上村海成がキザなイケメン役に初挑戦!ヒロインが憧れる神宮寺先輩の役作りは?映画『鬼ガール!!』10/16全国公開直前SPインタビュー・前編UP

  • 2020-10-14

今も鬼伝説が残る大阪の秘境・奥河内を舞台にした、“青春鬼ロックムービー”が誕生! 映画『鬼ガール!!』が2020年10月9日(金)からの大阪先行公開に続き、10月16日(金)より全国順次公開を迎えます。
スマートボーイズでは、井頭愛海さんが演じるヒロイン・鬼瓦ももかの憧れの先輩である、神宮寺岬を演じた上村海成さんに直撃取材! 映画の見どころや裏話を、たっぷり前後編のインタビュー特集でお届けいたします。

上村海成さんが登場! 映画『鬼ガール!!』の見どころ&役柄を直撃!

上村海成さんが登場! 映画『鬼ガール!!』の見どころ&役柄を直撃!

今作『鬼ガール!!』では、鬼族の末裔である主人公と、映画作りに打ち込む若者たちを軽やかに描いた、人気作家・中村航さんの原作小説「鬼ガール!!ツノは出るけど女優めざしますっ! 」(角川つばさ文庫より9月12日発売)を、物語の舞台となる奥河内出身の瀧川元気監督が実写映画化。
高校生の鬼瓦ももかは、鬼の血が流れる自分にコンプレックスを持ち、本当の自分を隠す毎日。そんな彼女が仲間たちと「映画作り」にかけた日々を、恋と友情、笑いと涙、青春のすべてを“鬼盛り”で描きます。

【ストーリー】
鬼瓦ももかは、ステキな恋、キラキラした青春にあこがれる、新高校1年生。でも彼女には、ゼッタイにバレてはならない秘密があった。それは、自分が鬼族の血をひく“鬼”であること。鬼のような天パーをストレートにし、鬼のような怪力をセーブし、興奮すると頭に生える“ツノ”もかくして生きてきた。これがもし見つかったら、彼氏も友だちもできっこない…。
高校生活は、初日からドキドキの連続! にっくき幼なじみのせいで鬼のことがバレそうになったり、映画部の岬先輩からヒロインにスカウトされたり……。ソッコーで「女優になる!」と決め、岬先輩のことで頭がいっぱいのももか。あれ、ひょっとしてこれが恋ってやつ!? 青春ってやつ!? しかし! 映画のヒロイン決めはオーディションだった!
はたして、ももかは、鬼バレせずにヒロインになれるのか? ももかの恋は、青春は、いったいどうなる!?

映画『鬼ガール!!』メインビジュアル

映画『鬼ガール!!』メインビジュアル

出演には、第13回全日本国民的美少女コンテストで審査員特別賞を受賞し、今作が映画初主演となる井頭愛海さんがヒロイン・鬼瓦ももか役を務めるほか、ももかの幼なじみ・蒼月蓮役の板垣瑞生さんをはじめ、神宮寺岬役の上村海成さん、松丸星愛姫役の桜田ひよりさん、宇佐美雪役の吉田美月喜さん、反町冬季也役の曽野舜太さんら、個性豊かなフレッシュキャストが集結!
また山口智充さんが熱く優しくももかの父親・鬼瓦大鉄を演じ、作品に深みを加えているほか、挿入歌には伝説のロックバンドTHE BLUE HEARTSの「TRAIN-TRAIN」を起用し、元THE BLUE HEARTSドラマー・梶原徹也さんも、地元出身という縁から音楽プロデューサーとして参加、本編にも出演しています。

【映画『鬼ガール!!』場面写真より】
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スマートボーイズでは、いよいよ公開が迫る今作から学校一の人気者・神宮寺岬役を演じた上村海成さんにインタビュー! 本日更新のインタビュー特集・前編では、初めて演じる“イケメン”な役柄や、同年代の仲間たちと過ごした奥河内でのロケの思い出を語っていただきました。

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■上村海成さんインタビュー・前編
キザなイケメン役に初挑戦、その役作りは?

――映画『鬼ガール!!』は、“鬼”の末裔であるヒロイン・鬼瓦ももか(演:井頭愛海さん)が、仲間たちと映画作りに打ち込む姿を描いた青春ストーリーです。上村さんは、この『鬼ガール!!』というインパクトのある作品タイトルを聞いて、最初にどう思われましたか?

上村海成(以下、上村) 最初にタイトルを聞いた時は、正直ちょっとびっくりしました(笑)。あとは「ん? 鬼?」とか、「どういうジャンルなんだ?」とか(笑)。

――そのタイトルの通り、“ヒロインが女子高生にして、鬼”という作品でしたね。

上村 でも脚本を読んでみると、主人公のももかは“鬼”だけど、ものすごく普通というか。彼女の“鬼”という部分も、「私って、ちょっと地黒なんだよね~」ぐらいの、ひとりひとりが持っている個性や特徴のひとつのような描かれ方をしているので、“鬼”と聞くと特別な存在みたいなんですが、実際にこの作品の中で生きているのは、みんなと同じような悩みを抱えた女の子なんだなって思いました。
ただ、その悩みのタネが“鬼”というファンタジーなものでもあるので、逆に誰でも、ももかの姿を自分のことに置き換えて、気持ちを投影して見られるんじゃないかな、と感じました。

――上村さんは、そんなヒロイン・ももかを映画のヒロインにスカウトする憧れの先輩にして、映画部に所属する学校一の人気者・神宮寺 岬を演じました。撮影を前に、この役にはどんな印象を抱きましたか?

上村 今回の作品はオーディションで決まったんですが、実は、僕は違う役を受けていたんです(笑)。そのオーディションでは、自分でも受けていた役柄のほうに自信があったので、神宮寺 岬という役のことは全く意識していなくて……。まさか岬役に決まるとは思っていなかったので、役を知った時はどうしたらいいのか分からず、正直に言うと「え!?」って足が震えるぐらい驚きました(笑)。

――ほかの役を考えていた上村さんとしては、「いったいオーディションのどこで、僕に岬先輩の要素を感じたのか!?」と。

上村 ホントにそうです(笑)。自分には全くないキャラクターだと思っていたので、最初はかなり戸惑ったんですが、でも実際に演じてみたらすごく楽しくて、素敵な役でした!

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――上村さんが今までに演じてきた役柄でも、“学校一の人気者”、“ザ・2枚目”と言われるようなキャラクターは初めてでは?

上村 基本的には真面目な役とか、いわゆる“弟キャラ”、“若者キャラ”みたいなポジションをいただくことが多かったので、映像でも、舞台でも今までにはなかった役ですね。わりと常識の枠に収まったキャラクターを演じることが多いので、その中での岬役はかなりブッ飛んでいて、僕にとっても初めての挑戦でした。

――ももかの“鬼”という要素を除いたら、実は岬先輩が一番個性的なんじゃないか、というキャラクターですよね。

上村 今作の中で、キャラの強さはトップクラスだと思います(笑)。ただのイケメンではなく、常に取り巻きの女の子がいたりして。まるで少女マンガに出てくるような、分かりやすい“学校一の人気者”というキャラクターになっています(笑)。

――そんな絵にかいたようなイケメン・岬先輩と、ご自身との共通点はありますか?

上村 うーん、共通点は……極端に言えば“人間”とか“男”とか、それぐらいしかないなって思いました(笑)。だけど、ないからこそ逆にやりやすかったというか、自分との共通点や近い部分がある役って、似ているからこそ足を引っ張られることがあるんです。

――役と似ているからこそ、演じにくいと感じるんですか?

上村 自分と似ているからやりやすいなって思っていたのに、そこで自分では言わないようなセリフが出てきちゃうと、急に足止めを食らってしまうというか。今までに演じた役では何度かそういう感覚を感じたことがあったんですけど、岬はどのセリフをとっても、僕は一生言うことがなさそうな言葉ばかりで(笑)。
自分に近い役柄では、自分とのちょっとした違いを窮屈に感じることがあったんですけど、岬を演じている時にはそれが一切なく……どこまででも自由にできる、どこまででもキャラクターを作れるって、すごく楽しいなって思いました(笑)。

――確かに岬先輩なら、何を言っても、どんな動きをしていても、あまり不思議に感じなさそうです(笑)。

上村 そう、岬でならなんでも言える(笑)。すごく自由な役でした。

――上村さんにとっても、岬先輩は新たな引き出しを見つけられた役になったんですね。

上村 そうですね。やっぱり最初はキザなイケメンっていうのに恥ずかしさもあって、「どうしようかな」って探り探りになってしまうこともあったんですけど、ある時からは何も気にせず、イケメンの人気者としてやりたいようにやってしまおう、と。

――「僕はイケメンなんだ!」となりきって。

上村 どこまで素の自分を捨てられるのかが、勝負だなって思いました。でも結果的には、全てを捨てて楽しく演じることができて。本当に、「お仕事でこんなに楽しくていいのかな?」って思うぐらい楽しかったです(笑)。

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――では、そんな撮影期間のことも聞かせていただきたいのですが、今作は物語の舞台となっている大阪・奥河内でロケ撮影が行われたんですよね。

上村 はい、僕の出演シーンは全て奥河内ロケでした。

――東京出身の上村さんには、あまり馴染みのない土地かと思うんですが、実際に行かれてみて奥河内にはどんな印象を持ちましたか?

上村 実際に行くのはもちろん、奥河内という地域も初めて知ったんですが、いわゆる“大阪”でイメージされる繁華街とは違って、自然がすごく豊かだなと。ただ言ってしまえば、有名な観光スポットがあるような場所を除いたら、国内ならだいたいの場所って似た雰囲気だと思うんですよ。でも奥河内は、住んでいる人たちが違ってるんです。

――ロケで出会った、地域の方々が印象に残った、と。

上村 もちろん地域の方は皆さん関西弁で、そこも僕とは違って新鮮だったんですが、この映画に関わってくださった方はもちろん、そうじゃない方も皆さんがすごく優しかったんです。ロケでの滞在中、ずっと同じコンビニに通い詰めていたんですけど、コンビニの店員さんも「昨日も来てくれましたよね!」とかめちゃくちゃ話しかけてくれて、人と人との距離が近いなって感じられて。訪れた僕たちも他人行儀にしなくていいと感じるほど、受け入れてくださっている。だから気を張らなくていい、素敵な場所だなって思いました。

――そんな奥河内でのロケは、共演にも同年代の方が多くて楽しい現場だったのでは? ただ今作で高校生役を演じるメインキャストは皆さん10代で、現在23才の上村さんだけ少しお兄さんですよね。

上村 そうですね、僕だけが成人でした(笑)。

――なかなか今までには、上村さんが年長となるような現場はなかったのでは?

上村 ないです、ないです! こんなに年下ばかりは初めてです!

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――年下キャストの皆さんから、お兄さん扱いはしてもらえましたか?(笑)

上村 う~ん、たまに?(笑) 僕も今までの現場では、自分より年上の立場でいてくださった方々を見てきているんですけど、当時はただ「年上だから引っ張ってくれるんだろうな~」って思っていたんです。でも実際に自分がその立場になると、「こういうのはなかなかできないな!」って思いました(笑)。先輩の皆さんは、年上だから自然とそうなっていたんじゃなく、意識してまとめてくれていたんだとか、こんなに大変なことをしていたんだって痛感したというか……。だから僕は、全然みんなを引っ張ったりはしていないです(笑)。

――上村さん自身は特別に意識して、まとめ役として振るまうことはせず?

上村 このお仕事は、年齢は上でも先輩ではないパターンも多々ありますし、だから“あえてそういうことはしなくていいのかな~?”って、こじつけのように自分に言い聞かせて(笑)。僕は昔から、みんなをまとめるとか、慕ってもらおうという気質ではないので、みんなの友達として、気楽に話してもらえる存在になれればいいかなって。皆の前では、逆に僕の年齢を感じさせないようにしていました(笑)。

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――あくまでも「僕も10代ですけど」みたいな顔で(笑)。

上村 そうです(笑)。「みんなハタチ前だよね、俺も~!」みたいな(笑)。でもそれぐらいフランクな感じでいた方が、みんなも多分やりやすいんじゃないかなって思っていました。

【10月15日更新・インタビュー後編に続く】

インタビュー後編では、共演キャストとの関係に、今作にて初挑戦した殺陣についてのエピソード、また映画作りに関する質問も。続きもお楽しみに!
映画『鬼ガール!!』は、2020年10月9日(金)より大阪先行公開、10月16日(金)より全国順次公開です。ほか最新情報は下記のInformationから映画公式サイト、公式Twitterをご確認ください。
©2020映画「鬼ガール!!」製作委員会

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☆Information

■映画『鬼ガール!!』
2020年10月9日(金)大阪先行公開
2020年10月16日(金)全国順次公開

出演:井頭愛海
板垣瑞生 上村海成 桜田ひより 吉田美月喜 曽野舜太
深尾あむ 末次寿樹
テイ龍進 六平直政
山口智充

監督:瀧川元気
原作:中村航
脚本:中村航 作道雄 瀧川元気
音楽プロデューサー:梶原徹也
製作協力:奥河内ムービー・プロジェクト
配給:SDP

≪公式サイト≫
https://onigirl.jp/
≪公式SNS(Twitter・Instagram)≫
@onigirl_jp

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