- 2019-12-26
劇団「少年社中」の代表作の一つとして挙げられる舞台「モマの火星探検記」が、2020年1月7日から東京・池袋のサンシャイン劇場を皮切りに、全国4都市にて上演されます。
本作の脚色・演出は、劇団「少年社中」主宰の毛利亘宏さんで、原作は宇宙飛行士の毛利衛氏が書いた児童文学「モマの火星探検記」。
宇宙へ2度行った毛利衛氏ならではの生命観、地球観、宇宙観から、人類史上初めて火星に到達した主人公『モマ』が少年時代の自分に語りかけながら火星での冒険を振り返る物語。
原作のストーリーと少年社中が過去に上演した仲間とロケット作りをする少女『ユーリ』が宇宙を夢見る物語「ハイレゾ」をミックスし、新たな物語として2012年に初演、2017年7月に再演を行い、今回が3度目の上演。
井俣太良さんをはじめとする少年社中劇団員11人に加え、矢崎広さん、生駒里奈さん、諸星翔希さん、松村龍之介さん、山崎大輝さん、伊藤昌弘さん、鎌苅健太さん、赤澤燈さん、鈴木勝吾さん、小須田康人さんらといった豪華キャストが出演します。
スマートボーイズでは、今作に出演するキャストの中から5名にそれぞれSPインタビュー! 5日連続で各キャストをご紹介します。
SPパート④は、「テレスコープ」役の鈴木勝吾さんです。
――よろしくお願いします。2017年の再演からの続投となりましたが、まずはオファーをもらった時の第一印象はいかがでしたか。
鈴木 オファーを受けるかどうか、めちゃくちゃ迷ったんですけど、テレスコープ役であれば、もう一回やらせていただきたいとお話しをしまして、今回もテレスコープ役で出演することが決まりました。
――もう一度テレスコープを演じたいと思った動機は何でしたか?
鈴木 すごく好きな作品であり、すごく好きな役だったのでやってみようという、非常にシンプルな理由ですね。
――2017年の公演を振り返っての思い出などはありますか。
鈴木 どういうロボットにするか、感情はどういう風に表現するかということを毛利さんと相談して、作り上げたという印象があって、いい意味で大変だった作品でした。
――鈴木さんと言えば、2016年の「パラノイア☆サーカス」から「モマの火星探検記」「ピカレスク★セブン」「トゥーランドット」「天守物語」と年に1回のペースで出演されているほど、少年社中の公演には欠かせない存在になりましたね。
鈴木 有難いことです。
――この約5年間で、「少年社中」という劇団に変化を感じたりしましたか?
鈴木 劇団の雰囲気はほとんど変わらないですね。ただ劇団員との距離感は変わってきたなという感覚はあります。
――今回の共演者を見ると、馴染みのある方から初めましての方もいて、バラエティ豊かな面々ですが、初共演となるのはどなたになりますか。
鈴木 諸星さんと山崎さんと伊藤さん、あとはWキャストの子役ですね。
――初めましての方と共演するというのも刺激になるのではないですか。
鈴木 もちろん、そうなったら嬉しいですね。このインタビューの段階ではまだ稽古前ですけど、これから一緒に作品を作るので、楽しかったらいいなという期待はあります。
――赤澤さんと松村さんとは11月の「PSY・S」に続いての共演ですね。
鈴木 燈とは盟友的なところがあって、龍とは「PSY・S」が初共演で、モマが2作目の共演になりますが、2人とも良い俳優さんですね。出番的には絡みのシーンは多くはないと思いますが、今回も楽しみです。
――少年社中の大きな特徴の一つと言えば、「ビジュアル」だと思いますが、今回のビジュアル撮影はいかがでしたか。
鈴木 今回も楽しかったですよ。「ポスタービジュアル」を見ると、本当に綺麗で美しいですよね。逆に公演情報の文字が邪魔で、QRコードを乗せて「公演情報はここで」という感じにすればいいのに(苦笑)。本番では、再演とは違う衣装になると話を聞いているので、ものすごく楽しみですし、衣装の素晴らしさに甘んじず頑張っていきたいです。
――再演をご覧になった方もいれば、今回が初めてという方もいて、それぞれ見どころも変わるのではと思いますが、その点いかがでしょうか。
鈴木 初めてご覧になる方は、この作品がすごくギュッとして余分なことがない本なので、完成度の高い作品を(矢崎)広くんというオールマイティで完成度の高い役者さんが演じているところを見て欲しいです。それと、すごく美しいお話でファンタジー要素と現実要素のバランスがいいので、ぜひ劇場で見に来て欲しいです。再演をご覧になったことがある方は、生駒里奈という女優が成長しているところを見て欲しいですね。今回が4度目の共演になりますが、彼女が成長しているところを見てきていますし、再びユーリという役と向き合う彼女をいろいろな方に見てもらいたいなと、“兄心”としては思いますね(笑)。
――この物語では、モマの周りで不思議な出来事が起こる…というあらすじにちなんで、鈴木さんがこれまで体験した“不思議な現象”を一つ教えていただけますか。
鈴木 いただいた役や作品が毎回自分にとってタイムリーなことが10年続いたなって思っていて、稽古して台本を読んでいるうちに「今の自分が思っていることに当てはまっているよなぁ」ということを毎回感じています。それは不思議な役者人生だなって思います。そういう話を役者同士と話さないので、自分以外にもそう感じる役者がいるかどうかわかりませんが、自分を見つめ直す機会が毎回あって、それはとても有難いことですね。
――きっとこういう巡り合わせはまだまだ続きそうですね。
鈴木 そうですね。関係者や役者仲間と会う度に「毎回顔が違うね」と言ってもらえるんですけど、それだけ“鈴木勝吾”という人間が右往左往して迷っているんだなって(苦笑)。役と出会うというのは自分探しの旅でもあると思うので、この仕事をしていて良かったと思いますね。
――この掲載が年末ということで、2019年を振り返ってどんな一年でしたか?
鈴木 今年は30歳と芸能生活10周年という意味で、スケジュール的にも挑戦続きではありました。その中でもやりたい人とやりたいことを全部やることが出来て、充実した一年でしたね。7月に「PANDORA」という舞台に主演でやらせていただきましたが、この役者陣はどこも揃わないだろうというドリームキャストで、西田大輔さんから「おまえ主演でやるわ」と言われて、しかも海賊の話でメッチャやりたいのに、スケジュールがなかなか調整できなくて。でもその時に兄貴と慕う萩野崇さんが「やりたいならやったほうがいいよ。忙しいだろうけど出来るから!」って言ってくれたりして、結果的には忘れられない作品になりました。
その後、「天守物語」では久々の弟キャラの役で新鮮でしたし、「絶唱サロメ」では松岡充さんやシルビア・クラブさんといった新しい素敵な出会いもありましたし、「PSY・S」では、真っすぐお芝居をするということを思い出させるキャストと出会えました。
「ちょっと今から仕事をやめてくる」では深作さんから演劇にまつわる大切な言葉をいただいたり、「憂国のモリアーティ」では、2.5次元作品と呼ばせない覚悟でキャスト全員臨んでいましたし、「トゥーランドット」や「PHANTOM WORDS」も含めて豊作な一年だなって感じますね。
それと共にファンの方にすごく感謝する一年でもありました。2月の10周年ファンイベントではたくさんの方が来てくれて、本当にいい年になりました。来年はフレッシュな気持ちでまた挑戦していきたいです。スミマセン、長々と話しちゃいまして(苦笑)。
――いえいえ、鈴木さんの気持ちが凄く伝わるお話でした。では最後に公演を楽しみにしているファンの方へメッセージをお願いします。
鈴木 再びモマとユーリを演じる矢崎さんと生駒さんの2人の成長でもあるし、出会いの物語なので、きっとキャストが変われば話の色も変わってくると思っています。映画は映画館で観るのが一番面白いように、舞台は劇場で観るのが一番面白いです。劇場に足を運ぶことがどれだけ大変なのかわかっていますが、どれだけいいものか…というのもわかっています。まだ一度も舞台を観ていない方が生で「モマの火星探検記」を見ると、周りの世界感がガラリと変わるはずなので、舞台に来て観る一つ目の作品にしてくれたら嬉しいです。
<introduction>
宇宙をめぐる2つのストーリーが交差し絡み合い
「宇宙とは何か?」を解き明かしていく。
<あらすじ>
《モマの物語》
宇宙飛行士のモマは、父との約束を果たすために人類初の火星探検に挑む。
「人間はどこからきたのか、なんのために生きているのか」
火星に向かう旅の中でモマはその意味を考え続けていた。
そんなある日、モマの前に「幽霊」が現れる。
驚きながらも奇妙な出来事を受け入れる中で、
モマは少しずつ人間が生きる意味について考えていくのであった…。
《ユーリの物語》
北の国に住む少女ユーリの父親は宇宙飛行士だった。
彼女が生まれる前に人類初の火星探検に旅立ち、帰らぬ人となったという。
ユーリは行方不明となった父親にメッセージを送ろうと、
仲間と小型ロケットを作り始める。
やがて、失敗を繰り返すユーリの前に一人の「幽霊」が現れる。
幽霊はユーリに問いかける。
「宇宙の境界線はどこにあると思う?」
その姿にどこか懐かしさを感じたユーリは、幽霊との対話を繰り返しながら、
仲間たちと小型ロケットを完成させる。
果たして、時空を超え、モマとユーリの思いは交錯するのか――。
舞台「モマの火星探検記」は1月20日まで東京公演が行われ、2月1日より岡崎市民会館あおいホールにて愛知公演、2月7日よりサンケイホールブリーゼにて大阪公演、2月15日より福岡市民会館にて福岡公演がそれぞれ上演。詳細は下記のInformationから公式サイトをご確認ください。
※ヘアメイク=林美由紀、スタイリスト=小田優士
☆Information
少年社中・東映プロデュース 「モマの火星探検記」
原作:毛利衛「モマの火星探検記」(講談社刊)
脚色・演出:毛利亘宏(少年社中)
会場・日程:
【東京】サンシャイン劇場(東京都豊島区東池袋3-1-4 サンシャインシティ 文化会館4F)
2020年1月7日(火)~ 20日(月) 20公演
【愛知】岡崎市民会館あおいホール(愛知県岡崎市六供町出崎15−1)
2020年2月1日(土)・2日(日) 4公演
【大阪】サンケイホールブリーゼ(大阪府大阪市北区梅田2丁目4−9 ブリーゼタワー7F)
2020年2月7日(金)~2月11日(火・祝) 8公演
【福岡】福岡市民会館(福岡県福岡市中央区天神5丁目1−23)
2020年2月15日(土)・16日(日) 3公演
出演:
井俣太良 大竹えり 田邉幸太郎 堀池直毅 廿浦裕介 加藤良子
長谷川太郎 杉山未央 内山智絵 竹内尚文 川本裕之
矢崎広 / 生駒里奈
諸星翔希 松村龍之介 山崎大輝 伊藤昌弘 田村颯大/永島叶和(Wキャスト)
鎌苅健太 赤澤燈 鈴木勝吾 / 小須田康人
≪チケット取り扱いプレイガイド≫
【全国4都市共通】
e+ (イープラス) http://eplus.jp/shachu-moma/
ファミリーマート店内端末「Famiポート」(直接購入可能)
ローチケ https://l-tike.com/shachu-moma/(Lコード:31439)
ローソン、ミニストップ店内端末「Loppi」(直接購入可能)(24時間受付)
チケットぴあ https://w.pia.jp/t/shachu-moma/ (Pコード:497-729)
セブンイレブン、全国のチケットぴあ店舗での直接購入が可能。
(ファミリーマートはWEB購入分の支払い・チケット引換が可能)
≪公式サイト≫
http://www.shachu.com/moma2020/
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