2013-10-7

週刊ヤングジャンプで連載された小手川ゆあさん原作の人気コミックを映画化した『アルカナ』の完成披露試写会が、10月2日東京・ヒューマントラストシネマ渋谷にて行われ、主演の土屋太鳳(つちやたお)さん、中河内雅貴(なかがうちまさたか)さん、山口義高監督が登壇しました。

（左から）中河内雅貴さん、土屋太鳳さん、山口義高監督

謎の連続殺人事件を追う刑事と、事件現場で記憶を失い死者の苦しむ声が聞こえるという少女マキと共に、分裂した“もうひとりのマキ”を追うサイコスリラー。
2013年はミュージカル『黒執事』や舞台『宝塚ボーイズ』、そして現在は『飛龍伝2013』と話題作に立て続けに出演している中河内さんが、1年ぶりにしてファン待望の映画出演。それも、いまや日本を代表する三池崇史監督のもとで助監督として活躍してきた、山口義高さんの監督デビュー作での出演です。

18歳の土屋さんのトークに照れまくる、28歳の中河内さんでした(笑)

中河内さんは村上刑事を熱演。「作品は関係者の試写会で拝見しました。自分が出演している作品を見ると、いつも反省点ばかり探してしまう癖があって、平常心では見ていませんね(苦笑)。前列に三池崇史監督が来ていらっしゃって、とても緊張しましたが、試写が終わった後に監督がこちらを振り返って「映画って大変だな！」っておっしゃって、すごく楽しかったです」と、照れながら最近のエピソードを披露。

すると、今度は中河内さんをキャスティングしたいきさつを、山口義高監督が披露。
「村上刑事役は“アクションが出来る人”を条件に探していく中で、昨年行われた『中河内雅貴ワンマンショー』を見て、彼の起用を決めました」
中河内雅貴ワンマンショーと言えば、2012年7月にCBGKシブゲキ!!を半月間借りきって行われた、中河内さんのポテンシャルと人気の高さが証明されたショー。
撮影では監督の期待に応え、5m以上の高さからのワイヤーアクションを難なくこなしたそうです。

黒でキメたファッションが素敵でした

主演を務める土屋太鳳さん。今回初共演となる中河内さんの印象はとの質問に「顔合わせの時に中河内さんはインフルエンザにかかっていて、『思った以上にきついっす』って言ってて、すごくクールな方なんだなと思ってましたが、現場では本当に明るくて元気で、良い意味で驚きました」と答えると、照れた中河内さんの表情がさらに真っ赤に。
さぞかし撮影中では元気全開モードかと思いきや、「撮影のしょっぱなで肉離れを起こしてしまいました…」と自ら暴露すると、登壇者も含め会場中が大爆笑でした。

また、今作がサイコスリラー作品ということで、撮影中に心霊現象や怖い経験は？という質問に対して、中河内と土屋さんは特になかったそうでしたが、山口監督が「ありましたね。常に耳元で『早く撮れ、早く撮れ』と話す“プロデューサー”というのがいました」と、ある意味“怖い”エピソードに、中河内さんも腹を抱えるほど笑っていました。

ゆるキャラ「千姫ちゃま」が激励に登場

舞台挨拶終盤には、オールロケを敢行した常総市のマスコットキャラクター「千姫ちゃま」が登場。常総市で製造されている人気駄菓子「うまい棒」の花束を3人にプレゼントし、これには登壇者も大喜びでした。

うまい棒のプレゼントに大喜びでした

今作には中河内さんとは『黒執事』で共演した植原卓也さんや、舞台『戦国BASARA』の明智光秀／天海役で人気の谷口賢志さんも出演。また、ドラマ『ヘブンズ・フラワー』で綾野剛さん演じるシオンの幼少時を演じたKaitoさんが映画初出演している点にも注目です。

映画『アルカナ』は10月19日より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー。

☆Information

映画『アルカナ』
10/19(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー
原作:小手川ゆあ『アルカナ』(角川書店)
監督:山口義高
出演:土屋太鳳中河内雅貴/Kaito 植原卓也谷口一谷口賢志野口雅弘蜷川みほ山口祥行/谷村美月/岸谷五朗
映画公式サイト
http://arcana-movie.com/

(C)小手川ゆあ・日活 2013