小松準弥が語る、味方良介&神永圭佑との関係は?舞台『あずみ~戦国編~』出演記念・3日連続インタビュー特集②

  • 2020-1-28

今泉佑唯さんが四代目「あずみ」に挑戦する、舞台『あずみ~戦国編~』が2020年3月・東京、4月・大阪にて上演されます。

『あずみ~戦国編~』キービジュアル

『あずみ~戦国編~』キービジュアル

構成・演出を岡村俊一さんが手掛け、共演には瀬戸利樹さんら期待のキャストが集結する今作から、スマートボーイズでは最上美女丸役の小松準弥さんにインタビュー!
3日連続更新でお届けするインタビュー特集のPart.2では、役作りへの想いや、今作にて初共演する今泉佑唯さん&瀬戸利樹さんへの印象、そしてこれまでにも共演歴のある味方良介さん&神永圭佑さんとの関係を語っていただきました。

舞台『あずみ~戦国編~』にて、最上美女丸役を演じる小松準弥さん

舞台『あずみ~戦国編~』にて、最上美女丸役を演じる小松準弥さん

■Part.2 味方良介、神永圭佑と再び共演! キャストとの関係は?

――過去に出演した『アラタ~ALATA~』と『新・幕末純情伝 FAKE NEWS』、そして今回の『あずみ~戦国編~』と、岡村俊一さんが演出やプロデュースされている作品に抜擢されるごとに、寄せられる期待も感じているかと思います。これまでの作品の稽古や本番を通じて、印象に残っていることはありますか?

小松準弥(以下、小松) 台本やセリフは、まずは印刷された紙でもらいますよね。でもその瞬間から、平面ではなく立体で考える、と言われたことが特に印象に残っています。『新・幕末純情伝』では土方歳三役を演じましたが、この土方は特に言葉と気持ちが逆になっていて、分かりやすい例なら「好き」という気持ちが、「嫌い」という言葉で出てくる男なんです。それでも客席まで本音を伝えるためには、役の表面だけではなく、核の部分まで作られていないと表現できないな、と学んで……というか、今もまだ学んでいる最中なんですけど(笑)。

――そのままの意味だけではない、言葉の裏にある役柄の本質を見せる、と。

小松 今回の美女丸も、そういう核がある表現が求められる役だと思っていて。ただ斬るだけの男ではない、その中にあるものとか、僕が考えなきゃいけないことがいっぱいあるはずなんです。そういう風に、台本に描かれたものを平面ではなく、その奥行きまで立体的に作り上げるということは、特に岡村さんから学ばせていただいたことであり、今回もやっていかなくてはならないことだと思っています。

――稽古前から、小松さんには課題がたくさん見えているんですね。

小松 本当に! 僕にとって“今回の稽古場は戦いだな!”と思っています(笑)。まだ稽古場がどういう雰囲気になるか分かりませんが、若いキャストも多く、さらに信頼できる先輩もいて。その中で僕も戦って行かなきゃいけないんですが、今はとにかく楽しみですね。

exif_temp_image_6

――今回共演する皆さんには、どんな印象をお持ちですか? 同年代のキャストには、『新・幕末純情伝』で共演した飛猿役の味方良介さんなどもいらっしゃいますが。

小松 まず、味方さんはとにかくパワフルですよね! 『新・幕末純情伝』では坂本龍馬役を演じていらっしゃいましたが、「多くは語らねえ、芝居で喧嘩だ」というスタイルというか。「芝居で戦おう、そして積み上げていこう」という姿を見せてくださって、すごく刺激を受けましたし、今回もそういう関係になれたらと思っています。

――ほかにも、以前からよくご存知の方はいらっしゃいますか?

小松 豊臣秀頼役の神永圭佑とは4年前に一度共演したことがあって、それからもちょくちょく会う関係ですね。僕たちの出演時期は重なっていないんですが、『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』という作品でも同じユニットに所属するキャラクターを演じていた縁もあって、話す機会が多かったんです。そこで「また一緒にお芝居したいね」ということも話していたので、前に共演した時とは違う姿を、お互いに見せられるんじゃないかなと思って楽しみにしています。

――主演・あずみ役の今泉佑唯さんと、うきは役の瀬戸利樹さんとは初共演ですか?

小松 初めましてです! 一方的には、僕はお二方とももちろん以前から知っていましたし、瀬戸さんにはプレ稽古で一度お会いしました。それぞれ経験してきたものも違いますし、僕も学ばせていただけることがたくさんあると思っているので、早くたくさんお話して、もっと近づきたいですね。

――小松さんは、初共演の方にもあまり人見知りをされないタイプですよね。

小松 そうですね、僕は結構自分から話しにいきます。稽古場の雰囲気にもよりますけど(笑)。

――そんな人懐っこい小松さんですが、今作で演じる最上美女丸との共通点はあるのでしょうか?

小松 今はまだ、共通点は何も見つけられないですね(笑)。役に入り込むきっかけやスイッチになるものって、その役への共感だと思うんです。でも美女丸に関しては、共感はできないけど、理解をすることはできる、という近づき方なのかなと。そしてその感覚を、僕の中にあるものに置き換えて実感する。その作業ができるようになれば、美女丸という役柄にも入り込めると思うんですが……。

――物語の時代設定や人斬りという面からも、小松さんとはかけ離れた存在ですよね。

小松 でも探していけば、似た部分はどこかには必ずあると思うんです。“人を斬るのが快感”という側面だけで捉えると僕には全く理解できないけれど、彼が人を斬らずにいられない気持ちは、例えば僕が音楽を大好きで、音楽を聴かずにはいられない気持ちと、事柄は違っても同じなのかもしれない、とか。それが正解かは分からないですけど、そういうふうに同じ感覚を持てる部分を探していきたいなと思っています。

exif_temp_image_11

――小松さんが新たに作り出す、美女丸の姿を楽しみにしています! 小松さん自身からも、特にファンの皆さんに期待してほしい部分はありますか?

小松 僕個人としては、早乙女友貴さんが演じた役を再び演じるという運命とともに、その姿が「本当にスゴイ殺陣なんですよ、皆さん!」ということをお伝えしたいです!(笑) それを僕が演じるというのは、僕にとっても本当に大きいことですし、それだけの大迫力の殺陣を、まずは楽しみにしていただきたいです。

――ファンの皆さんにも、並々ならぬ意気込みが伝わっていると思います。

小松 作品自体も、最初から最後まで大きな熱を持っている物語なので、その中で問い掛けられる「正しさとは何か」「愛とは何か」ということや、あずみの純粋さや、「斬りたくないけど斬らなくてはならない」という葛藤は、皆さんの心にも何か響くものを残すはず。そんなあずみの姿をより際立たせるためにも、対比となる美女丸の姿は強く意識していたいです。
「とにかく絶対に後悔させませんし、絶対に観てもらいたいので来てください!!!」って、太字で書いてください!(笑)。

exif_temp_image

(Part.3へ続く)

明日更新の特集最終回・Part.3では、小松さんが2019年の活躍を振り返り&2020年の目標を語ったほか、ファンの皆さんへの嬉しいメッセージも。最後まで要チェックです!

『あずみ~戦国編~』は、東京公演が2020年3月14日(土)~3月29日(日)までBunkamura シアターコクーンにて、続いて大阪公演が2020年4月4日(土)~4月5日(日)までCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて上演されます。
チケット一般発売は2020年1月26日(日)より開始予定、ほか公演に関する最新情報は下記のInformationより公式サイトをご確認ください。


☆Information

【公演概要】
■「あずみ~戦国編~」
公演日程:
東京・Bunkamura シアターコクーン 2020年3月14日(土)~3月29日(日)
大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール 2020年4月4日(土)~4月5日(日)

原作:小山ゆう(「あずみ」小学館刊)
構成・演出:岡村俊一

出演:今泉佑唯 / 瀬戸利樹 / 味方良介 神永圭佑 小松準弥 / 吉田智則 / 久保田創 河合健太郎 富岡晃一郎(友情出演) 松本有樹純 濱田和馬 久道成光(劇団4ドル50セント) 桑畑亨成(イケ家!) 藤栄史哉 宮川康裕 大岩剣也 尾形歩南 / 山本亨 / 有森也実

チケット一般発売:2020年1月26日(日)
チケット料金:
東京:S席 10,500円 A席 8,500円 コクーンシート 5,500円(全席指定・税込)
※コクーンシートは特にご覧になりにくいお席です。ご了承の上ご購入ください。
大阪:全席指定 10,500円(税込)

お問い合わせ:Mitt 03-6265-3201(平日12:00~17:00)
大阪公演:キョードーインフォメーション0570-200-888(10:00~18:00)
協力:小学館
企画制作:アール・ユー・ピー
主催:エイベックス・AY・ファクトリー/サンライズプロモーション大阪(大阪公演)

≪公式サイト≫
http://rup.co.jp/azumi_sengoku_2020.html

【ものがたり】
時に慶長五年、関ヶ原……。合戦の傷跡も生々しいこの地に、赤子の泣き声が響き渡っていた。生きる術を持たぬその子を拾い上げたのは、「枝打ち」という密命を負った小畑月斎。
そして十年後、月斎の育て上げたあずみ、うきはは、仲間と共に豊臣恩顧の大名を次々と暗殺してゆく。
加藤清正の重臣井上勘兵衛、またその忍びの頭・飛猿はいち早く味方の大名を狙う刺客の存在に気が付く。
大坂城では、味方の大名を次々に暗殺され淀の方が怒り狂っていた。
これから家康と天下をかけて戦おうというこの時に、総大将たる豊臣秀頼は、戦いにまったく興味を示そうとしない。
天下を再び手中に収めるには、なんとしてもあずみを討ち取らなくてはならない。
刺客には刺客を……。あずみを斬るために勘兵衛は、人を斬ることだけが生き甲斐という一人の手練れ最上美女丸を呼び寄せる。
なぜ、オレは人を斬らなければいけないのか……。
初めて感じた、人を斬るということへの恐怖。
己に課せられた過酷な運命に翻弄されながらも、次々と人を斬っていくあずみ。
数々の出会いと死別……。そしてついに始まる戦。そのとき、あずみの選んだ道は……?
あずみが己の使命の果てに見いだしたものとは……?

【登場人物】
あずみ:幼き頃より刺客として育った美しい少女。
うきは:あずみと運命を共にし、あずみを見守り続ける。
豊臣秀頼:太閤秀吉の遺児。敵の刺客とは知らずあずみを好きに。
月斎:あずみたちに剣を教えた爺。
ひゅうが:あずみの仲間。
あまぎ:あずみの仲間。
加藤清正:勘兵衛の主君。あずみにより暗殺される。
飛猿:勘兵衛に仕える忍び。
淀の方:秀吉の側室で、秀頼の母。
美女丸:あずみたちをねらう性別不詳の美しい刺客。
井上勘兵衛:加藤清正の側近。あずみとは因縁深い間柄に。

【小松準弥さん 次回出演情報】
■劇団4ドル50セント×柿喰う客 『学芸会レーベル』『アセリ教育』
日程:2020年1月30日(木)~2月9日(日)
会場:DDD青山クロスシアター

好評を博したオムニバス公演を経て今度は柿喰う客とのコラボが実現!
さらにゲスト俳優を加えて狂瀾怒濤の公演が年明け早々幕を開ける…!?

作・演出:中屋敷法仁

出演:
『学芸会レーベル』
福島雪菜 前田悠雅 岡田帆乃佳 仲美海 田代明
牧田哲也 加藤ひろたか 淺場万矢 とよだ恭兵 村松洸希 永田紗茅
小松準弥 広川碧 平田裕一郎

『アセリ教育』
福島雪菜 前田悠雅 岡田帆乃佳 湯川玲菜 隅田杏花 立野沙紀
牧田哲也 加藤ひろたか 齋藤明里 永田紗茅
小松準弥 広川碧 平田裕一郎

チケット:
ローソンチケット、チケットぴあにて一般発売中
一般 7,000円(全席指定・税込)
タニマチ 9,000円(最前列・特典付・税込) ※ローソンチケットのみ取扱い

≪公演公式サイト≫
https://www.4dollars50cents.com/

■ほか小松準弥さんの最新情報はこちらへ
≪多和田任益×小松準弥 公式サイト≫
https://gv-actors.com/
≪小松準弥 公式Twitter≫
https://twitter.com/junya_komatsu

関連商品

  • GCSB-034
    スマボMovie第10弾『regret~放課後の罠~』

関連Movie

関連記事

前の記事
次の記事

@sumabojp

ページ上部へ戻る