渡辺大輔&浜尾京介『僕たちの高原ホテル』SP①「歩と柳也は完全なる対比の役」

  • 2013-9-29

渡辺大輔さん&浜尾京介さんの“ゴールデンコンビ”が復活!映画『僕たちの高原ホテル』がシネマート新宿にて公開中です。その公開を記念してSPECIALインタビューPart.1をお届けします。

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――本日の完成披露試写会で、初めて作品を皆さんに披露できましたが、現在の心境は?

渡辺大輔 こうやって完成した作品を大勢の方々に観ていただけるのは、本当に幸せなこと。自分たちキャストはもちろん、スタッフの方たちも一丸となってハードなスケジュールの中を撮影したものなので、喜びもひとしおです。

浜尾京介 僕もすごく嬉しい気持ちでいっぱいです。今回の映画は観た後にとても心が温かくなるストーリーなので、ぜひたくさんの方に見ていただけたらと思っています。

――チラシには”ゴールデンコンビ復活!”と書いてありましたが、おふたりの共演はファンの皆さんも待ち望んでいたと思いますよ?

渡辺大輔さん

渡辺大輔さん

渡辺 あはは! ゴールデンコンビなのかな?(苦笑)

浜尾 この『僕たちの高原ホテル』は、監督をはじめスタッフの皆さまも『タクミくんシリーズ』から携わってきた方たちなので、そういう意味では”ゴールデンチーム復活”ですね! 現場に入ったら、「久しぶりなんだけど、久しぶりじゃない」みたいな、とてもホッとする雰囲気で、僕は非常にお仕事がやりやすかったです。

――改めて、本作で演じた役について教えていただけますか?

浜尾京介さん

浜尾京介さん

浜尾 僕が演じた相沢歩(あいざわ・あゆむ)は、幼いころに両親を亡くしておじいちゃんに育てられたのですが、そのおじいちゃんも亡くなってしまい、生きる意味を見失ってしまった青年です。
かつておじいちゃんが働いていた高原のホテルの清掃員として働いているのですが、そこに大ちゃんが演じる新任マネージャーの沢城柳也(さわしろ・りゅうや)がやってきたことから、人との関わりが生まれて”心のスペース”が出来て、少しずつ成長していって……。そんな微妙な気持ちの変化や、繊細な表情のお芝居がとても難しい役でした。

――歩のしぐさで、爪を噛んだり人と目を合わせないようにしていたのは、最初から台本にあったものですか? それとも撮影が進む中で作り上げて行ったものですか?

浜尾 歩のクセは全部自分で考えて作りました。例えばイライラしている時や「面倒くさいな」と思った時に、ほっぺを掻いたり頭を掻いたりするしぐさとか。
クランクインの時に、自分で考えたものを監督に見せて意見を聞こうと思っていたんですけど、ありがたいことに監督は何も言わずに好きなようにお芝居させて下さったんです。唯一言われたのは、「分かった」とか「ありがとう」とか言葉を発する時に、はっきり言わないって事ぐらいですね。

――そんな歩が変わるきっかけとなる、新任マネージャー・沢城柳也役を演じた渡辺さんは、役を演じるうえで気をつけた事は?

渡辺 僕の役とマオの役は、完璧な対比だと思っていたので、そのように役作りをしました。最初、マオがどういう感じで役を作って来るのか分からなかったので手探りではあったんですけど、現場で初めてマオが演じるシーンを見て「ああいうふうに作って来たんだ」と確認して、そこから広げて行った感じですね。

浜尾 僕はスケジュールの都合で大ちゃんより数日遅れて現場に合流したんです。なので、僕がいない中で歩の芝居を想定しながら演じるのは大変だったと思います。

渡辺 最初、歩のおじいちゃんの健三郎さんのもとで俺がホテルマンとして修業していた事を歩は知らないし、俺も歩が健三郎さんの孫だっていうのを知らない。それが周囲の人からのヒントで「もしかして、あいつ……」っていうのがつながった時に、新たな関係が生まれるというか……。 映画には描かれていないけど、柳也が海外でホテルマンとしての修行中に健三郎さんと口論になってしまい、興奮した健三郎さんが急性の心臓マヒで倒れて、目の前で息を引き取ってしまうんです。
そんなトラウマを抱えながらも「自分には何か出来る事が絶対あるはずだ」という思いで、かつて健三郎さんが働いていた高原のホテルにやって来たっていうストーリーがあることを監督から事前に聞いていたんですね。
先輩たちが大切に残してくれたもの、多くの人に親しまれ愛されているホテルを、おもてなしの心で後世に引き継ぎたいという柳也の思いや、それに共感して変わって行くホテルのスタッフたちの心の交流、大切な身内を亡くして心にポッカリ開いた歩が、人とのかかわりを通じて最後に笑顔を見せてくれる……本当に温かくて優しい愛にあふれた映画になったと思います。

(Part.2に続く)

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☆Infomation

『僕たちの高原ホテル』
2013年9月28日(土)よりシネマート新宿にて公開
監督・編集:横井健司
脚本:金杉弘子
主題歌:「I Believe」柳めぐみ(プロダクション PKP INC.)
出演:渡辺大輔 浜尾京介 和田琢磨 髙﨑俊吾 本田剛文/馬渕英俚可 諏訪太朗 小倉一郎 河原崎健三
◆メイキングDVD
「メイキング オブ 僕たちの高原ホテル『紳士のおもてなし』」
価格:\2,940(税込)
発売元:ポニーキャニオン
※詳細は公式サイトにて
http://boku-hotel.com/
(c)2013「僕たちの高原ホテル」製作委員会

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