赤澤燈「『少年社中』という僕が大好きな場所を見てもらえるチャンス!」舞台『モマの火星探検記』1/7開幕直前SP【5日連続インタビュー①】

  • 2019-12-23

劇団「少年社中」の代表作の一つとして挙げられる舞台「モマの火星探検記」が2020年1月7日から東京・池袋のサンシャイン劇場を皮切りに、全国4都市にて上演されます。

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本作の脚色・演出は、劇団「少年社中」主宰の毛利亘宏さんで、原作は宇宙飛行士の毛利衛氏が書いた児童文学「モマの火星探検記」。
宇宙へ2度行った毛利衛氏ならではの生命観、地球観、宇宙観から、人類史上初めて火星に到達した主人公『モマ』が少年時代の自分に語りかけながら火星での冒険を振り返る物語。
原作のストーリーと少年社中が過去に上演した仲間とロケット作りをする少女『ユーリ』が宇宙を夢見る物語「ハイレゾ」をミックスし、新たな物語として2012年に初演、2017年7月に再演を行い、今回が3度目の上演。

井俣太良さんをはじめとする少年社中劇団員11人に加え、矢崎広さん、生駒里奈さん、諸星翔希さん、松村龍之介さん、山崎大輝さん、伊藤昌弘さん、鎌苅健太さん、赤澤燈さん、鈴木勝吾さん、小須田康人さんらといった豪華キャストが出演します。

スマートボーイズでは、今作に出演するキャストの中から5名にそれぞれSPインタビュー! 5日連続で各キャストをご紹介します。

SPパート①は、「ハカセ」役の赤澤燈さんです。

「ハカセ」役の赤澤燈さん

「ハカセ」役の赤澤燈さん

――よろしくお願いします。少年社中公演の出演はちょうど一年前の「トゥーランドット」になりますね。その時にもインタビューをさせていただいて、念願叶ったとおっしゃいましたが、出演しての感想はいかがでしたか。

赤澤 初めて社中さんの現場に入って、パワーが凄いなっていうのが第一印象です。井俣さんを筆頭にみんな色の違う演劇パワーを客席にぶつけている方たちがいっぱいいて、「トゥーランドット」の作品的にも劇団員の話だったので、「演劇が好き」「演劇を届けたい」という思いが一緒だったのか、自然とナチュラルに入っていけて、劇団員の方からも、社中一回目とは思えない浸透率がいいと言って下さったのは嬉しかったですね。ファンの方からいただいた手紙に「演劇を浴びた」という表現で書いてくださったりしてあって、社中さんの演劇パワーを一緒になって浴びせることが出来てました。

――2019年のスタートが少年社中さんで、2020年のスタートも少年社中さんということになりますね。

赤澤 2019年は「トゥーランドット」で気持ちのいいスタートを切ることが出来て、より自分の演劇観が見えてきた一年だったと思えて……。これも社中さんのおかげでもあるので、こうして2020年一発目が社中さんで、来年もいい年になるんだろうなっていう感じです。

――「モマの火星探検記」の出演オファーが来た時の第一印象はいかがでしたか?

赤澤 「トゥーランドット」の稽古場に過去の社中さんの公演DVDがあって、何本かお借りした中の一本が「モマの火星探検記」でした。とても好きで素敵な作品だなって思っていたので、オファーの話を聞いた瞬間は「よっしゃ!!」って感じでした。僕が演じるハカセという役は、前回、劇団員の山川ありそさんが演じられて、今回はありそさんは残念ながら出演されませんが、実は「トゥーランドット」の稽古中に、「燈にやってもらいたいんだよね」って突然話しかけられました。きっとありそさんは、来年「モマの火星探検記」をやることも、自分が出られないことも知っていたんだろうと思うんです。もちろん僕は社中さんの次回作のこともまったく知らされていなかったので、本当に運命的ですね。ビックリしました。

――ありそさんが演じるハカセをDVDでご覧になって、どのような感想を持たれましたか?

赤澤 ありそさんは声もいいですし、個性的で動きも独特な演じ方をする役者さんだと思っているんですが、同じ役だけど全く別物にできるんじゃないかなって思っていて。キャストも一部変わりますし、せっかく再演するなら前回とまったく同じことをやったのではおもしろくないと、皆さんも思っていらっしゃるでしょうから、また一から作れたらいいんじゃないかなと思います。

――社中さんの大きな特徴の一つと言えば、「ビジュアル」だと思いますが、今回のビジュアル撮影はいかがでしたか。

赤澤 今回はシルクハットを被せてもらいましたが、今年は「ハット運」が凄いなって思ったんです。

――「ハット運」?

赤澤 MANKAI STAGE『A3!』で三好一成を演じる時もずっとハットを被っていますし、11月の舞台「PSY・S」でアルセーヌ・ルパン役で出演した時もシルクハットを被っていました。で、『モマ』のビジュアル撮影でもシルクハットを被ることとなって、本当に「ハット運」が充実した一年でした(笑)。今回は宇宙をイメージしているビジュアルだったので、撮影はすごく楽しかったです。

――共演者の話を伺いたいと思うんですが、意外にも矢崎広さんとは初共演なんですよね。

赤澤 “共演出来そうで出来なかった方ナンバーワン”が広くんで、僕の同世代でもある鈴木勝吾くんや松田凌くんや宮崎秋人くんらがずっと広くんのことを話しをするんですよ。みんなに慕われている広くんは素敵な方なんだろうなって思って、初めてお会いした時もお兄さんのように包んでくれる感じの雰囲気のある方で、お芝居も素敵ですし、やっと共演出来るんだなって実感しています。松村龍之介くんもプライベートで何度もご飯を食べる仲ですけど、舞台「PSY・S」が初共演だったり、今年は念願叶うことがたくさん起きました。

――山崎大輝さんとは久々の共演ですね。

赤澤 彼はメチャメチャ変わっているんです(笑)。個性的なところが社中の現場にどうマッチングしていくのか楽しみです。きっと新たな風を巻き起こしてくれると思います。勝吾くんはすっかり社中さんのレギュラーですからね(笑)。でも勝吾くんがいるのは安心します。諸星くんとは初共演になるんですが、彼が所属するユニット「7ORDER project」の萩谷慧悟くんが「PSY・S」で共演していることもあって、本番を見に来てくれてご挨拶したりして、いろいろとご縁があって楽しみです。

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――このインタビューの掲載が年末ということで、2019年を振り返ってどんな一年でしたか?

赤澤 毎年、一年過ぎるのが早いなって思うんですが、今年は濃かったなというイメージがあって、「トゥーランドット」からまだ一年経ってないんだというのが本音です。「トゥーランドット」から始まって、舞台「PSY・S」まで、いろいろなタイプの演劇をやったなという感じで、谷口賢志さんとも初めて共演出来たし、今までずっと知っていたけど共演したことがなかった人たちとよく会えた一年でした。来年3月で30代に突入しますが、爽やかな時間を過ごすことが出来て、MANKAI STAGE『A3!』では、役者同士で意見をぶつけて、それがまたいい形になって強くなっていく流れが、ミュージカル「テニスの王子様」の時を思い出させてフレッシュな感じを味わえたと思えば、「SLANG」のような見る人によってどう感じるかわからない演劇もしました。20代最後の年でもあり初舞台から今年で10年というものを一つの括りとして考えると、良いラストスパートを切っている気がして、今までやって来たことが身について出せるようになったように、経験が生きてきた一年だなと思うと同時に、「出来て当たり前」と周りから思われるプレッシャーを感じる一年でもありました。

――この物語では、モマの周りで不思議な出来事が起こる……というあらすじにちなんで、赤澤さんが体験したゾクッとした“不思議な現象”を一つ教えていただけますか。

赤澤 結論から言うと嘘な話しなんですが……(笑)、ミュージカル「テニスの王子様」の地方公演でホテルに泊まっていた時の話で、チームのメンバーと何人か同じ部屋で過ごした時に、ちょうどTVで心霊現象の番組を見ていたんです。僕は心霊系が苦手だったので、TVを見聞かないようにと、足をブラブラさせながら、ルームライトのスイッチを無意識に当てていたら、ライトをつける紐が足に引っかかって、“バタン”とこの部屋だけ停電になっちゃったんです。みんなが心霊番組を見ていたから「ヤバいヤバい」って速攻逃げて、フロントに連絡しました。その後ブレーカーを上げたら、部屋から煙が上がったんです。みんなは「心霊番組を見ていたから霊が来ちゃったんだよ」ってという話をしていたんですが、僕だけは「原因は僕じゃないのか?」と思いつつ、誰にも言えませんでした(苦笑)。

――ということは、このエピソードは初告白ということですね。

赤澤 そうですね。もしかしたら心霊番組のを見て霊を呼んじゃったかもしれないですし。でも比率で言うと「8:2」で僕が原因だと思います(笑)。

――最後に公演を楽しみにしているファンの方へ、2020年の抱負も含めてメッセージをお願いします。

赤澤 2020年は東京オリンピックが開催されるというある意味、日本にとって節目の年だと思うのですが、僕らがやっていることも、2020年は特別な年になるんじゃないかと思っています。オリンピックで多くの人が日本が来る中で、よりたくさんの人に見てもらえる機会が増えるんじゃないかと思っているので、そのチャンスを活かして、日本にこういう文化があるんだよと思ってもらえるように俳優の一人として頑張りたいと思っています。2020年のスタートが社中さんの公演というのも嬉しいですし、今まで観たことがない方や地方在住の方で観劇ができなかった方にも、「少年社中」という僕が大好きな場所を見てもらえるチャンスでもあるので、より多くの方に見てもらえるように頑張っていきたいと思います。

赤澤さんが演じる「ハカセ」のソロビジュアル

赤澤さんが演じる「ハカセ」のソロビジュアル

<introduction>
宇宙をめぐる2つのストーリーが交差し絡み合い
「宇宙とは何か?」を解き明かしていく。

<あらすじ>
《モマの物語》
宇宙飛行士のモマは、父との約束を果たすために人類初の火星探検に挑む。
「人間はどこからきたのか、なんのために生きているのか」
火星に向かう旅の中でモマはその意味を考え続けていた。
そんなある日、モマの前に「幽霊」が現れる。
驚きながらも奇妙な出来事を受け入れる中で、
モマは少しずつ人間が生きる意味について考えていくのであった…。

《ユーリの物語》
北の国に住む少女ユーリの父親は宇宙飛行士だった。
彼女が生まれる前に人類初の火星探検に旅立ち、帰らぬ人となったという。
ユーリは行方不明となった父親にメッセージを送ろうと、
仲間と小型ロケットを作り始める。
やがて、失敗を繰り返すユーリの前に一人の「幽霊」が現れる。
幽霊はユーリに問いかける。
「宇宙の境界線はどこにあると思う?」
その姿にどこか懐かしさを感じたユーリは、幽霊との対話を繰り返しながら、
仲間たちと小型ロケットを完成させる。

果たして、時空を超え、モマとユーリの思いは交錯するのか――。

舞台「モマの火星探検記」は1月20日まで東京公演が行われ、2月1日より岡崎市民会館あおいホールにて愛知公演、2月7日よりサンケイホールブリーゼにて大阪公演、2月15日より福岡市民会館にて福岡公演がそれぞれ上演。一般チケットは12月1日午前10時より発売。詳細は下記のInformationから公式サイトをご確認ください。

※ヘアメイク=林美由紀、スタイリスト=小田優士、衣装協力=Connecter Tokyo(03-6447-2894)

■松村龍之介 鎌苅健太 赤澤燈 出演動画はアプリで好評配信中↓■

☆Information

少年社中・東映プロデュース 「モマの火星探検記」

原作:毛利衛「モマの火星探検記」(講談社刊)
脚色・演出:毛利亘宏(少年社中)

会場・日程:
【東京】サンシャイン劇場(東京都豊島区東池袋3-1-4 サンシャインシティ 文化会館4F)
2020年1月7日(火)~ 20日(月) 20公演
【愛知】岡崎市民会館あおいホール(愛知県岡崎市六供町出崎15−1)
2020年2月1日(土)・2日(日) 4公演
【大阪】サンケイホールブリーゼ(大阪府大阪市北区梅田2丁目4−9 ブリーゼタワー7F)
2020年2月7日(金)~2月11日(火・祝) 8公演
【福岡】福岡市民会館(福岡県福岡市中央区天神5丁目1−23)
2020年2月15日(土)・16日(日) 3公演

出演:
井俣太良 大竹えり 田邉幸太郎 堀池直毅 廿浦裕介 加藤良子
長谷川太郎 杉山未央 内山智絵 竹内尚文 川本裕之
矢崎広 / 生駒里奈
諸星翔希 松村龍之介 山崎大輝 伊藤昌弘 田村颯大/永島叶和(Wキャスト)
鎌苅健太 赤澤燈 鈴木勝吾 / 小須田康人

≪チケット取り扱いプレイガイド≫
【全国4都市共通】
e+ (イープラス) http://eplus.jp/shachu-moma/
ファミリーマート店内端末「Famiポート」(直接購入可能)

ローチケ https://l-tike.com/shachu-moma/(Lコード:31439)
ローソン、ミニストップ店内端末「Loppi」(直接購入可能)(24時間受付)

チケットぴあ https://w.pia.jp/t/shachu-moma/ (Pコード:497-729)
セブンイレブン、全国のチケットぴあ店舗での直接購入が可能。
(ファミリーマートはWEB購入分の支払い・チケット引換が可能)

≪公式サイト≫
http://www.shachu.com/moma2020/

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