筒井康隆さんの小説『富豪刑事』(新潮文庫刊)、TVアニメ「富豪刑事 Balance:UNLIMITED」を原作に、型破りな刑事・神戸大助の姿を描く「富豪刑事 Balance:UNLIMITED The STAGE」が2020年10月2日(金)～11日(日)に東京・品川プリンスホテル クラブeXにて上演されます。
スマートボーイズでは公演開幕を前に、主人公・神戸大助役の糸川耀士郎さん、そのバディ・加藤 春役の菊池修司さんへのインタビュー特集を全3回で更新中！　最終回となる本日更新のPart.3では、二人の“プチ富豪”エピソードも聞かせていただきました。

■【インタビュー Part.3】糸川耀士郎＆菊池修司が大富豪だったら？　“プチ富豪”体験談も！

――ここからは「Balance:UNLIMITED」、“残高：無制限”という言葉にかけた質問を。もしもお二人の残高が無限にあったら、一体何に使いますか？

菊池修司(以下、菊池)　残高が無限だったら！？　僕、豪華客船が欲しいです(笑)。自分専用の船を作って、中にはプールとかゲームセンターとかの自分が欲しいアクティビティも全部作って、もうずっとそこにいられるようにします(笑)。

――1人ぼっちで乗り続けるわけじゃないですよね？(笑)

菊池　いや、1人で乗ります！

糸川耀士郎(以下、糸川)　楽しくないよ！(笑)　友達とかも乗せてあげなよ。

――ぜひ、親友の高本 学さんを誘ってあげてください(笑)。

菊池　分かりました、学と乗ります(笑)。僕は海外旅行も好きなので、動く自宅として色んな国を巡って、旅先に飽きたら船に戻ったり、また違う国についたら降りて遊んだりしたいですね。

――菊池さんはなかなかスケールの大きな使い道でしたが、糸川さんはどうしますか？

糸川　まず、めちゃくちゃ大きな家を買います！　買うっていうか自分好みに建てて、僕はバスケが大好きなんですけど、なかなかバスケができる場所もないので、庭にバスケットコートをたくさん作って、家には執事みたいな人も雇って、“ザ・ハリウッドスター”みたいな生活をしてみたいです(笑)。

――そんなバスケ御殿を建てるとしたら、東京に？　それとも故郷の島根にしますか？

糸川　そんなの、両方に建ててやりますよ！　いや、むしろ東京から島根までひと続きの土地を買って、糸川専用ルートみたいにします(笑)。

菊池　そうしたら島根の一大観光スポットが、耀士郎くんの家になっちゃう(笑)。

糸川　オイ、島根をバカにするなよ！(笑)　島根にでっかい遊園地を作って、世界中の人が行きたくてたまらない場所にしてやるからな！

――故郷に錦を飾る夢ですね(笑)。ではお二人とも、それぞれ無限の残高＆希望する暮らしを手に入れたら……俳優というお仕事は続けますか？　やめますか？

菊池　やめます！(即答)

糸川　えっ！？　潔いな！(笑)　でも俳優に限らず、仕事をする必要はなくなるよね。

菊池　だから仕事としてじゃなくて、本当に好きなこととして芝居はやる。そうなったら自分が作りたい作品、やってみたい作品があれば、自分でキャストを集めてイチから作りだすことも可能になるし。

糸川　確かに。そうなったら今よりも、演じる上で心に余裕が生まれるんじゃない？

菊池　そうやって作品と向き合えるようになったら、すごく幸せな気がするから。お芝居自体はやめないけど、仕事じゃなくなると思います。

糸川　僕はもしも本当に膨大なお金があったら、VRみたいな最新の技術を使って、世界中のどこにいても、生のお芝居と同じ感覚が味わえるような仕組みを作って、芝居をリアルな世界として届けることをやってみたい。将来的には演劇ってそういう風になっていくのかなって前から想像していたんですけど、でもそれが実現するにはまだまだ途方もないお金がかかると思うんですよ。だからお金があったら、そういう誰も踏み入れたことのないプロジェクトを僕がやってみたいです。

菊池　それ作ってほしい！　やっぱり僕たちは、芝居からは離れられないね。

――では夢のお話に続いて、実際のお話しも。お二人にも“自分にとっての富豪体験”と言えるようなエピソードはありますか？

糸川　僕、親戚がめちゃくちゃ多いんですよ。父も母も兄弟が多くて、しかもみんなわりと近所に住んでいたので、年始とかにはその親戚が一気に集まるんです。だから近所の子どもたちの中でも、お年玉はたくさんもらえていたと思います(笑)。

――幼少期の糸川さんは、お正月になるとプチ富豪に(笑)。

糸川　たまに芸能人のお子さんが「お年玉は●●円でした」なんてエピソードをTVで話しているのを見ると、僕としては「フフン」みたいな(笑)。そこには張り合えるなって、幼心に思っていた記憶があります(笑)。

菊池　僕は高校を卒業する頃に、それまでバイトをして貯めていたお金でバイクを買ったんです。それが初めての大きな買い物だったし、自分の中ではすごく印象に残っています。高校生のバイトってまだ時給も高くないので、3年間頑張って貯めてもそんなに大きな金額にはならないんですけど……目標のために頑張って貯めていたので、いい思い出ですね。

糸川　え～、僕だけ自慢話みたいになっちゃったじゃん！(笑)　僕のお年玉も、あくまでも子どもにとっての大金ですから、そんなにすごい金額じゃないですからね(笑)。

――では糸川さんは、そのお年玉はどう使っていたんですか？

糸川　それが、全然使っていなくて！　元々ムダ遣いをしないタイプなので、前から欲しかったゲームを買うぐらいで、あとは全部母に預けていました。ただその貯金がどうなったのか、高3くらいの時に思い出して聞いたんですけど……おそらく教育費として、僕のために使っていただいたようで(笑)。

菊池　うちにもあった、お母さん貯金！　僕もどうなったのか聞いたら、「でもね、ママの貯金には有効期限があるから。もう有効期限が切れちゃったの」って言われた(笑)。なんじゃそら！(笑)

糸川　アハハ！　でも、僕がやりたいって言った塾や習い事にはすぐ通わせてくれたので、あの貯金は僕のために活用してくれたんだなって思っています(笑)。むしろ有難いです！

――“お母さん貯金あるある”ですね(笑)。ちなみにお二人は、欲しいものがあった時には悩まず買いますか？　一度はじっくりと考えますか？

菊池　僕は買っちゃいます。今まではそれでも後悔することはなかったんですけど、衝動買いをする頻度が増えてしまって……ちょっと考えるようになりました(笑)。

糸川　僕は逆に、普段はあまりお金を使わないので、本当に欲しいものに出会った時には迷わず使います。だから後悔することもないですね。修司みたいに毎月毎月アレコレ欲しくなっていたら、困っちゃうかもしれないけど。

――対して菊池さんは、以前に色違いのバッグで迷った結果、どちらも買おうとしたというお話を聞いたような……。

菊池　そういう時、買っちゃいますね～。あとは色で迷っちゃって、店員さんとジャンケンして「僕が勝ったら青、店員さんが勝ったら白にします」って言ったり(笑)。これ、今までに2回やっています。

糸川　お店の人に迷惑だよ！(笑)

菊池　でも店員さんも、「こんな体験したことないですー！」って嬉しそうだったよ(笑)。

――その提案ならどちらが勝っても1つは購入することが決定しているので、店員さんとしても意味のあるジャンケンなのではないでしょうか(笑)。

菊池　確かに。どっちも欲しくて選べないのは“菊池あるある”です！(笑)

――楽しいお話をありがとうございました！　それでは最後に、公演に向けての意気込みと、楽しみにされている皆さんへのメッセージをお願いいたします！

菊池　僕自身も数ヶ月ぶりの舞台になりますし、お客様も久々の観劇という方が多くいらっしゃると思います。こういう世の中でも、僕は舞台をすごく大切な場だと思っていますし、同じように舞台を大切に思ってくださるお客様がいる限り、僕たちはこれからも、全力をかけて役を演じていきたいと思います。
少しでも皆さんの不安を取り除ける環境になるよう準備した上で、僕たちも素晴らしい作品を作り上げていきますので、楽しみに待っていていただけたらなと思います！

糸川　このような情勢の中、僕たちは舞台に立たせていただけることになりました。劇場にいらっしゃる方の中には、久々に演劇に触れる方も多いと思いますし、アニメから作品に触れた方の中には、劇場でのお芝居はあまり観たことがないという方もいらっしゃると思います。
この作品は、演劇との久々の再会としても、初めての出会いとしても、どちらにもふさわしい、すごく華やかで“これぞ2.5次元”という感動が味わえる作品にしますので、是非劇場に足を運んでいただきたいです。皆さまのご来場をお待ちしています！

【インタビュー完】

【ストーリー】
ケタ外れの資産をもつ神戸家の御曹司・神戸大助が赴任したのは、警視庁で問題を起こした人間だけが送り込まれる「現代犯罪対策本部準備室」、通称「現対本部」。
そこで大助は情に厚い男・加藤春とバディを組まされる。

神戸家の闇を暴いたことにより、世界に公開された謎の新物質“アドリウム”の存在。
大助と加藤は、アドリウムを悪用しようと企む者達を取り締まるため世界を股にかけ捜査を続けていた。
ある日、現対本部にかかってきた一本の電話。
それはアドリウムの闇取引に関する情報を伝えるものだった。
大助たちは取引現場と目されるパーティに潜入するが、そこで加藤は警察学校時代の相棒と再会する。
しかし再会を喜ぶ暇もなく、追跡していたターゲットが動き出し……。

「富豪刑事 Balance:UNLIMITED The STAGE」は、2020年10月2日(金)～11日(日)まで東京・品川プリンスホテル クラブeXにて上演されます。ほか公演詳細は、下記のInformationから公式サイトをご確認ください。

(c)筒井康隆・新潮社／伊藤智彦・神戸財閥
(c)神戸財閥ステージプロジェクト

※糸川耀士郎主演､堂本翔平･菊池修司･織部典成共演(ALL Cast from 劇団番町ボーイズ☆)スマボオリジナルコメディ『サギトリ！～警視庁 特殊詐欺取扱係･船木瑛一～』(全5話)が【スマボアプリ】にて配信中！DVDが【スマボSHOP】にて初回特典ブロマイド付きで発売中！
▼詳細▼
https://sumabo.jp/sagitori/

☆Information

■「富豪刑事 Balance:UNLIMITED The STAGE」

【公演日程】2020年10月2日(金)～11日(日)
【会場】品川プリンスホテル クラブeX(東京都港区高輪4-10-30)

【STAFF】
原作：筒井康隆『富豪刑事』(新潮文庫刊)／アニメ「富豪刑事Balance:UNLIMITED」

脚本：岸本 卓
演出：西田大輔

【CAST】
神戸大助：糸川耀士郎
加藤　春：菊池修司

宮城友輔：瀬戸祐介
神戸鈴江：立道梨緒奈
星野　涼：坪倉康晴
亀井新之助：松島勇之介

室井　敏：堂本翔平
清水幸宏：すわいつ郎
湯本鉄平：真壁勇樹
佐伯まほろ：森田涼花

坂守信雄：窪寺 昭

守山秋文：山本一慶

アンサンブル：本間健太　書川勇輝　藤田峻輔　綿貫志信　和田啓汰　市川絵美

【企画協力】新潮社
【主催】ソニー・ミュージックエンタテインメント／アニプレックス

【チケット】一般発売中
料金：12,000円(特典ブロマイド付き・全席指定・消費税込)
受付URL：https://eplus.jp/fugoukeiji/
※未就学児童入場不可

【チケットに関するお問い合わせ】
イープラス　0570-06-9919　(10:00～18:00)
Q&A・お問合せ専用ページ　http://eplus.jp/qa/

【公演に関するお問い合わせ】
ソニー・ミュージックエンタテインメント　03-3515-5683　(土日祝日指定日除く 11:00～17:00)

≪公式サイト≫
stage-fugoukeiji-bul.com
≪公式Twitter≫
＠fk_bul_stage

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