- 2020-1-10
TVアニメ化も決定している人気漫画を原作に描く、舞台「憂国のモリアーティ」が2020年1月10日に東京・EX THEATER ROPPONGIにて開幕を迎えました。
公開ゲネプロでの舞台写真とあわせて、キャストから荒牧慶彦さん、瀬戸祐介さん、糸川耀士郎さん、松井勇歩さん、北村 諒さんが登場した囲み取材での開幕コメントをお届けいたします。
竹内良輔さん(構成)と三好 輝さん(漫画)による原作の漫画「憂国のモリアーティ」は、「ジャンプSQ.」にて2016年9月号から連載中で、2019年5月には西森英行さんの脚本・演出によるミュージカル版も上演された注目作品。コナン・ドイル「シャーロック・ホームズ」シリーズにおけるホームズの最大の敵・モリアーティ教授を主人公とし、階級制度に縛られた大英帝国の闇と、変革の物語を描きます。
脚本・演出を西田大輔さんが手掛ける舞台版では、主人公のウィリアム・ジェームズ・モリアーティ役を荒牧慶彦さんがつとめ、兄のアルバート・ジェームズ・モリアーティ役には瀬戸祐介さん、弟のルイス・ジェームズ・モリアーティ役には糸川耀士郎さんが登場。
ほか共演には、セバスチャン・モラン役に君沢ユウキさん、フレッド・ポーロック役に設楽銀河さん、ジョン・H・ワトソン役に松井勇歩さん、ミス・ハドソン役に野本ほたるさん、アイリーン・アドラー役に立道梨緒奈さん、マイクロフト・ホームズ役に早乙女じょうじさん、そしてシャーロック・ホームズ役に北村 諒さんと、多くの2.5次元舞台で活躍する豪華キャストが集結しています。
【ゲネプロショット】
【イントロダクション】
時は19世紀末、大英帝国最盛期
パクス・ブリタニカのロンドン――。
古くから根付く完全階級制度により、上流階級の人間達に支配されている「大英帝国」。
生まれ落ちた時から一生涯の身分が決まるこの社会制度は、必然的に人間同士の差別を生んだ。
そんな中、階級制度による悪を取り除き、理想の国を作ろうとする青年がいた。
これはジェームズ・モリアーティ、
或いはシャーロック・ホームズの敵の話――。
ゲネプロ直前に行われた囲み取材では、キャストを代表して5名が衣装姿で登場。まずは開幕に向けて、それぞれ意気込みを語ります。
最初にウィリアム・ジェームズ・モリアーティ役の荒牧さんから、「この『憂国のモリアーティ』は、先にミュージカル版が大盛況となり、アニメ化も発表され、続いて舞台版も上演されるという、これから大変に盛り上がっていく作品だと思います。内容もすごく面白いですし、僕自身もこの『憂国のモリアーティ』がどのように進化していくのか、見守っていきたいと思います」と、作品の勢いについてコメント。
さらに荒牧さんは、「まずはこの舞台『憂国のモリアーティ』を、まだ作品を知らない皆様にも向けて、“本当に素晴らしい作品だぞ”という僕らの想いも込めてお届けいたします。視覚的にも、内面的にも、すごくハラハラドキドキする内容となっておりますので、たくさんたくさん楽しんでいただけたら」と、熱意たっぷりに意気込みを語ります。
続いてアルバート・ジェームズ・モリアーティ役の瀬戸さんは、「この作品は、人間の価値観の深層に迫る作品だなと思っています。この一ヶ月間の稽古では、演出の西田さんがすごく作品のことを理解していたので、僕も西田さんについていくことがこの作品の成功への一番の近道だなと感じられました。細かいところまで作り込んできましたので、ぜひその世界観を楽しんでください」と演出に信頼を寄せつつ、「僕たち兄弟チームとシャーロックチームでは空気感が全く違うので、その2つの空気が交じりあう時の緊張感を楽しんでいただけたら」と、見どころも挙げてくれます。
そしてルイス・ジェームズ・モリアーティ役の糸川さんは、「出演のお話しをいただいた時から、ここにいらっしゃる皆さんのお名前も拝見して、一緒に『憂国のモリアーティ』という舞台を作れることを楽しみにしていました」と話し、「ミュージカル版が先に上演されているので、“この舞台版では、何をお客様に届けるのか”というのは僕も稽古前から悩んだ部分でしたが、場当たりを終えて、舞台にしかない魅力がたくさん詰まった作品になっているなと思いました。初日の幕が開くのが楽しみです!」と自信の表情を見せました。
するとジョン・H・ワトソン役の松井さんも、「場当たりをしながら、演劇の良さが存分に詰まった作品になったなと感じました」とコメント。さらに「どちらかといえば暗いシーンがメインで、事件性も多い作品ですが、僕の演じるワトソンはその中でも一番くらいに明るいキャラクター。そのワトソンの存在意義を、しっかりと舞台上で皆様にお届けできれば」と、自身が演じるキャラクターの活躍にも注目と語ります。
そしてシャーロック・ホームズ役の北村さんは、「演出が西田大輔さんいうことで、稽古前から一番ワクワクしたのは、人間味のある芝居になるだろうな、ということ。実際に稽古を重ねていく中で、『憂国のモリアーティ』という作品の中の登場人物たちが、より人間味を増したり、逆に人間味を失ったりしている姿がハッキリと描かれているなと思いました。モリアーティ兄弟たちとホームズたちのコントラストを、ぜひ見どころにしてください」と、キャラクターたちの奥行きのある姿を見どころに挙げてくれました。
続く質疑応答では、モリアーティ兄弟チームの荒牧さん・瀬戸さん・糸川さんと、探偵チームの北村さん・松井さんについて、“それぞれのチームの稽古場での仲は?”という質問が。すると荒牧さんは「兄弟チームでは、だんだん耀士郎がイジられキャラになっています(笑)」と明かし、糸川さんも「僕に振れば、誰でも笑いが取れるんです」と答えますが、すかさず瀬戸さんからは「それはないだろ!」と厳しいツッコミが(笑)。
対する探偵チームも“どちらがイジられ役?”と聞かれると、北村さんが「そりゃあ、ワトソン(松井さん)でしょう!(笑)」と即答。頷く松井さんの姿からも、こちらもコンビネーションの良さが覗えます。
囲み取材の最後には、今作の舞台版ならではの魅力を聞かれた荒牧さんが「ミュージカル版と、どちらも舞台作品ではあるので、どっちが“これぞ!”というものではないと思うんですが……」と前置きをしながら、「舞台版では役者の演技に加えて、パネルを使用した演出や、照明や音楽の力を使って、舞台すべてが一体となって『憂国のモリアーティ』という物語を作っているところが魅力だと思います!」と答えてくれました。
舞台「憂国のモリアーティ」は、東京公演が2020年1月10日(金)~19日(日)までEX THEATER ROPPONGIにて上演中、続いて大阪公演が1月31日(金)~2月2日(日)まで梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演されます。チケット情報ほか、公演に関する詳細は下記のInformationより公式サイトをご確認ください。
(C)竹内良輔・三好 輝/集英社 (C)舞台「憂国のモリアーティ」製作委員会
☆Information
■舞台「憂国のモリアーティ」
【公演日程/会場】
東京公演:2020年1月10日(金)~1月19日(日) EX THEATER ROPPONGI
大阪公演:2020年1月31日(金)~2月2日(日) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
【キャスト】
ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ:荒牧慶彦
アルバート・ジェームズ・モリアーティ:瀬戸祐介
ルイス・ジェームズ・モリアーティ:糸川耀士郎
セバスチャン・モラン:君沢ユウキ
フレッド・ポーロック:設楽銀河
ジョン・H・ワトソン:松井勇歩
ミス・ハドソン:野本ほたる
アイリーン・アドラー:立道梨緒奈
マイクロフト・ホームズ:早乙女じょうじ
シャーロック・ホームズ:北村 諒
レニー・ダブリン男爵:佐久間祐人
マグワイア大佐:塚本拓弥
スザンナ:芳賀恵子
ダドリー・ベイル:瑛
ベンジャミン・バートン:一内 侑
ルシアン・アトウッド:石井寛人
テイト・パーシヴァル:本間健大
チャールズ・バスカヴィル:早川勇平
Dancer:市川絵美/黒沢茉莉衣/佐藤侑愛/脇坂舞美
【スタッフ】
原作:構成/竹内良輔 漫画/三好 輝
脚本・演出:西田大輔
主催:舞台「憂国のモリアーティ」製作委員会
後援:テレビ朝日
お問い合わせ:インフォメーションダイヤル 03-5793-8878 (平日13:00~18:00)
≪公式サイト≫
http://officeendless.com/sp/moriarty-st/
≪公式twitter≫
@moriarty_stage
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