- 2020-10-15
今も鬼伝説が残る大阪の秘境・奥河内を舞台にした、“青春鬼ロックムービー”が誕生! 映画『鬼ガール!!』が2020年10月9日(金)からの大阪先行公開に続き、10月16日(金)より全国順次公開を迎えます。
スマートボーイズでは、井頭愛海さんが演じるヒロイン・鬼瓦ももかの憧れの先輩である、神宮寺岬を演じた上村海成さんに直撃取材! 本日更新のインタビュー後編では、共演した板垣瑞生さん&曽野舜太さんとの関係や、殺陣にも初挑戦した撮影の思い出を振り返っていただきました。
■上村海成さんインタビュー・後編
共演・板垣瑞生&曽野舜太らとの関係は? 殺陣にも初挑戦!
――映画『鬼ガール!!』での、共演キャストの皆さんの印象はいかがでしたか? 特に、蒼月 蓮役の板垣瑞生さん、松丸星愛姫役の桜田ひよりさんとは、昨年公開の映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』でも共演されていますよね。
上村 その2人とはもちろん、ほかのキャストも今回はみんなで同じホテルに滞在していたので、撮影以外でも接する機会がすごく多かったんです。朝から晩までみんなで同じご飯を食べていましたし、完全に合宿でしたね(笑)。だから印象っていうものがなくなるぐらい、一緒にいたというか……。
――本当に、学校の同級生のような感じに(笑)。
上村 わざわざ「○○くんはこういう人」ってカテゴライズしなくてもいいっていうか、ずっと一緒にいる、お互いに空気みたいな存在になっていました(笑)。
――特に男性キャストの板垣さんや曽野さんとは、仲を深められましたか?
上村 多分、仲良くなれたと思います(笑)。二人とも仲良くしてくれたんですけど、それぞれ撮影の終わり時間がまちまちだったりしたので、板垣くんが遅い時には、僕と曽野くんでご飯を食べに行ったりしていましたね。曽野くんと食べに行った、カレーがおいしかったです(笑)。
――今作の終盤では、ヒロイン・鬼瓦ももか(演:井頭愛海さん)と仲間たちが“鬼の伝説”をモチーフに作り上げた映画が、それに連動した舞台とともに“連鎖劇”として上映されます。上村さんは神宮寺 岬という役柄に加えて、この連鎖劇での主人公も演じていますが、劇中でさらにもうひとつの物語を演じるというのはどんな感覚でしたか?
上村 連鎖劇の舞台シーンでは、客席に観客役の方々も入っていたので、カメラが回っていることは気にせず、舞台は舞台として立たせてもらった感覚です。そこは、今までに舞台も経験してきてよかったなって思いました。
――映画の撮影ではなく、本当に舞台でお芝居をするという意識で臨んでいたと?
上村 そうですね、今振り返って思い出すと……なんであんなに意識していなかったんだろうっていうぐらい、カメラがあることをまったく忘れていましたね(笑)。これが映画の撮影だという意識はなく、カメラのことは本当に「たまに視界に黒いモノが映り込むなぁ」ぐらいの感覚で(笑)。岬とは全然違うキャラクターだったので、一つ一つのブロックとして、自分の中でも役をハッキリと分けていたのかもしれないです。
――映画を拝見させていただきましたが、岬先輩とはまた違った、物語の中での主人公然とした、ヒーローらしいカッコよさが楽しめる役柄になっていたと思います。
上村 岬役もそうですけど、劇中劇での役柄も今までにやったことがないような役柄だったので、これまでに僕が演じてきた役をご存知な方に観ていただけたら、『鬼ガール!!』では二度驚いていただけるのかなって思います。ぜひ、どちらの役にも注目していただきたいです!
――そして連鎖劇の中では、上村さんが華麗な殺陣も披露されていました。殺陣への挑戦はいかがでしたか?
上村 今までに殺陣はやったことがなくて、最初は刀の握り方も分からない状態だったし、
運動神経もあんまりないので怖かったです(笑)。でもおっかなびっくりで始めたんですが、途中からはすごく楽しくなってきて。今まで僕が触れてこなかっただけで、「お芝居には、まだまだこんなに楽しいものがあったんだ!」っていう発見がありました。これからも、殺陣やアクションにはまた挑戦してみたいです。
――まさか『鬼ガール!!』という作品で、しかも映画部のイケメンという役柄で、殺陣に初挑戦することになるとは(笑)。
上村 僕も最初は、台本を読んで「そんなバカな!」って思いました(笑)。岬というクセのあるキャラクターも含めて、「いくらなんでも、初めてやることが多いぞ!?」と(笑)。でも実際には僕もすごく楽しかったですし、皆さんにも楽しんでいただけるものになったと思います!
――ファンの皆さんにもぜひ、新たな上村さんの姿を楽しんでいただきたいと思います! ではここで、映画作りを描いた今作にちなんだ質問を。もし上村さんが映画作りに関わるとしたら、本業の俳優はもちろん、監督や脚本、ほか様々なスタッフを含めて、やってみたい役割はありますか?
上村 スタッフとして関わるなら、美術がやってみたいです。登場人物が暮らす部屋を作ったりする役割なので、「きっとこのキャラクターは、部屋にはこういうものを持っているよね」という、その役の背景みたいなものを考えてみたいです。
――登場人物たちの、奥行きが出せる部分を作り込むことに興味があると。
上村 そうやって考えていくのは、役作りとも同じなのかもしれないですね。でもやっぱり自分が演じるのと、それを見守る側から考えるのは違うと思うので、言い方は悪いですけど……外から好きに意見を言いたい(笑)。役者しての僕とは別の視点で、作品の中の人物について考えてみたいですね。
――では、美術スタッフとして関わるとしたら、どんなテーマや、どんなジャンルの作品をやってみたいですか? 例えばファンタジーとか、時代劇とか。
上村 それこそ朝ドラのような、日常的なドラマがいいです。身近にありそうな世界観で、僕が勝手に「この人はこういう街で暮らしている」「こういう部屋に住んでいる」なんて、その背景を考えてみたいですね。
――実際に、いつかは俳優以外の制作側にも携わってみたいという興味はありますか?
上村 元々絵を描いたり、何かを作り出すことは好きなので……それがお仕事にならない程度に、いつかはやってみたいです(笑)。お仕事となると、やっぱり背負うものや、制約が違ってくるじゃないですか! だから気の知れた仲間と、自分たちで発信するぐらいの範囲内で、本当に好きなモノ、やりたいモノに挑戦してみるというのは興味があります。
――仲間内だけでの公開といわず、ぜひ拝見してみたいです! それでは最後に、映画の公開を楽しみにされている皆さんへ、メッセージをお願いいたします。
上村 映画『鬼ガール!!』はコメディタッチで笑えるところもたくさんあるし、ライトな感覚で見始められる映画だと思うんですけど、実は真面目なメッセージもたくさん詰まっています。インタビューの冒頭でもお話しした通り、僕はこの作品の“鬼”という部分は、皆さんがそれぞれに持っている色んな想い、色んな悩みに置き換えることで、その悩みも一緒に乗り越えさせてくれるものだと思っています。
上村 『鬼ガール!!』っていう陽気なタイトルですけど、今はちょっと陽気な気持ちじゃない人も、もっともっと陽気になりたい人も、みんなの気持ちに寄り添って、最後には笑顔になれる作品です。ぜひ、劇場でお楽しみください!
【インタビュー完】
【ストーリー】
鬼瓦ももかは、ステキな恋、キラキラした青春にあこがれる、新高校1年生。でも彼女には、ゼッタイにバレてはならない秘密があった。それは、自分が鬼族の血をひく“鬼”であること。鬼のような天パーをストレートにし、鬼のような怪力をセーブし、興奮すると頭に生える“ツノ”もかくして生きてきた。これがもし見つかったら、彼氏も友だちもできっこない…。
高校生活は、初日からドキドキの連続!にっくき幼なじみのせいで鬼のことがバレそうになったり、映画部の岬先輩からヒロインにスカウトされたり……。ソッコーで「女優になる!」と決め、岬先輩のことで頭がいっぱいのももか。あれ、ひょっとしてこれが恋ってやつ!?青春ってやつ!?しかし!映画のヒロイン決めはオーディションだった!
はたして、ももかは、鬼バレせずにヒロインになれるのか?ももかの恋は、青春は、いったいどうなる!?
映画『鬼ガール!!』は、2020年10月9日(金)より大阪先行公開、10月16日(金)より全国順次公開です。ほか最新情報は下記のInformationから映画公式サイト、公式Twitterをご確認ください。
©2020映画「鬼ガール!!」製作委員会
☆Information
■映画『鬼ガール!!』
2020年10月9日(金)大阪先行公開
2020年10月16日(金)全国順次公開
出演:井頭愛海
板垣瑞生 上村海成 桜田ひより 吉田美月喜 曽野舜太
深尾あむ 末次寿樹
テイ龍進 六平直政
山口智充
監督:瀧川元気
原作:中村航
脚本:中村航 作道雄 瀧川元気
音楽プロデューサー:梶原徹也
製作協力:奥河内ムービー・プロジェクト
配給:SDP
≪公式サイト≫
https://onigirl.jp/
≪公式SNS(Twitter・Instagram)≫
@onigirl_jp
関連Movie
-
キャラフルSTARS
舞台は中堅芸能事務所「カラフル」。 就職浪人中の主人公である“あなた”は兄のような存在の幼なじみ、東条にそのイケメン観察眼を買われ、3人のアイドル候補生をユニットデビューさせるプロジェクトを任されることに・・・。 …詳細を見る