ポート)でのお引き取りが可能です。
◇チケットぴあ 0570-02-9999【Pコード 503-247】 https://t.pia/
◇浅草公会堂 03-3844-7491(9:00~17:00) ※東京公演のみ取扱い
※政府・大阪府・東京都のガイドラインに沿って新型コロナウィルス感染予防対策を行い、入場者数を制限の上、上演実施させていただきます。

企画・製作:アーティストジャパン
お問い合わせ:アーティストジャパン 03-6820-3500

≪アーティストジャパン公式サイト≫
https://artistjapan.co.jp/


■スマボオリジナルコメディ
『探偵がうつる』(全5話)
脚本:井上テテ
監督:たかひろや
出演:多和田任益 / 長江崚行 北川尚弥 / 南圭介 / 山本一慶

【配信先】
スマボアプリ(iPhone/Android)
※アプリ無料
※アプリをダウンロード、ご視聴ください。
[iPhone] http://goo.gl/HsRDi5
[Android] https://goo.gl/itTXD9

YouTubeにて第1話を期間限定無料配信!
・スマボYouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/user/sumaboMovie/

【完成披露”オンライン上映会”PART2】

・10月26日(月)20時~ニコ生・スマボchにて、今度は全5話を上映!
・各話を見ながら、出演キャストによるトークをお楽しみいただきます♪
・出演は多和田任益さん、南圭介さん、長江崚行さん、北川尚弥さんが、上映会スタジオから揃ってお届け!
・オンライン上映会(PART2)視聴料:2,800円(税込)
※Part②は、スマボch(月額660円)会員の方は2140pt(2,140円)にてご視聴いただけるよう追加設定いたしまsiた。スマボch会員になると、チケットがお得に購入できる上に、スマボchのアーカイブ配信映像が見放題でお楽しみいただけます。
一般会員:2800pt
スマボch会員:2140pt
http://nico.ms/lv328593568
・スマボch
https://ch.nicovideo.jp/sumabo

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