劇団スタジオライフ新作『天守物語』とBUCK-TICKの今井寿がテーマ曲でコラボ

  • 2012-5-1

都内にて劇団スタジオライフの新作『天守物語』の公演記念イベント&製作発表が開催された。
同劇団は2010年に創立25周年を迎え、記念公演を数々実施。その新たな一歩として、十数年にわたり上演してこなかった“和テイスト”の記念作品として本作の上演が決定。

美術・衣装に昨年から劇団のビジュアルプランで参加してる日本を代表するイラストレーター・宇野亞喜良、テーマ曲には宇野氏がアルバムジャケットのイラストを書き下ろしたことから親交があり、今年デビュー25周年を迎えたロックバンドBUCK-TICKの今井寿が担当。今井氏が舞台音楽を手がけるのは初のことで、演劇業界だけでなく、音楽業界でも話題となっている。

左より、松本慎也、荒木健太朗、及川健、岩崎大

脚本・演出家の倉田淳は「宇野さんの自由な発想、今井さんのアグレッシブで繊細な音楽の力を借りて、スタジオライフらしい、わかりやすく楽しい、鏡花の魂が伝わる作品にしたい」とコメント。すでに制作に取り掛かっているという今井氏は「楽しんで入り込んでいます。いま形になっているのは2つ、3つです」と語り、宇野氏も「(衣装を)8人くらい描きはじめまして、演出家の意見をいただいてからイメージを膨らませていきたい」とコメント、独特な世界観をすでに共有している2人だけに期待したい。
また道化的で不思議なユーモアがあるステージングから、当初は今井氏を役者として出演依頼をしていたとか。次の機会にはと熱いオファーを受けていた。

BUCK-TICK・今井寿

続いて行われた出演俳優による制作発表では、富姫役の及川健と岩崎大、姫川図書之助役の荒木健太朗と松本慎也が登壇。
以前、亀姫役で外部出演経験のある及川は「富姫を演じさせていただくということで、亀姫からすごい出世で、緊張と喜びを味わっております。これから富姫を探して行くのが楽しみです!」と笑顔で喜びを語った。

ダブルキャストで上演される『天守物語』は、個性的な役者と衣装、音楽が混ざり合う異色の饗宴として期待が集まる。

★Information

スタジオライフ公演
『天守物語』
演出・上演台本:倉田淳
作:泉鏡花
出演:(「Quartz」と「Jade」のWキャストとなります)
富姫/Quartz・及川健、Jade・岩崎大
姫川図書之助/Quartz・荒木健太朗、Jade・松本慎也
林勇輔 曽世海司 青木隆敏 牧島進一 関戸博一 緒方和也 神野明人 原田洋二郎 織田和晃 鈴木智久 倉本徹 山崎康一 石飛幸治 藤原啓児 河内喜一朗ほか
▼東京公演:6/9(土)~6/24(日)全24公演
場所:新宿 紀伊國屋ホール
▼大阪公演:6/30(土)~7/1(日)全2公演
場所:大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
チケット:前売・当日¥5,800、あぢさゐ祭¥5,300

公式サイト
http://www.studio-life.com/stage/tenshu2012/

★関連商品

前の記事
次の記事

@sumabojp

ページ上部へ戻る