- 2019-12-6
本格文學朗読演劇シリーズ「極上文學」第14弾となる、『桜の森の満開の下』~孤独~が、2019年12月7日(土)に東京・新宿FACEにていよいよ開幕を迎えます。
前日12月6日(金)には、劇場にて行われたフォトセッションへとキャスト20名が登場。その際の挨拶コメントとともに、場当たり稽古での梅津瑞樹さん、田渕法明さん、山本誠大さんの舞台写真をお届けいたします。
“読み師”であるメインキャストの周りを“具現師”が舞い、“語り師”が彩りを添える「極上文學」とは、原作者の様々な作品を織り交ぜて、日本文學の上質な世界観を立体的に表現する、ワンランク上のこだわりのスタイルが人気の演劇シリーズ。台本を持ったままに演じる朗読劇でありながらも、演劇的に動いて魅せる演出も行われ、キャストの組合せが公演ごとに変わるマルチキャスティング制によって、1公演ずつの変化も楽しめる作品となっています。
シリーズ開始より8年目を迎えての第14弾となる今作では、2011年の記念すべき第1弾で鈴木拡樹さんと唐橋 充さんが出演した坂口安吾の『桜の森の満開の下』を再び上演。極上文學シリーズでは唯一映像化がされておらず、伝説的な作品として再演が期待されていたこのタイトルが、『桜の森の満開の下』~孤独~となり新たなキャストによって舞台上へと紡がれていきます。
注目のキャストでは、≪読み師≫には「極上文學」シリーズ経験者である三上 俊さん、松本祐一さんをはじめ、荒木健太朗さん、梅津瑞樹さん、太田将熙さん、田口 涼さん、田渕法明さん、轟 大輝さん、宮城紘大さん、山本誠大さんが極上文學シリーズへと初出演! また、声だけで極上文學の世界を表現する≪語り師≫には、榊原優希さん、笹 翼さん、高坂知也さん、ランズベリー・アーサーさんの4名の声優が参加。『朗読』に徹する語り師が、読み師たちにどう絡み、どう作品を彩るのかにも注目です。
スマートボーイズでは、梅津瑞樹さんが鼓毒丸役、田渕法明さんがツミ夜姫役、山本誠大さんがミレン/アコガレ役にて参加した、場当たり稽古での舞台写真をお届けいたします。
※12月7日更新 ≪語り師≫ランズベリー・アーサーさんの写真を追加いたしました。
【開幕前日・場当たり稽古より】
【あらすじ】
旅人を襲うむごたらしい山賊・鼓毒丸(こどくまる)。ある日、山賊は都の女・ツミ夜姫と出逢う。これまで見たこともない艶やかさに夢中になるが、なんと女は山賊に、目の前で元の女房たちを殺せと迫った。その美しさはまるで桜の森の満開の下のように怖ろしく儚く妖艶で、鼓毒丸の心を翻弄し……
場当たりの前には、読み師・語り師・具現師のキャスト20名がフォトセッションへと登場。さらに読み師と語り師のキャストがそれぞれ、開幕への意気込みを聞かせてくれました。
【キャスト挨拶コメント】
・≪語り師≫ランズベリー・アーサーさん
今回は語り師ということで物語を紡いではいくんですが、本を書いているというような感覚もあったりするので、そこはほかの皆さんが演じている読み師ともリンクするところがあります。そういったところにも注目して楽しんでいただけたら嬉しいです。
・≪語り師≫榊原優希さん
この語り師という役は、物語を紡いでいく、物語を作り出す存在です。ご来場いただいた皆様にも、彼の紡ぐ物語をしっかり楽しんでいただけるように演じたいと思います。
・≪語り師≫笹 翼さん
坂口安吾さんが作り上げた『桜の森の満開の下』という世界観を、現代でも作り上げていきたいと思います。語り師という立ち位置ではございますが、お芝居の中での姿にも注目して観ていただけたらと思います。
・≪語り師≫高坂知也さん
すごく頭がいい役でして、ちょっと頭の良さが追い付かないんですけれども(笑)、自分なりに一生懸命、頭がいい人ならではの苦悩や、独特な世界観、ちょっと怖いけれども綺麗な雰囲気、そういったものを皆さんにお届けできたらと思います。
・≪読み師≫ミレン/アコガレ役の山本誠大さん
この作品はマルチキャスティングということで、役者によってアプローチの仕方が違います。その場で生まれる役者同士のコミュニケーションとか、毎公演違ってくると思いますので楽しみにしていてください。
・≪読み師≫ミレン/アコガレ役の松本祐一さん
僕にとっては極上文學での初の女性役ということで、色々と研究して舞台の上に挑もうと思っています。人が変われば同じ役でも違った見どころが出てくると思いますので、そこを楽しみに観劇してくださると嬉しいです。
・≪読み師≫ツミ夜姫役、ミレン/アコガレ役の田渕法明さん
マルチキャスティングということで、毎回組み合わせが違うことで劇場内でのセッションのような雰囲気になっております。本当に場がキュッと締まったり、はたまた和やかになったりだとか、お客様と一緒に感じながら出来上がっていく作品だと思います。一緒に作品を作り上げる感覚で、ご覧いただけたらと思います。
・≪読み師≫ツミ夜姫役の轟 大輝さん
今回、自分が座組で最年少ですので、先輩方の胸を借りるつもりでしっかりと楽しんでいけたらいいなと思います。よろしくお願いします!
・≪読み師≫ツミ夜姫役の田口 涼さん
女性役を演じることがこの頃多くなってきたんですが、最初に女性役を演じた時に、参考にさせていただいたのがミカシュンさん(三上 俊さん)でして。今回は同じ役をやらせていただけるということで、「ミカシュンさんより、はるかにヘボいな」と言われないように頑張りますのでよろしくお願いいたします(笑)。
・≪読み師≫ツミ夜姫役の三上 俊さん
文学作品ということで難しい印象もあるかと思いますが、今回は伝えることをテーマにみんなで作ってきましたので、お客様にも分かりやすく楽しんでいただけるんじゃないかと思います。
またマルチキャスティングということで、個人的な話なんですが……スタジオライフという劇団を退団して以来、その時の同期である荒木健太朗と、明日の初日公演で初めて共演するので本当に楽しみにしています。ぜひ、俺と荒木の回を観に来て下さい!(笑)
・≪読み師≫鼓毒丸役、ミレン/アコガレ役の梅津瑞樹さん
極上文學というのは、本格文學朗読演劇シリーズと銘打たれておりまして、本格文學というと皆さん難く捉えてしまうかもしれませんが、全然そんなことはなく。読むのが面倒くさいという方でも、観ていただけたらその世界の中に入り込めるというのが、この作品の最大の利点だなと思います。僕も小説が大好きで、この作品に携われることが本当に光栄なので、皆さんにもその現場を観に新宿までいらしていただけたら嬉しいです。
・≪読み師≫鼓毒丸役の太田将熙さん
初めに言いたいことは、「これは朗読劇ではないです」ということ。それくらい、台本は持っているんですがすごく動きますし、朗読なのに360度からステージを観られてしまう、一瞬も隙が作れないアツい作品です。坂口安吾の描いた文学作品が、キムラさんの演出、神楽澤さんの脚本によって本当に素敵な作品になっていると思いますので、それを僕らが体現する姿を観にきていただけたら嬉しいです。
・≪読み師≫鼓毒丸役の宮城紘大さん
僕は極上文學シリーズを観に行ったことがあり、その時からプレイヤーとして関わってみたいとすごく思っていました。今回その願いが届き、この作品に鼓毒丸役として参加することができて幸せですし、僕にしかできない鼓毒丸があると稽古を通して思いましたし、他の人もそうだと、皆さんの稽古を観ても思いました。どの回も、みんな違ってみんないいとお客様が思えるように、僕たちは全力で板の上で生きたいと思います。
ぜひ、三上さんと荒木さんの回だけではなく、宮城紘大の回も観に来てください!(笑)
・≪読み師≫鼓毒丸役の荒木健太朗さん
荒木の回だけに来てください(一同爆笑)。
極上文學シリーズは長くやられているということで、シリーズものではお客様はそれぞれに好きなものがあると思いますが、僕はシリーズでは「最新作が絶対にベストなんだ」という気持ちをもって今までやってきました。この作品でも、僕の鼓毒丸が一番面白いとは思うんですけど(笑)、みんながそれぞれその気持ちでいると思うので……実は今日が「はじめまして」のキャストもいる中で、このセッションを楽しんでいただければと思います。
以上、キャストコメントをご紹介いたしました。
本格文學朗読演劇シリーズ「極上文學」第14弾『桜の森の満開の下』~孤独~は、12月7日(土)~12月15日(日)まで東京・新宿FACEにて上演です。全14公演のキャストスケジュールほか、詳細は下記のInformationから公式サイトをチェックしてください。
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☆Information
■本格文學朗読演劇シリーズ「極上文學」第14弾『桜の森の満開の下』~孤独~
原作:坂口安吾
演出:キムラ真(ナイスコンプレックス)
脚本:神楽澤小虎(MAG.net)
音楽・演奏:橋本啓一
日程:2019年12月7日(土)~15日(日) 劇場:新宿FACE
出演:
≪読み師≫荒木健太朗、梅津瑞樹、太田将熙、田口 涼、田渕法明、轟 大輝、松本祐一、三上 俊、宮城紘大、山本誠大
≪具現師≫市川真也、今井 稜、萩原 悠、古見亮大、篠原麟太郎
≪語り師≫榊原優希、笹 翼、高坂 知也、ランズベリー・アーサー
≪公式サイト≫
https://www.gekijooo.net/14th-sakura-kodoku/
≪公式Twitter≫
@MAG_play
推奨ハッシュタグ:#極上文學