- 2020-3-14
2019年9月に初演された『ABSO-METAL』が待望のシリーズ化! 銀岩塩vol.4-5 FUSIONICAL STAGE『ABSO-METAL~黎明~』が、2020年5月9日(土)~17日(日)まで東京・新宿村LIVEにて上演されます。
スマートボーイズでは、今作の主人公・アイコ役を務める遊馬晃祐さんと、物語の鍵を握る重要人物・ナイゼル役にして、演出も手掛ける井上正大さんのインタビュー特集を3日連続更新中です。
いよいよ特集も最終回となるインタビューPart.3では、井上さんが新作の演出について構想を明かす場面や、遊馬さんから「こんな場面を演じたい」とのリクエストも。そして最後はもちろん、開幕を待つ皆さんへのメッセージも聞かせていただきました!
■銀岩塩vol.4-5 FUSIONICAL STAGE『ABSO-METAL~黎明~』
遊馬晃祐×井上正大インタビュー Part.3
――前作ではビジュアル面でも、物語の舞台となる「セントアモーディ学園」の世界観を表現したロケ撮影が行われ、その映像が舞台上でも使用されるなどの試みがありました。今回も、演出ですでに予定している内容はありますか?
井上正大(以下、井上) 今回で重要なのは、アイコの気持ちを舞台上でどう表現するか。セリフだけではなく、そこに演出的な要素を取り入れられたらと思っています。曲も前回は『ABSO-METAL』という世界観そのものをイメージして作っていたんですけど、今回はちょっとイメージを変えて、アイコに合うような曲を多く作っているので、下準備は万全かなと思っています。
遊馬晃祐(以下、遊馬) わ~、楽しみです!
井上 あとは台本とともに組み上げていくという感じで、仕上がりが楽しみですね。今回は新宿村LIVEでの上演となって、舞台上も前作ほどのスペースはないんですが、そこは信頼している振付師に殺陣師など、スタッフは各所に素晴らしい方が揃っているので。あと前作のビジュアル撮影のようなロケは、ノリで行くと思います(笑)。
――「ちょっとこういう表現もやってみようか」と思ったら、実行するかも?
井上 前作でも稽古期間中に「ロケ行くぞ」っていう感じで、急に2日間の撮影に行くことになりまして(笑)。今回も必要とあらば行きますし、それとは違う方法になるかもしれないです。とにかく今回お見せするものを通して、お客様には前作で見せきれなかった『ABSO-METAL』の世界を補完していただけるような作品にできたらと思っています。
――たくさんの曲も準備されているとのことでしたが、新キャストにはアーティスト活動をされてきた方々も多くいらっしゃいます。今作にも、見どころとして歌やダンスは盛り込まれてくるんでしょうか?
遊馬 (腕を振り回して)アイコの見せ場は、こっち(アクション)ですよね?(笑)
井上 晃祐は歌いたくないの?
遊馬 えっと、歌いたく……(笑)。いや、アイコの性格だと歌わないんじゃないかな!?
井上 確かにそこは、脚本の塩田さんとも悩んでいるところで、アイコはどうしようかなと。あるキャラクターは確実に歌うことになるんですけど、さらに歌うキャラクターを増やすかというのは、ちょっと全体ができあがってからバランスを見て、というところですね。ただダンスは、遊馬晃祐に合うようなダンスを用意したいなと思っています。晃祐が本格的に踊るかどうかはわからないんですけど、曲もかなりかっこいい感じに仕上がっているので楽しみにしていてください。
――様々な構想が膨らんでいる段階ということで、今のうちに遊馬さんから井上さんへ、「こういうことをやりたい」というリクエストはありますか?
井上 それは聞きたいな。前回も、正木 郁が自分で「僕、殺陣がやりたいんですよ」って言ったから、ああいう見せ場になったから。
遊馬 えっ、そうなんですか!?
――その結果が、ルカとアイコによる高難度のアクションシーンに!
遊馬 僕からのリクエストは……前作にもあったんですが、お客様の緊張が少し和らげられるような、日替わり的なシーンが今回もあったらいいなと。そうすればお客様も「ここはちょっとリラックスしていいんだ」って思えるし、ちゃんと締める人が締めれば、ストーリーの本筋には戻れるので。新宿村LIVEには僕もまだ立ったことがないんですが、会場の密度が上がった分、より客席と僕たちが一体感を味わえるような場面があったら。
井上 前回も、そういうシーンは晃祐が一番楽しんでいたよね?(笑)
――遊馬さんは他の作品でも、日替わりコーナーの担当になることが多い気が(笑)。
遊馬 そうなんですよ! でも僕じゃなくても、お客様が少し肩の力を抜いて見られて、また作品の世界観の中に戻ってこられるような、楽しいシーンがあったらいいなと思っています。
井上 じゃあ、毎日違う遊馬晃祐が見られるようなシーンにしようかな(笑)。
遊馬 いや~、それは大変だな~!!
井上 前作では開演前になると、「今日はどうしよう、今日はどうしよう」って言っていたので、今回はやるかどうするか悩んでいたんですけど(笑)。これはやる方向ですね!
遊馬 担当するキャストは、僕じゃなくてもいいので!(強調)
――もしかしたら、ナイゼル様が出てくるかもしれない……?
遊馬 そうですよ! オリジナル作品なので、何でもできるので(笑)。
井上 う~ん、どうしようかな(笑)。そういった場面も、期待していてください。
――では前作同様のお楽しみポイントにも期待しつつ、今作ならではの新たな見どころや、意識的に変えていく部分はありますか?
井上 今作ならではの挑戦としては、“限られた場でのリアルなアクション”をテーマにさせていただいています。舞台だとやっぱり大きなアクションが映えると思うんですけど、今回は至近距離だからこそできるリアルさ、というものを追求したいなと思っていて。
――劇場がコンパクトになった分、より臨場感のある仕上がりに、ということですね。
井上 同じシリーズ作品を新たな劇場で届けられるっていうのはすごく贅沢なことで、今回は最後列のお客様との距離が近づいた分、より細かい芝居を届けることができる。やっぱり1,000人近く入る劇場だと、「これじゃ届かないだろう」という判断で演出を変える場面も多く出てくるんです。
遊馬 今回はお客様に、僕たちの汗とかも飛んでいくかもしれない(笑)。
井上 そうそう。このキャパシティだからこそできるアクションだったり、表情での繊細な芝居だったりを、より高いレベルで追求していきたいと思っています。
――期待が高まる、たくさんのお話をありがとうございました。では最後に、公演を楽しみにされている皆さんへのメッセージをお願いします!
井上 『ABSO-METAL~黎明~』では、様々なキャラクターに焦点を当てていくというよりも、晃祐が演じるアイコを木の幹として置いて、そこから枝が伸びていくような“完全主役”の物語を描きたいと思っています。3年ぶりの主演ということで晃祐自身も色々と考えることが多いと思うんですけども、彼が今まで培ってきた技術だったり、想いだったり、彼自身の人間性がより良い作品を作り上げてくれると思うので、僕もどんな作品になるのか楽しみでもあり、気合を入れて作っていかなきゃな、という責任も感じています。
遊馬 もう僕は、初日の舞台に立って、お客様の拍手を全身に浴びている姿をイメージしています! 新宿村LIVEに収まらない位の拍手を浴びている姿を実現させるために、汗をかいて、熱量を持って。この作品に、全てをかけていきたいと本気で思っています。アイコとしてはもちろん、座長としてもカンパニーを引っ張っていきたいですし、3年ぶりの主演という役割でも、以前の僕の経験ではできなかったことが今回はできると信じているので、皆さんにも期待していただきたいです。
井上 とにかく良い作品にしようとカンパニー全員が思っていますので、ぜひとも劇場に足を運んでいただき……晃祐の滴る汗まで、目に焼き付けていただければ嬉しいなと思います!
遊馬 郁が座長として作り上げた初演をご覧になった方には、すごく高い期待を持っていただいていると思います。その期待に応えられるように、僕もこの作品を成功させて、また『ABSO-METAL』というシリーズを次に繋げていけるように! 僕も大好きなこの作品を、より多くの皆さんへと届けられるように、命がけで取り組んでいきたいと思います。ぜひ、ご来場をお待ちしています!
(インタビュー、了)
銀岩塩vol.4-5 FUSIONICAL STAGE『ABSO-METAL~黎明~』は、2020年5月9日(土)~17日(日)まで東京・新宿村LIVEにて上演されます。
チケット一般発売は、いよいよ3月14日(土)よりカンフェティにて取扱いスタート! ほか公演詳細・最新情報は、下記のInformationより公式サイトにてご確認ください。
(c)2020 銀岩塩
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☆Information
■銀岩塩vol.4-5 FUSIONICAL STAGE『ABSO-METAL~黎明~』
上演日時:2020年5月9日(土)~17日(日)
会場:新宿村LIVE
(〒169-0074東京都新宿区北新宿2-1-2新宿村CENTRAL地下2階)
脚本:塩田泰造/演出:井上正大・塩田泰造
出演:遊馬晃祐 磯原杏華/清水佐紀 松本岳 藤田怜 隼人(Duel Jewel)/柏木佑介 岩田有弘/井上正大 ほか
主催:銀岩塩
【あらすじ】
特別に能力『才』を認められた生徒のみ入学を許される特殊教育機関がある。
その名は「セントアモーディ学園」。
だが将来を約束された才能あふれる一年生、アイコ、マドセン、カンヌ、モンクの四名は入学したその日に学園の地下牢に送り込まれてしまう。
当時、国内に蔓延していた「汗を掻くと発症して死に至る謎の病」“スコールス”に感染している可能性を認められたからだ。地下牢でただ死を待つ四名。
まずモンクが恐怖に耐えられず暴れ出し、汗をかいて死んでいく。。。そこへ黒いフードで顔を隠した謎の上級生が現れる。
「君たち、ここで、ただ死を待つだけなら、俺が発明した治療法を試してみないか? 身体中の細胞をアブソメタルというメタルに変換するんだ」
苛立っていたアイコは「消えろ」と上級生の申し出を拒絶するが、上級生は喧嘩で負けたことがないアイコを軽く一蹴すると、目の前でモンクを蘇生し、復活させる。
彼こそが、後の「セントアモーディ学園」生徒会長ナイゼルだった。
学園内にもアブソメタルが浸透していなかった時代、そこから如何にして、ナイゼルは学園内のヒエラルキーの頂点に君臨していったのか? ナイゼルに心酔し、伝説の生徒会ナンバーズナンバーセブン「異次元斬りのアイコ」となっていく新入生アイコの成長の日々、アイコとライバルとなるマドセンとの友情の行方、ふたりの間で揺れるカンヌの想い、アイコにアブソメタルを指導する女教師アニエスとの淡い恋、などを通じて描くアブソメタル黎明期の物語。
チケット料金(税込・全席指定):プレミアムシート 8,500円 ※前方6列 特典付き(非売品ミニフォトブック)、一般 7,000円、当日券 7,500円
チケット一般発売日:2020年3月14日(土)10:00~
チケット取扱い:カンフェティ
http://www.confetti-web.com/ginganen4-5
0120-240-540(平日10:00~18:00)※オペレーター対応
【チケットに関するお問い合わせ】
スタイルオフィス:stage.contact55@gmail.com
【公演に関するお問い合わせ】
銀岩塩:info@ginganen.com
≪銀岩塩公式Twitter≫
https://twitter.com/ginganen
≪銀岩塩公式サイト≫
http://www.ginganen.com/
≪公演公式サイト≫
http://www.ginganen.com/abs4-5/
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