- 2020-2-1
2月16日より東京・新宿のシアターサンモールにて浪漫活劇譚『艶漢』第四夜が上演されます。
本作は、尚月地さんの大人気漫画『艶漢』を原作に、ノーフン(フンドシをはいていないこと)がちで柳腰の美少年で傘職人の吉原詩郎と、熱血正義漢の巡査殿・山田光路郎、そして詩郎の兄貴分で無敵な色気を放つ吉原安里の物語を軸にした、エログロナンセンスな昭和郷愁的アンダーグラウンド事件簿。
廃墟のようなバラックが建ち並ぶ不思議な街・幻灯町を舞台に、ミステリーありメロドラマありギャグありの波瀾万丈なストーリーが独特の演出で展開します。
スマートボーイズでは、メインキャスト全10人に独自アンケートを実施。昨年末に行われたビジュアル撮影の模様とともに3連続でご紹介します。
PART①は、吉原詩郎役の櫻井圭登さん、山田光路郎役の末原拓馬さん、吉原安里役の三上 俊さんの3名です。
≪櫻井圭登アンケート≫
――出演が決まった時の心境を教えてください。
櫻井 ただただ嬉しかったです。歌謡倶楽部の公演も合わせると今回で6回目の詩郎を演じさせていただけるというのも、なかなかない経験だと思うので、感謝の気持ちを忘れず、今作も誠意をもって演じさせていただきたいと思います。
――ビジュアル撮影を終えての感想をお願いします。
櫻井 今回もすごいビジュアルが撮れたのではと思っています。ほかの方のビジュアル撮影も見させていただきましたが、いや～凄かったです(笑)。予想を遥かに上回るビジュアルが待っていると思います。
――今作の見どころをお願いします。
櫻井 また新たな『艶漢』が出来上がると思っていただきたいです。新しいキャストの方々も多彩な方々ばかりで、自分自身もまた第三夜で“第一章”が終わった気持ちでいて、“新章”『艶漢』が始まるような感覚でいるので、皆さんもそういった気持ちで、ご覧になっていただけたら、新たな発見や「レベルアップして帰ってきたんだ」と思ってもらえるような作品を作るので、楽しみにしていてください。
――演じる役とここが似ている点という部分を教えてください。
櫻井 詩郎と僕は、人に感情を伝えるのが苦手なタイプだと思っていて、漫画を読んでいると詩郎の気持ちが共感できる部分がたくさんあります。繊細な気持ちや伝えたいのに伝えられないという部分は似ていますね。
――コメントを伺っている時点では、まだ稽古前になりますが、稽古が開始されるまでにやっておきたい役作りなどありますか。
櫻井 まずは体づくりから始めていこうと思っています。第三夜は春(2019年4月)での上演でしたが、今回は冬の真っただ中の2月上演ということで、寒さに負けず体を作っていきたいです。
――最後に公演を心待ちにしているファンの方へのメッセージをお願いします。
櫻井 こうしてシリーズとして続けられるのもファンの方のおかげでなので、恩返しができるように、さらに皆さんが興奮できるような作品をレベルアップしていきながら、作り上げていきたいと思いますので、これからも応援のほどよろしくお願いいたします！
吉原詩郎役の櫻井圭登さん
≪末原拓馬アンケート≫
――出演が決まった時の心境を教えてください。
末原 『艷漢』と言う作品に山田光路郎として最初に参加させていただいてから3年が経っているようなのですが（言われて驚きました）、3年もあれば、俺も俺の周りの環境も変わりました。それでも、変わらずにこの作品に身を捧げていいのか、それが果たして末原拓馬でいいのか、後悔しないで、ちゃんと誇りに思える時間の過ごし方をできるのか、これまで以上の努力ができるのか、自問自答をしました。そう言う悩みを経て、作品やチームに対するこれまでのとてつもない感謝の気持ちや、自分の覚悟、期待、諸々を胸に、お引き受けさせていただきました。
――ビジュアル撮影を終えての感想をお願いします。
楽しい撮影でした。撮影現場にいてくれるのは毎度おなじみのチームで、3年前の一番最初の撮影の時なんかは緊張気味にお会いしていましたが、今では俺はこの人たちを愛しているし、公演のたびに会えることを幸せだと感じています。これまでは光路郎の厳しさや強さを表現しないといけないと思っていましたが、今回は優しさや弱さを手がかりにしましたね。出来栄えがどうかはみなさんのご判断にお任せするしかありませんが、自分自身は、良い時間を過ごせました。
――これまで『艶漢』シリーズを観劇したことがある方と、初めて『艶漢』をご覧になる方への見どころをそれぞれお願いします。
末原 観劇したことのある方には、これまで以上に様々な色彩をお見せしたいです。現実の世界というものもそうだと思うのですが、『艶漢』の物語には様々な側面があって、見方によってぜんぜん見え方が変わる万華鏡というか、玉虫色の様子があります。どんな見方をしても本質が変わるわけではないけれど、美しい場面は、同時に醜くもあるし、強い者が、同時に弱くもある。その余白を皆様に委ねられるよう、山田光路郎とも物語とも、これまで以上に丁寧に向き合いたいと思っています。
初めてご覧になる方には、ただただ、楽しみに遊びにきていただければ幸いと思っています。どうか絶対に、これまでの作品を観ていないことを気負いにして欲しくはなくて、前作や原作、俳優なんか全く知らなくてもきっとお楽しみいただける2時間をお贈りできるように全身全霊をかけて作品をご準備します。この出会いが、どうかこれから先の長い出会いとなれるように心から願いながら、お会いできること、楽しみにしております。
――演じる役とここが似ている点という部分を教えてください。
末原 見た目はともかく性格についてですが、表面的なところは似ていません。末原拓馬は優柔不断だし、だらしないし、身の回りのことをきっちりとこなすことも苦手で、自分自身、ほとほと手を焼いていたりします。ですが、これは人に言われるなどして年々気づいて来たことなのですが、どうやら根本的なところは不思議なほど似ているのかもしれません。根本的な自分の理想に反するところはとことん譲らない頑固なところ（良いことに作用するばかりとは限りませんが）であるとか、一度仲間や友人と思った相手に関しては粘着質なほど固執してしまうところなどは、とても似ているように思います。まあ、俺は猫より犬ですが。
――コメントを伺っている時点では、まだ稽古前になりますが、稽古が開始されるまでにやっておきたい役作りなどありますか。
光路郎モードになると様々な価値観や物事への反応の仕方も変わってしまい他の仕事に支障をきたしたりするので、直前まであまり本格的に役作りはしないようにしているのも実のところです。同様にして、しっかりと光路郎モードにしておかないと台本を読んでもからっきし読み解けないし立ち方や動き方一つわからないと言うのも事実なので、そこそこに、肉体や思考の改造を始めておくつもりです。いつもは稽古初日までに全て頭に入れて置いてます。それを手がかりに日常を過ごすことで、友人とのやりとりや、様々な街の営みの中から役作りのヒントを見つけることができるので。
――最後に公演を心待ちにしているファンの方へのメッセージをお願いします。
末原 我々はみなさんの心に作用するための物語を全身全霊、誠意を込めてご用意しますが、楽しみ方、受け取り方、意味の付け方はみなさま次第。ご予約いただいたその日のことを思い浮かべながら毎日を過ごしていただけたらと思います。演劇に慣れている方もそうでない方もいるかも知れませんが、たった１ステージのことを大切すぎるくらいに大切なものだと思い込んでお会いできればと思っています。お会いできる日を、首を長くして心待ちしております。
山田光路郎役の末原拓馬さん
≪三上 俊アンケート≫
――出演が決まった時の心境を教えてください。
三上 浪漫活劇譚として四作目。自分の年齢や体力などを考えると、キャストをそのままに、ここまで続けることが出来るとは思っていなかったので感慨深いものがあります。こうなったら五夜・六夜と、シリーズが続く限り最後まで演じ切りたいと思います。
――ビジュアル撮影を終えての感想をお願いします。
三上 歌謡倶楽部を含めると六度目の撮影。
もう自分では感覚がマヒしてしまっていて、自分の身体のジャッジがどんどん厳しくなっているみたいで。現場で、前より仕上がっていると言われて調子に乗ったので、いい写真が撮れていると思います。
――これまで『艶漢』シリーズを観劇したことがある方と初めて『艶漢』をご覧になる方への見どころをそれぞれお願いします。
三上 これまで原作を大切に、その上で三上ならではの吉原安里を探して演じてきました。見つかった宝物は回を追うごとに増えています。今回もまた新しい安里ちゃんを期待していて下さい。
初めて観る方は、新しい扉ひらけちゃうかもしれません。
――演じる役とここが似ている点という部分を教えてください。
三上 割と寂しがり屋なところ。
あとどんな人間も大体好きになっちゃう。
――コメントを伺っている時点では、まだ稽古前になりますが、稽古が開始されるまでにやっておきたい役作りなどありますか。
三上 間も無く発売される新刊（※撮影当時、現在は発売中）をすぐに手に入れ、また一巻から読み返したいと思います。今回の話に直接関わりのないコマでも、使えるポーズとか表現したいコマが山ほどあるので、安里を深めるのと同時にそれを探したい。後は身体作りあるのみです。
――最後に公演を心待ちにしているファンの方へのメッセージをお願いします。
三上 浪漫活劇譚に関わる全ての人間が、表現することを望んでいた“水劇”がいよいよ描かれます。尚月地先生の美しい世界を、天才ほさかようさんが描く。味わったことの無い体験をしにいらして下さい。後悔はさせません。
吉原安里役の三上 俊さん
≪PART②へつづく≫
浪漫活劇譚『艶漢』第四夜は、3月1日まで上演。公演の詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。
Ⓒ尚 月地／新書館
Ⓒ尚 月地・新書館／幻灯署活劇支部
☆Information
浪漫活劇譚『艶漢』第四夜
日程：2020年2月16日(日)～3月1日(日)
会場：シアターサンモール
原作：尚月地『艶漢』／「ウィングス」連載中(株式会社 新書館)
脚本・演出：ほさかよう(空想組曲)
企画・制作：CLIE
出演：吉原詩郎役：櫻井圭登、山田光路郎役：末原拓馬、吉原安里役：三上 俊、
大太刀一平役：小沼将太、鏡湖役：岡田あがさ、虹海役：松島志歩、花魚役：青木志穏、
漁火役：芹沢尚哉、水稚役：坂下陽春、潮見役：加藤良輔
Performer：北村 海、坂本和基、大石 樹、森 陽菜
≪チケット情報≫
・プレミアム席：11,000円(税込) ※前方席/プレミアムシート特典付き
・一般席：6,900円(全席指定／税込)
◇チケットぴあ
http://w.pia.jp/t/adekan/
◇e+
https://eplus.jp/adekan/
◇Confetti
http://confettiweb.com/adekan4
0120-240-540
＊通話料無料(受付時間平日 10:00～18:00※オペレーター対応)
≪公式サイト≫
http://www.clie.asia/adekan/
≪公式Twitter≫
@clie_seisaku
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