- 2013-10-8
山本耕史さんが主演を務める音楽劇『ヴォイツェク』が10月4日、東京・赤坂ACTシアターでスタートしました。
19世紀ドイツの天才作家ゲオルク・ビューヒナーによる未完の戯曲『ヴォイツェク』を音楽劇にアレンジ。
内縁の妻と幼い息子とともにささやかに暮らしていたヴォイツェク。ところが妻マリーが自分の目を盗んで浮気をしていることを知り、いつしか奇妙な幻視と幻聴に悩まされ、ついにはマリーを殺してしまうストーリー。
（左より）演出の白井晃さん、マイコさん、山本耕史さん、団時朗さん
3日に行われた囲み会見には、山本さん、マイコさん、団時朗さん、演出の白井晃さんが出席しました。
今回難しい役どころに挑戦する山本さん。演じてみての感想を聞かれると、「たしかに難しい役どころだと思うんですけども、台本を読んでみて、彼が果たして精神が病んでいるのかというのは、周りが判断することであって、ヴォイツェクという方は周りとは違う観点で世界を見てるかもしれませんが、彼自身のストレートな純粋な気持ちで生きている人だなと思ったので、特に特殊な役をやっている風には考えなかったです」と、気負いなく演じられていると、さすがのコメント。
白塗りメイクの山本耕史さん
さらに、「親しい女性が浮気をしていることを知ってしまった場合、許せますか？」との質問が飛ぶと、即座に「許す！」と断言。さらに「本当に許すんですか…」とたたみ掛けると、「もちろん基本的には絶対嫌だと思うし、僕もそう思いますけど、人間ですから間違えというのはどこかで起こりますし、それを許せるくらいの自分でいたいなと。今それを言ったことで“具現化”しようかなという、自分へのメッセージです」とこちらも深い、山本さんなりの見解を語ってくれました。
そんな山本さんに、共演のマイコさんは「ものすごく頼れる“お兄様”という感じです」、同じく団さんも「こんな若くして大成していて、二枚目で女にもてる容姿はなかなかいないよね」と。それぞれ絶賛。
また、舞台のPRポスターやCMで、大胆な白塗り姿に挑戦したことについては、「CMを最初自分で見た時は“恐怖映画”かと思って(笑)。自分でも、自分だってわからないくらい塗り固められました」と、明かしてくれた山本さん。ちなみに、劇中では白塗り姿は登場しないとのこと。「それじゃ、僕じゃなくても成り立っちゃいますよ！」とツッコんでいました。
なお今作には山本さんのほかにも、今年6月の昼ドラ『白衣のなみだ』で主演を務めた石黒英雄さん、ミュージカル『黒執事』の良知真次さん、『ウルトラマンマックス』の青山草太さんなどが出演。
東京公演は10月14日(月)まで行われ、10月25日(金)からは大阪で公演行われます。
☆Information
音楽劇『ヴォイツェク』
原作:ゲオルク・ビューヒナー
脚本:赤堀雅秋
演出:白井晃
出演:山本耕史／マイコ／石黒英雄 良知真次／池下重大 青山草太／日比大介 駒木根隆介 加藤貴彦／半海一晃 春海四方／団時朗 ほか
料金(全席指定･税込)
《東京公演》S席:9,500円 A席:8,500円
《大阪公演》S席:9,000円 A席:8,000円
《東京公演》赤坂ACTシアター(東京メトロ千代田線赤坂駅より徒歩1分)
10/4(金)～10/14(月)
4(金)19:00
5(土)13:00/18:00
6(日)13:00
8(火)14:00
9(水)14:00/19:00
10(木)14:00
11(金)19:00
12(土)13:00/18:00
13(日)13:00
14(月)13:00
《大阪公演》シアターBRAVA!(大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線大阪ビジネスパーク駅1号出口すぐ)
10/25(金)～10/27(日)
25(金)19:00
26(土)13:00/18:00
27(日)13:00
※詳細は公式サイトへ
http://www.tbs.co.jp/act/event/woyzeck/
