池袋に新たにオープンした東京建物 Brillia HALLにて1月20日より幕を開ける『デスノート THE MUSICAL』のプレスコール＆囲み取材が、初日公演に先駆け、公演前日の19日に行われました。

大人気マンガ『DEATH NOTE』(集英社ジャンプ・コミックス／原作：大場つぐみさん 作画：小畑健さん)を原作とする本作は、2015年にミュージカル化されて以降、熱狂的なファンを生み出し、世界中の観客が楽しめる第一級のエンターテインメント作品に。
そして2020年、キャストを一新し、夜神 月(やがみ らいと)役の村井良大(むらいりょうた)さん・甲斐翔真(かい しょうま)さんや、L役の髙橋 颯(たかはし ふう)さんなど、次世代を担う若手俳優を主演に起用し、今後20年、30年と長く愛され続ける作品へと進化を続けます。

スマートボーイズでは、初日公演前日の19日に行われたプレスコールの様子と囲み取材の模様をお届けします！
※プレスコールではダブルキャストで夜神 月を演じる村井さんと甲斐さんが、シーンによって演じ分けています。

【プレスコールショット】

【囲み取材】
プレスコール後に開かれた囲み取材には、村井さん、甲斐さん、髙橋さん、吉柳咲良さんの４名のキャストが登壇。意気込みや見どころ、稽古場の様子についてたくさん語っていただきました。

初日を翌日に控えた心境について、村井さんは「このときをワクワクしながら待っていたので、今から楽しみです！」とニッコリ。今回が初のミュージカルとなる甲斐さんも「稽古が始まったばかりの頃は、まさか自分が本番をすごく楽しみに思えると思ってなくて。こんなに楽しみにしてる自分にビックリしてます」と、稽古当初の不安は消えた模様です。同じく初ミュージカル初挑戦の髙橋さんは、「稽古始めのときは何もできなくて、たくさんの先輩方やスタッフさんにお世話になってここまで成長することができました。なので精一杯、初日にぶつけたいと思います」と熱い意気込みを語り、吉柳さんは「稽古を重ねていろんなことを吸収して、自分に自信が持てるようになってきたので、みなさんと一緒で今は楽しみだなという気持ちです」と、全員が「楽しみ」と口をそろえました。

『デスノート』の見どころといえば、月とエルの心理戦ですが……「舞台化して生の人間が演じることにより、より『デスノート』の本質的なところを見ることができたり、キャラクターの中で渦巻く感情を空気を通して直接感じられる」と甲斐さん。「心理戦のバチバチやヒリヒリした感じが曲に表れているので、楽曲にも注目してほしいです」と、オーケストラの贅沢な生演奏についても触れました。「心理戦はなかなかの白熱ぶり」と語る髙橋さんは、「月とエルは直接言葉を交えず、心の奥での戦いを繰り広げてるので、相手に聞こえない言葉で、独り言で戦いをしてるような感じです。それをお互いが感じ取ってやってるので、緊迫した部分を見せられるかと思います」と説明。

さらに初めてミュージカル作品に挑む甲斐さんは、「稽古って何!?」という状況からのスタート。髙橋さんとともに2ヶ月弱の稽古に奮闘したそう。そんな甲斐さんに、髙橋さんは「僕が言うのもヘンですけど、翔真の成長ぶりがすごいです。芝居の面で助けられました。自分の内側で表現したいものがあっても、客観的に見ると実はそうは見えてないという部分も2人で研究したり……。お世話になっていました！」と感謝。すると、村井さんは「エルは月にお世話になってました(笑)」と、劇中の月とエルとは真逆に関係性に思わず笑みがこぼれます。そんな村井さんは22歳のフレッシュな甲斐さんに対して、「勉強になることばかりでした」と話し、「僕は31歳なんですけど、ブレザー(制服)大丈夫かなって……」と不安を漏らすと、すかさず「大丈夫ですよ！」と髙橋さんがフォロー！
一方、甲斐さんから見た村井さんは「稽古の時点でやっぱちがうなと。頭で考えてちゃんと体現できる方で、ちゃんと組み立ててお芝居されていると感じていて。今の僕には絶対できないので、すごく勉強になりました。めちゃくちゃ相談してました。これどういう意味なんですかね、とか」と、ダブルキャスト同士、協力し合っていたようです。

また、リューク役の横田栄司さんとの共演にも触れ、甲斐さんが「横田塾という名のもとで、舞台に立つこと、話すことについて学んで、台本を一緒に読み合わせしてもらったりしてました」と明かします。同じく塾生の髙橋さんも「みっちり、一からやったよね」と、横田さんのモノマネをしながら読み合わせの様子を説明。その手厚い指導に、村井さんは「うらやましい！」と、入門したいと言わんばかりに声を上げていました。

稽古場での様子について、髙橋さんは「僕は役を演じるために、普段から演じる役柄に入ってないとできないっていう欠点があるので、稽古場でも引きこもりがちでした(笑)」と切ないエピソードを披露。村井さんも「そう。ずっとエルなんですよ！」と証言する中、「未だに悩んでて。みんなが楽しく通し前や本番前に話しててもエルのまま。でも、笑顔のエルって嫌じゃないですか(笑)」と、エルから抜け出せない髙橋さんの苦悩は続きそうです(笑)。

最後に公演への意気込みを、吉柳さんが「今までやってきた役とは正反対の役なので、何度も壁にぶつかりましたけど、それを乗り越えられたと思っています。正解のない正義をみなさんで楽しんでいただけると嬉しいです」、甲斐さんが「最後のリュークの言葉に「何も残らない。何も意味がない」とあるんですよ。これだけ怒涛の人生を生きてきたのに何の意味もないのかっていう残酷さ。答えのないデスノートは、お客さんに考えて感じてもらう作品なので、僕らがいかにいろんな引き出しを開けられるかにかかってると思います。ぜひ劇場にお越しください」と、深いテーマに触れながら語ります。そして村井さんは「この作品に携われたことが本当に幸せです。最後まで怪我なきように頑張ります！」と、キリッとした表情で決意。そんな中、髙橋さんは「僕は一幕の半ばでエルの椅子に座っていて、横に本物のイチゴが置いてあるんですよ。それを本番中に食べるのが楽しみ！」と、密かな楽しみを暴露！ キャスト陣から大きな笑いが起き、朗らかな雰囲気のまま、会見の幕は閉じました。

『デスノート THE MUSICAL』は、2月9日まで東京建物BrilliaHALLにて上演。公演の詳細はInformationより公式サイトをご確認ください。

☆Information

『デスノート THE MUSICAL』
【日程】2020年1月20日(月)～2月9日(日)
【会場】東京建物Brillia HALL

演出：栗山民也
脚本：アイヴァン・メンチェル
音楽：フランク・ワイルドホーン
歌詞：ジャック・マーフィー

原作：集英社ジャンプ・コミックス『DEATH NOTE』(原作 大場つぐみ　作画 小畑健)

出演：
村井良大　甲斐翔真　髙橋颯　吉柳咲良　西田ひらり　パク・ヘナ　横田栄司　今井清隆　ほか

【チケット】S席13,500円　A席9,000円　B席6,000円(全席指定・税込)

《公式サイト》
https://horipro-stage.jp/stage/deathnote2020/

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