2020-7-19

俳優・小坂涼太郎さんのバースデーイベント「小坂涼太郎 24th Birthday『Monochrome vol.3』」が、24歳の誕生日当日である2020年7月5日(日)に東京浜離宮朝日ホール・小ホールにて開催されました。
スマートボーイズではMCに永松文太さん、ゲストに木津つばささんが登場した第1部を取材！　小坂さん作の寸劇＆漫才も披露された、イベント模様をお届けいたします。

(左から)永松文太さん、小坂涼太郎さん、木津つばささん

5年連続での開催となった小坂涼太郎さんのバースデーイベントですが、今年は新型コロナウイルスへの感染対策として客席数を十分に制限した上で、ニコニコ生放送の配信でも楽しめる形式での開催に。
2016年上演の舞台『ホイッスル！BREAK THROUGH-壁をつき破れ-』で共演して以来、小坂さんとは大の仲良しである俳優・永松文太さんが昨年に引き続きMCを務め、本日の主役・小坂さんをステージへと迎えて第1部が始まります！

自身がデザインした長袖Tシャツに、オーバーオール姿で登場した小坂涼太郎さん

時には的確なツッコミで、小坂さんのトークを盛り上げてくれるMC・永松文太さん

ファンの前に立つのは久々とあって、小坂さんもオープニングから「ついに来たよ！　皆さん、久しぶりですね！」とハイテンション。まずは永松さんから「24歳になった瞬間は何してた？」と聞かれますが、イベント前夜は自宅でゲームをしていたそうで、「そのゲームが全然終わらなくて、『これ24時過ぎちゃうんじゃない？』って思って時計を見たら、もう日付が変わっていました(笑)」と答えて早くも笑いを起こします。

外出自粛期間中もゲームを楽しんでいたという小坂さんは、中でも『スプラトゥーン』にハマっていたそうで、「影山達也くんが田口涼さんとゲーム配信をしていた時に、配信中だと知らずにオンラインで乱入しちゃって！　配信のコメントでは、『RKさん(小坂さんのゲーム上の名前)って誰？』って話題になっていたみたいです(笑)」というエピソードも。

さらに「影ちゃんたちが『スプラトゥーン』初心者だったのを知らずに、俺だけ倒しまくっちゃって(笑)。でも配信を見ていた人たちのコメントが優しくて、『RKさん、上手い！』って言ってくれて」と続けますが、永松さんの「推しのゲーム配信を見ようと思ったのに、誰だか分からない『RK』にバンバン倒されるって！(笑)」との言葉に、会場は笑いが溢れます。

続いて小坂さんの昨年の出演作を振り返るトークでは、白金(バイジン)役を務めた“舞台劇『からくりサーカス』～デウス・エクス・マキナ(機械仕掛けの神)編～”について「超楽しかったですよ！」とコメント。狂気的なキャラクターとあって、「役柄も物語のラスボス的な立ち位置だし、情緒不安定な役柄だったので、公演後には今までの作品とはまた違った余韻がありました。日常生活でも役を引きずってしまう方なので、役が抜けたあとが今までに体験したことがない感覚で……」と、特に深く入り込んでいたそう。

また、舞台『文豪とアルケミスト余計者ノ挽歌』から引き続き坂口安吾役を演じた、舞台『文豪とアルケミスト異端者ノ円舞(ワルツ)』の話題では、「坂口安吾役は前作から『もっとやりたい』と思っていた役なので、第2弾の上演はすごく嬉しかったです。今回は、前作でずっと一緒だった無頼派からは一人だけの登場だったので最初は寂しかったですが、巣立ちができました(笑)」とコメントします。

さらに今年、小坂さんは映画『ミスりんご』、映画『浅草花やしき探偵物語　神の子は傷ついて』と映像作品にも出演。幼少期からモデルを中心に芸能活動を始めた小坂さんは、「中学1年生の時に初めて出演した映画(『僕たちのプレイボール』)が、“俳優をやっていきたい”と思ったきっかけなんです」と思い出を語りつつ、「それ以来の映画出演だったので、映画の撮影現場には懐かしさもあって、めちゃくちゃ楽しくて……ていうか、全部の現場が楽しい。俺、人生が楽しいです！(笑)」と、笑顔を見せてくれました。

ここでいよいよ第1部ゲスト・木津つばささんも登場し、小坂さんの24歳を揃ってお祝い！
昨夏上演された“舞台『刀剣乱舞』慈伝日日の葉よ散るらむ”で出会った小坂さんと木津さんですが、当初は「『俺は後輩じゃなくて友達だと思っているし、仲良くなりたいから敬語を使わないで』って言っているのに、1歳年下のつばさはずっと敬語のままで。最初は、僕からの片思いでした(笑)」と、距離があったことを明かす小坂さん。

舞台・映画での共演から、小坂さんと仲良くなった木津つばささんがゲスト登場！

しかし公演中に仲良くなったそうで、木津さんも「涼太郎のほうからグイグイきてくれたので、ある日『いけるかな』って瞬間がきて(笑)。その日からいきなり、タメ口で『涼太郎』って呼ぶようになりました」と振り返りつつ、地方公演先のホテルでは心霊騒ぎに怯えて、2人で一緒に寝たという微笑ましいエピソードまで語られます(笑)。

そんな木津さんに永松さんも加わり、なんと今回は小坂さん作・演出によるオリジナル寸劇に挑戦することに！　上演時間3分ほどの3人芝居で、小坂さんが描いた物語とは……？

小坂さんが作り上げた、なにかを数えながら歩く男たちの物語とは……

それぞれ何かの数字を数えながら、対面で歩いてくる二人の男。一人の男(永松さん)はすれ違いざま、もう一人の男(小坂さん)がカウントする数字の大きさに驚く。そこへもう一人、携帯電話で話しながら歩く男(木津さん)が現れ……。のちに木津さんが演じる男が質問し、冒頭で数えられていた数字の正体が明かされるのですが、そのブラックなオチに会場は騒然！

わずかなセリフと動きだけで独特な世界観を表現し、予想外の結末で会場を驚かせた小坂さんは、「皆さんの『えぇ？』っていう反応、それが正解です(笑)」と話しつつ、実際に街で見かけた光景から構想したという今作について「やりたかったことができて、大満足です！」とやりきった表情を見せてくれました。

ほか木津さんとのトークコーナーでは、客席からの質問にも2人が回答！
“小坂くんとつばさくんは、どちらの方が怖がりですか？”という質問では、お互いに“相手の方が怖がりだ”と言い張る2人。しかし虫が苦手だという小坂さんの話から、それぞれがビビッてしまうことを掘り下げると、木津さんは「隣りにいる人がビックリすると、それにつられてビックリしちゃう」とのことで、驚くととにかく大きな声が出てしまうという小坂さんからは「あっ！　俺が大声で反応しちゃうから、つばさはそれにビビってたのか！」という結論が導かれます(笑)。

また“お互いの尊敬できるところは？”との質問では、木津さんは小坂さんについて「まだ24歳なのに、この雰囲気！　お芝居でも堂々としていて年齢は関係ないんだと思えるし、一緒に芝居をしていて楽しいです」と回答。すると小坂さんも「やっぱり、お芝居が上手。俺はつばさのことを年下だと思っていないし、すごく尊敬しています。お互いに芝居のことで褒め合えるっていいよね」と答え、お互いへの素直な気持ちを聞かせてくれました。

ゲスト・木津さんが退場した後は、ここまで軽快にトークを盛り上げてくれたMC・永松さんと小坂さんが漫才を披露！　実は昨年のバースデーイベント・大阪会場でも漫才に挑戦した2人ですが、開始前には「めっちゃ緊張してきた！」と揃ってソワソワ。
そしていよいよ、コンビ名“ぶんたろう”としてラーメン屋を舞台にしたネタを披露しますが……小坂さんのボケ＆永松さんのツッコミによる見事な掛け合いはもちろん、小坂さんらしいシュールさや不思議な言い回し、独特な間を盛り込んだ展開に会場は大ウケ！　数日前から必死に練習してきたという成果を、ばっちり披露してくれました。

ラーメン屋の店員(小坂さん)＆客(永松さん)に扮した、“ぶんたろう”の漫才も大成功！

漫才を成功させた小坂さんは、永松さんから24歳の抱負を聞かれると「今まで通り、皆さんへの恩返しとしてお芝居を届けたい。僕は小さい時から人を笑わせることが好きなので、皆さんに笑ってもらえることが何より嬉しいです。この想いは、毎年変わりません！」と力強くコメント。また、初のプロデュース公演として今年11月に上演する舞台『アプリ男子(仮)』についても、「脚本は他の方に書いていただきますが、僕もプロデューサーとしてアイディアを出せるので、絶対面白い作品にします！　ぜひ観に来てください」と意気込みを聞かせてくれました。

小坂さん＆木津さんは、公開中の映画『浅草花やしき探偵物語　神の子は傷ついて』でも共演！

こうしてたくさんの笑いに溢れたイベント第1部は、「これからも24歳の小坂涼太郎を、よろしくお願いします！」という小坂さんの言葉で終了に。
イベントでも様々なアイディアを実現させて、ファンの皆さんを楽しませてくれた小坂さん。今年は俳優としての活躍はもちろん、舞台プロデュースの手腕にも大注目です！
ほか今後の小坂さんの最新情報は、下記のInformationより公式サイト、公式Twitterなどをご確認ください。

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